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日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと

1 与えることの大切さ

 

朝倉千恵子先生のVoicyで紹介されていた書籍である、

本田晃一先生の「日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと」

という本を読みました。

 

 

 

この本では、日本のウォーレンバフェットと呼ばれた、

大富豪である竹田和平先生の生き方や名言を、竹田先生の側で、

本田先生が聞き取ったことを、竹田先生とのエピソードを交えながら、

ユーモアたっぷりに紹介してくれています。

 

 

人が豊かに幸せに生きていくためのヒントがたくさんみつかる名著です。

 

 

今回は、この本を読んで、私が気付いたことを3つ、ご紹介します。

 

 

1つ目は、理想の師匠に出会う5つのステップです。

 

 

①成功していない自分も好きになる

 

 

②自分を育ててくれた人との関係を少しでも改善していく

 

 

③師匠から教えを引き出すコツを知っておく

 

 

④学んだことは、すぐに周囲の人に伝える

 

 

⑤行動したあとに師匠は現れる

 

 

人生の師匠といえる人との出会いによって、

自分の人生が好転する経験を、私もしてきました。

 

 

そのような師匠と出会えるためのコツが上記の5つのステップです。

 

 

このうち、③と④のプロセスにおいて、

自分よりも成功している人に対して、

「どうやったら、あなたのような生き方ができるのでしょうか?」

と質問してみます。

 

 

熱心に聞く姿勢を見せると、成功している人は、

こころよくアドバイスをしてくれます。

 

 

そして、聞いて学び取ったことを仲間に語るのです。

 

 

このプロセスを通じて、本田先生は、師匠と出会い、

人生が豊かになったとおっしゃっています。

 

 

私は、④のプロセスが印象に残りました。

 

 

ついつい、人間は、よい情報を入手すると、

独り占めしたくなってしまいます。

 

 

そうではなくて、有益な情報を仲間に分け与えるのです。

 

 

 

よい情報を仲間と共有していくと、不思議と運が味方してくれるようです。

 

 

そう、与えるということは、豊かに生きるうえで、重要なカギになるのです。

 

 

私の周囲でも、相手にとって有益な情報を惜しみなく与えている人は、

豊かで幸せな人生をおくっているようにみえます。

 

 

この本を読み、自分から相手に与える実践をしていきます。

 

2 天とは何か

 

 

2点目は、天という存在のことです。

 

 

竹田先生は、本田先生に対して、「天が見とると教わったよね」、

「お天道様の下を愉快に笑いながら堂々と歩きたかっただけがね」

と話したようです。

 

 

竹田先生は、天というものに、見守られているので、悪いこと、

せこいことはしてはいけないと自分を戒めていたのだと思います。

 

 

この天が見ているという考え方は、自分が誤った行動を起こさないための、

行動指針になります。

 

 

 

天に唾を吐けば、自分にかかってくる、と理解すれば、

今するべき正しい行動をとることができます。

 

 

それでは、天とは何か。

 

 

竹田先生は、本田先生に対して、「天は自分を愛してくれている」、

「空でも宇宙でも神様でも世界でもなんでもええんだわ。とにかく自分を幸せにしてくれる存在だがね」とおっしゃったようです。

 

 

天とは、自分を愛して、幸せにしてくれる、

見えないが、確かに存在している不思議なものなのでしょうか。

 

 

この存在を信じる信じないは、人それぞれだと思いますが、

私は、この天という存在を信じている人間の一人です。

 

 

天に愛されていると信じていれば、不思議と、

肯定的な考え方に切り替えることができ、運気が磨かれている気がします。

 

 

天という存在を、日常意識しながら生活してみると、運がよくなる気がします。

 

3 自分は尊いと自覚する

 

 

3点目は、尊いことです。

 

 

本田先生は、竹田先生と共に過ごしていて、

「尊い」というキーワードがインパクトが大きかったとおっしゃっています。

 

 

仕事をしていると、理不尽な出来事に巻き込まれて、嫌になることがあります。

 

 

そんな時に、「自分も尊いとしたら?」と、自分に問いかけてみます。

 

 

すると、自分の仕事が人の役に立っている面に目がいき、

仕事に対する意欲が芽生えます。

 

 

私の場合、無料の法律相談の対応をしていると、

自分の大切な時間が削られて、損をした気持ちになることがあるのですが、

相談してこられた人の人生の役に立っていると考えれば、

自分の仕事の尊さを実感できて、心が豊かになります。

 

 

自分または、自分の仕事を尊いと自分で認識することは、

生きていく上で、大切なことだと思います。

 

 

このように、人生をよりよく生きるためのヒントが、

ユーモアたっぷりにわかりやすく記載されていますので、

多くの人に読んでもらいたい一冊です。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

夢と金

1 機能を売ることを見直す

 

 

西野亮廣先生の最新刊「夢と金」を読みました。

 

 

 

西野先生が、エンターテインメントの現場で実証してきた、

資金調達などの実践知を、とてもわかりやすく解説してくれています。

 

 

エンターテインメントの現場では、

お金が尽きると夢が尽きるという現実から、

日本人に対して、お金について学ぶ大切さを、熱く語ってくれています。

 

 

今回は、「夢と金」の本から、私がえた気づきを3点、紹介します。

 

 

1点目は、機能を売ることを見直す、です。

 

 

日本は、バブル崩壊後の長期間の不況において、

安い商品をたくさん売ることが正解であると思いこんでいたように考えられます。

 

 

新聞の折込チラシを見ていると、

他社より安いことをピーアールしている広告をよく目にします。

 

 

 

他方で、インターネットが急速に普及した現代は、

たくさん売ることが難しい時代になっています。

 

 

どの商品もサービスも、だいたい似たりよったりの性能であり、

ネットで検索すれば値段の比較も容易なので、

差別化がしにくいため、たくさん売ることが難しいのです。

 

 

必要な物は、すでに揃っているので、

「どうしてもこれが欲しい」と思う物が生まれにくい時代です。

 

 

西野先生は、このようなたくさん売れない時代に、

機能を売ってはいけないと、警鐘を鳴らしています。

 

 

ラーメン屋の例え話で説明すれば、日本のラーメン屋は、

だいたい美味しいです。

 

 

まずいラーメンを提供しているお店の方がめずらしく、

どのラーメン屋にいっても、消費者の合格ラインを超えているお店がほとんどです。

 

 

ここで、ラーメン屋が、味という機能を追求しても、

消費者には何も分からず、効果的ではないということです。

 

 

95点の味のラーメンを98点のラーメンにしても、

消費者には、違いがわからず、この3点を向上させることに、

時間とお金を投資することは非効率なのです。

 

 

しかし、職人気質な日本人は、

この3点という機能の向上に時間とお金を投資しています。

 

 

弁護士も、職人気質な職業なので、

ついつい機能の向上に時間とお金を投資してしまいます。

 

 

でも、クライアントからしてみたら、弁護士の能力の違いが、

わかることはほとんどないと思います。

 

 

当然、弁護士は、機能の向上のために努力をすべきなのですが、

クライアントから選ばれるためには、

機能の側面はそれほど重要視すべきではないと考えます。

 

 

それでは、機能以外の何を売ればいいのでしょうか。

 

 

2 顧客のファン化

 

 

それが2点目の、顧客のファン化です。

 

 

 

顧客とは、商品を買ってくれる人であり、

ファンとは、サービス提供者を応援するために商品を買ってくれる人です。

 

 

顧客は、機能を買いますが、ファンは、意味を買います。

 

 

ファンは、応援するために商品を買ってくれますので、

応援代を上乗せしてくれる余地があり、

値段を下げなくても、商品を買ってくれます。

 

 

商品の値段を上げても、ファンは、応援のためであれば、

商品に応援代を上乗せして、多目に支払ってくれます。

 

 

薄利多売の世界では、ファンが多ければ、

値下げ合戦に巻き込まれずに、適正な価格で、

ファンに買ってもらえて、利益を生み出せるのです。

 

 

では、ファンをどうやって創造するのでしょうか。

 

 

西野先生は、応援シロだと説明しています。

 

 

応援シロは、目的地-現在地です。

 

 

アイドルのファンという具体例でみてみると、

売れないアイドルという現在地から、

武道館ライブという目的地に至るプロセスに、

ファンは最も応援したくなるのが、よくわかります。

 

 

そして、西野先生は、目的地と現在地を常に晒し続けることを強調しています。

 

 

目的地と現在地について、情報発信をしていないと、

誰も、目的地と現在地がわからず、他人は、応援したいと思わないです。

 

 

情報発信をし続けて、ファンに、自分のありのままをみてもらい、

応援してもらうことが必要になります。

 

 

弁護士の場合、顧客からファンになってもらうために

どのような方法があるかを模索していきます。

 

 

3 20代で生まれた差は一生埋まらない

 

 

3点目が20代で生まれた差は一生埋まらない、です。

 

 

20代で勝った者同士が手を組むことで、

与えられるチャンス、使える人脈とお金に格差がついていき、

これが30代、40代と続いていくので、

20代で生まれた差は一生埋まらないのです。

 

 

 

人生の努力の量を、人生の時間軸で均等に配分するのではなく、

人生の前半戦に集中投下して、20代で勝つことが重要になります。

 

 

20代をダラダラ過ごすのではなく、

若くて体力があるので、がむしゃらに努力することが大事なのです。

 

 

残酷ですが、真実ですので、この人生の理を、

子供に伝えておく必要があると思いました。

 

 

こういった人生の理は、なんとなく感じているのですが、

書籍で言語化されているものに触れると、

確かにそのとおりと腑に落ちるものです。

 

 

そして、お金についても学び、

子供にお金のことを教育していくことの大切さがわかります。

 

 

親子でお金について学ぶのに、最適な1冊であり、

多くの人に読んでもらいたいので、紹介しました。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

人は話し方が9割

1 コミュニケーションの3大原則とは

 

 

永松茂久先生の大ベストセラー「人は話し方が9割」を読みました。

 

 

 

私は、ボイシーというアプリで、朝倉千恵子先生の放送を毎日聞いているところ、

朝倉先生が、永松先生の「君は誰と生きるか」という書籍をご紹介されており、

読んでみたところ、分かりやすい文章で、人生で大切なことを教えていただける

永松先生のファンになりました。

 

 

ちょうど、コミュニケーションの勉強に熱を入れていたタイミングでもあり、

永松先生の代表作である、「人は話し方が9割」を読んでみました。

 

 

この本も、とても分かりやすい文章で、

コミュニケーションにおける大切なことが網羅的に記載されており、

即実践できることばかりが挙げられているので、学び多き一冊です。

 

 

大ベストセラーになっている理由がよくわかります。

 

 

それでは、この本を読んで、私が得た気づきを3つ紹介します。

 

 

1つ目は、コミュニケーションの3大原則です。

 

 

 

①人は誰もが自分のことが一番大切であり、

自分に一番興味がある生き物である。

 

 

②本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、

自分のことをわかってほしいと熱望している。

 

 

③人は自分のことをわかってくれる人を好きになる。

 

 

確かに、そのとおりで、人は、

自分のことをわかってほしいと渇望して生きています。

 

 

そのため、人に好かれる話し方をするためには、

この3大原則を満たすことを意識すればいいのです。

 

 

すなわち、なるべく相手に多く話してもらい、

自分は、相手の話しを気持ちよく聞くのです。

 

 

そのための具体的なテクニックとして、「拡張話法」があります。

 

 

拡張話法とは、①感嘆→②反復→③共感→④称賛→⑤質問の順番で、

会話を膨らませていく手法です。

 

 

①感嘆とは、「へー♪」、「ほー!」、「えー!」、「うわー!」、「わー♡」、

「そーなんですかー」と、感嘆詞に感情をのせて話すことです。

 

 

②反復とは、相手が話したことを繰り返すことで、

相手は、次の話しをしやすくなります。

 

 

③共感とは、「わかります」、「大変でしたね」、「よかったですね」

などの相手の感情に寄り添う言葉がけをすることです。

 

 

④称賛とは、「すごい」、「さすが」といった相手を評価する言葉に、

感情をのせて話すことです。

 

 

⑤質問とは、「それで、それで」、「それからどうなったの」と聞くことで、

相手が話しを展開しやすくなります。

 

 

このような拡張話法で話すと、相手の話しが広がり、相手中心で会話が進み、

相手はたくさん話せたことに満足し、好意を抱いてくれるのです。

 

 

私は、意識して、拡張話法を活用していきます。

 

 

2 相手の名前を覚える

 

 

2つ目は、相手の名前を覚えるです。

 

 

初対面で名刺交換をした際に、相手の肩書に目が行きがちですが、

相手の名前を覚えると、好感度が上がります。

 

 

 

名刺をしまわずに、名刺を見ながら、相手の名前を呼び始めます。

 

 

そして、できる限り、相手の名前から会話を始めます。

 

 

人は誰もが自分を一番大切に思っているので、

大切な自分の名前を何度も呼ばれると、

相手に親近感を抱きやすいのです。

 

 

名前から会話を広げたり、名前を頻繁に呼ぶことで、

相手との距離を縮めることができます。

 

 

今後は、意識して、名前を呼んでいきます。

 

 

3 相手の役に立つことを考える

 

 

3つ目は、相手の役に立ちたいという気持ちで話すことです。

 

 

相手の役に立ちたいという気持ちで会話をすると、

相手は、話に耳を傾けてくれます。

 

 

相手の役に立ちたいと考えることで、

自分の話ではなく、相手の求めている話をすることができます。

 

 

そして、相手の役に立ちたいと考えることの究極は、

相手が「幸せでありますように」と祈りながら話すことです。

 

 

 

「幸せでありますように」と祈りながら話すと、

不思議なことに、相手に好意が伝わります。

 

 

「幸せでありますように」という祈りは、

コミュニケーションにおける究極のあり方だと思います。

 

 

人と話すときには、相手の役に立っているかを意識して、

「幸せでありますように」と祈ることを習慣にしていきます。

 

 

全ての人のコミュニケーションがよくなるノウハウが、

とてもわかりやすくまとまっている名著ですので、

ご紹介させていただきました。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

新時代の話す力

1 いろいろな角度から話す

 

 

私は、VOICYという音声メディアを毎日聞いています。

 

 

自分が尊敬しているパーソナリティの話していることから、

やる気や自分が必要な情報をいただいています。

 

 

音声はながら聞きができるのが最大の強みでして、

ランニング、通勤中の車の中、家事をしながら、

VOICYを楽しんでいます。

 

 

このVOICYという会社を創業した緒方憲太郎社長の新刊

「新時代の話す力」を読みましたので、私が気づいたことを3つ紹介します。

 

 

 

1点目は、聞き手にわかりやすく話すために、

いろいろな角度から話すということです。

 

 

伝えるのが上手な人は、「具体と抽象」、「実例と概念」、「例え話」をうまく、

会話に取り入れて話しています。

 

 

具体的なエピソードを話した後に、抽象的な概念にまとめてみたり、

相手がわかっていないと感じたら、例え話で説明してみたり。

 

 

話し手と聞き手は、別の人間なので、持っている知識と経験が異なっているため、

話し手は、自分よがりに話していたのでは、聞き手に伝わらないのです。

 

 

聞き手がわかっていないと感じたら、聞き手にも理解できる例え話をして、

理解を促すという配慮が必要になるわけです。

 

 

私は、弁護士をしているので、ついつい、

一般の方にはわかりにくい専門用語を使ってしまいがちです。

 

 

専門用語を使う場合には、この専門用語は、

こういう意味なのでよと、聞き手が知っている言葉に転換したり、

例えばこういうことなのですよと説明するようにしています。

 

 

日常会話の中でも、「具体と抽象」、「実例と概念」、「例え話」を意識して、

わかりやすい話しができるようにしていきます。

 

 

2 間を制する

 

 

2つ目は、間を制する者が話しを制するです。

 

 

一文と一文の間にしっかりと「間」を作ることで、

話し手の感情や大切にしているポイントが聞き手に伝わるようになります。

 

 

 

間は、聞き手が頭の中で言葉を生み出している時間です。

 

 

間をおくことで、聞き手は、これから大切なことが聞けるんだなと、

聞く準備をしてくれます。

 

 

間をおくことで、聞き手は、「私はどうかな?」と考えます。

 

 

このように、間は、強調したり、聞き手が自分と対話するために、

効果的に使用できます。

 

 

そう、間は聞き手へのプレゼントなのです。

 

 

私は、間をとることを意識していないため、

ついつい、急いで話しているように受け取られてしまいます。

 

 

今後は、日常会話で、間を取り入れることで、

聞き手に、自分の話しをより理解してもらえるようにしていきます。

 

 

具体的には、一文一文の間に、

聞き手があいづちをうてる「間」を意識的に作っていきます。

 

 

3 あいづちのバリエーションを持つ

 

 

3点目は、相手を受け入れるあいづちを繰り返すです。

 

 

この本には、話すことだけではなく、

聞くことについても重要なノウハウがたくさん記載されています。

 

 

その中で、最も印象に残ったのが、あいづちです。

 

 

 

相手に安心感を与えるうなずきやあいづちをするのです。

 

 

「なるほど」、「いいですね」といった、自分に話しが伝わっているという合図を、

相手の話しの合間に、テンポよくいれていくと、

話し手は、気持ちよく話しをすることができます。

 

 

逆に、あいづちがなければ、話し手は、

自分の話はつまらないのかなと不安になって、話しは盛り上がりません。

 

 

会話は、聞き手によってコントロールされていると言っても過言ではないのです。

 

 

この本では、あいづちのレパートリーをいくつか持っておくことが推奨されています。

 

 

適切な場面で、適切なあいづちを使えるようになるように、

自分の好きなレパートリーを5つくらい準備しておくといいようです。

 

 

今のところ、私は、「なるほど」、「そうなんですね」、

「素晴らしいですね」、「ほうほう」を多用しています。

 

 

もう少し、あいづちのレパートリーを増やせるように研究していきます。

 

 

これからの時代に必要なコミュニケーションのスキルを学べる良書ですので、

紹介させていただきました。

 

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

弁護士研修ノート

1 コミュニケーションの重要性

 

 

弁護士原知良先生の

「弁護士研修ノート~相談・受任・報酬請求・課題解決プログラム~」を読みました。

 

 

 

 

私は、弁護士1、2年目くらいの時期に、この本と出会い、

弁護士としての基礎を学びました。

 

 

その後、この本の改訂版ができ、初心にかえったつもりになって、

読んだところ、やはり弁護士にとって必要なことについて、再認識できました。

 

 

名著は、折に触れて読み直してみると、

新しい気付きを得られるので、素晴らしいです。

 

 

それでは、今回この本を読んで、私が得た気付きを3つご紹介します。

 

 

1つ目は、クライアントとのコミュニケーションの重要性です。

 

 

弁護士とクライアントとは、非対等であることを常に意識することが大切です。

 

 

弁護士の立場から見ていると、クライアントとは、同じ人として、

対等に思っていても、クライアントの立場から見るとそうではないのです。

 

 

クライアントの立場からみると、自分は、

法理問題でトラブルをかかえて不安を抱いている素人であるのに対して、

弁護士は、法律のプロで偉い人というように、

非対等な関係であると思っているのです。

 

 

このクライアントの立場からみた非対等な関係を理解しておかないと、

クライアントの感情を理解することができず、

クライアントと信頼関係を築くことが難しくなります。

 

 

この非対等な関係を意識して、クライアントに対して、

心配事を何でも話してもらえるような雰囲気作りをすることが大切です。

 

 

 

また、この非対等な関係を意識すれば、

自分がクライアントの立場であったら、

弁護士に何をしてもらいたいかと、クライアントのサイドから、

自分の判断や助言を考えると、クライアントの満足に繋げられます。

 

 

そして、この非対等な関係を意識した上で、

クライアントとのコミュニケーションの質と量を充実させることが大切です。

 

 

コミュニケーションの質とは、法律の素人であるクライアントに、

専門用語を使わずに、いかに分かりやすく伝えるかです。

 

 

一般の人には、法律用語はとてもわかりにくいので、

難しい言葉を使わずに、わかりやすく説明することが弁護士に求められます。

 

 

コミュニケーションの量とは、クライアントとの信頼関係を維持するために、

適時・適量・適切な情報交換と交流をすることです。

 

 

弁護士から事件の進捗状況について報告がない場合、

クライアントは不安になるので、適宜、

報告・連絡・相談することが重要になります。

 

 

さらに、クライアントの気持ちや感情・不安への対応・激励も重要になります。

 

 

2 弁護士報酬

 

 

2つ目は、弁護士報酬です。

 

 

弁護士は、目に見えない法的トラブルの解決というサービスを提供しているので、

なぜ、これだけの弁護士報酬がかかるのかについて、

クライアントに説明することが難しいことがよくあります。

 

 

事件を受任する際に、弁護士費用をいくらに設定するのかについて、

私は、よく悩みます。

 

 

そもそも、クライアントは、どのような時に、

弁護士の提供したサービスに価値を感じるのでしょうか。

 

 

 

1つは、事件解決を通じて、当初期待していた結果が実現できたときです。

 

 

700万円の請求が認められると予想していたところ、

800万円の判決がとれた場合、

プラス100万円の経済的な利益がクライアントにもたらされます。

 

 

もう1つは、結果が予想どおりにいかなかったとしても、

クライアントから、一所懸命に弁護士ががんばってくれたと言ってくれる事件処理ができたときです。

 

 

事件を通じて、人生への気付きや困難に立ち向かううえでのアドバイス、

お金やビジネスに関する考え方、トラブルの解決の仕方など、

弁護士としての人間的接触から得たものに感動・感謝して、

クライアントが付加価値を感じてくれます。

 

 

私は、最近、経済的利益も大切ですが、心理的利益に対しても、

クライアントが、弁護士のサービスに価値を見出しているような気がしています。

 

 

この心理的利益をクライアントに感じてもらうためには、

もらう報酬以上に仕事をするという日々の習慣の積み重ねが大切です。

 

 

もう1センチだけ、クライアントにプラスになる努力を、常に意識することです。

 

 

これをエクストラマイルといいます。

 

 

エクストラマイルを意識すると、自然に謙虚になり、

クライアントに丁寧に接することができます。

 

 

3 交渉のあり方

 

 

3つ目は、交渉のあり方です。

 

 

弁護士の仕事は常に交渉です。

 

 

弁護士は、相手方弁護士、裁判官、

ときにはクライアントとも交渉しています。

 

 

弁護士が行う交渉とは、

「法的権利・義務並びに経済的・心理的・社会的その他の利害を、

交換及び譲歩の手段を用いて、相互に、

いっそう望ましい法的関係を確立するという見地から、

現存する相違を調整するプロセス」をいいます。

 

 

 

そのため、法的権利義務の背後にある

相手方の経済的・心理的・社会的その他の利害を正確に把握するために、

相手方の話しをよく聞くことが大切です。

 

 

交渉相手は、人であるので、その人の価値観、感情、立場を理解して、

話し合いをしていくことが大切です。

 

 

交渉相手の話しをよく聞き、交渉相手の価値観、感情、立場が理解できれば、

合意可能な着地点を見いだせることがあります。

 

 

弁護士にとって大切にすべき価値観や、

迷ったときに立ち返る判断基準が記載されている名著です。

 

 

ぜひ多くの弁護士に読んでもらいたい1冊です。

 

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

殻を破れば生まれ変わるかもしれない

1 決める

 

 

アチーブメント株式会社の主席トレーナーである佐藤英郎先生の

「殻を破れば生まれ変わるかもしれない」という本を読みました。

 

 

 

私は、アチーブメント株式会社の「頂点への道講座」を受講しており、

今年の1月に、ダイナミックアドバイスコースを受講するのですが、

その講座の課題図書として、この本が指定されておりましたので、

年末年始のお休みの期間を利用して、読み終えることができました。

 

 

それでは、私がこの本を読んで得た気付きを3つ、ご紹介させていただきます。

 

 

1点目は、決めることの大切さです。

 

 

佐藤先生は、この著書において、「自分を後戻りできない状況に置くことで、

前に進むことを決めるのです」とおっしゃっています。

 

 

 

私には、決めることを後回しにして、物事を先延ばしにする癖があります。

 

 

今は忙しいから後からにしよう、

めんどうだからもう少したってからにしよう、

などと決めずに、優柔不断にしていることが割りと多い気がします。

 

 

おそらく、決めることによって、自分にかかる負荷が見えてしまい、

不安や恐れを抱いて、決めることを躊躇してしまうのだと思います。

 

 

しかし、この「頂点への道講座」を受講し、

新しいことに挑戦する際には、

誰にでも、不安や恐れが生じるのですが、

その「不安や恐れを小脇に抱えてやる」と決断して、

行動に移すことの大切さを学びました。

 

 

人間は、感情の生き物ですので、不安や恐れを完全に消し去ることはできません。

 

 

そうであれば、不安や恐れと上手に付き合う術を身につけるのが効果的です。

 

 

この「不安と恐れを小脇に抱えてやる」という言葉を口にすると、

不思議と勇気が湧いてきます。

 

 

2023年は、不安と恐れを小脇に抱えて、

決断して、実行する1年にしたいと思います。

 

 

2 腹を立てないと決める

 

 

2つ目は、腹を立てないと決める、です。

 

 

私は、最近、自分の子供が言うことを聞かないことに、

腹を立ててしまい、子供に怒ることがよくあります。

 

 

 

子供がふざけて、トラブルを起こすと、よく子供に怒鳴っています。

 

 

子供に怒鳴っても、子供に恐怖を与えるだけで、子供の成長によくないですし、

何よりも、怒鳴ってしまった自分に対して、嫌悪感を抱いてしまいます。

 

 

このような怒りの感情への対処法として、この本では、

「腹を立てないと決める」ことが紹介されていました。

 

 

腹が立つ出来事があった場合、怒りを表に出さずに、

「今話しをする目的は何か?」と考えるのがよいようです。

 

 

目的を考えると、怒りに任せて感情的になることが

効果的でないことがよく分かり、冷静になれます。

 

 

子育て真っ最中の私は、腹を立てないと決めて、子供と関わっていきます。

 

 

3 自分を見つめ直す時間を持つ

 

 

3つ目は、自分を見つめ直す時間を持つ、です。

 

 

この本の中で、佐藤先生は、1ヶ月に1度、

自分を見つめ直す時間を持つことがよいと紹介されています。

 

 

私は、弁護士の仕事をしながら、妻と協力しながら、家事をして、

子供2人を育てていますので、忙しく過ごしています。

 

 

忙しさにかまけていると、「あれ、このままでいいのかなぁ」

と自分が見えなくなることがあります。

 

 

佐藤先生は、1ヶ月に1度は、今自分が取り組んでいることや、

本当に自分がやりたいことなどを省みる時間を持つことをおすすめしています。

 

 

私が尊敬している弁護士の先生も、数ヶ月に一度ホテルに一人で宿泊して、

自分自身を見つめ直す時間をとっていると教えてくれたことを思い出しました。

 

 

誰にも邪魔されずに、自分だけの時間を持ち、

日常の現場から離れてみることか有益です。

 

 

私は、出張が多いので、出張の移動時間や、宿泊先のホテルにおいて、

一人になったときには、自分を見つめ直す時間に充ててみたいと思います。

 

 

自分の殻を破って、成長を目指す人におすすめの1冊ですので、

ご紹介させていただきました。

 

 

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

夫婦のトリセツ決定版

1 心理的安全性

 

 

黒川伊保子先生の最新刊「夫婦のトリセツ決定版」を読みました。

 

 

 

私は、妻との関係をよくしたいと思い、

黒川先生の「妻のトリセツ」を熟読し、実践していましたが、

人間は忘れる生き物でして、つい、妻にいらんことを言ってしまい、

けんかになります。

 

 

ちょうど、年末年始になり、妻と共に過ごす時間が長くなるので、

お互いに気持ちよく過ごすためにも、

「妻のトリセツ」の次の一手を知りたいと思い、早速読んでみました。

 

 

やはり、黒川先生の夫婦に関する著書は、素晴らしいです。

 

 

今回も、目からウロコの情報がてんこ盛りで、

日常の夫婦の会話に役立つことばかりが記載されています。

 

 

それでは、「夫婦のトリセツ決定版」を読んで、

私が得た気付きを3点、ご紹介します。

 

 

1つ目は、心理的安全性です。

 

 

この本の第1章の冒頭で、黒川先生は、いい夫婦とは、

心理的安全性が確保されている夫婦であると、断言されています。

 

 

心理的安全性とは、「思いついたことを言っても、

受け入れてもらえるという安心感のこと」をいいます。

 

 

そして、コミュニケーションにおける心理的安全性について、

次のように記載されています。

 

 

「自分の言ったことばが、おおむね、意図通りに相手に届く。

相手からは、共感・ねぎらい・賞賛・感謝のいずれかが、必ず返ってくる。

たとえ、提案が通らなくても、発言した気持ちをわかってくれ、

発言したという行為そのものは、ねぎらってくれることが約束されている」

 

 

 

確かに、自分の言ったことが相手に伝わり、

相手から、必ず承認されれば、人間関係はよくなります。

 

 

夫婦でも、親子でも、職場でも、

この心理的安全性が確保されることを意識すれば、

人間関係は円滑になり、無用な争いごとはなくなるのでしょう。

 

 

しかし、この心理的安全性ですが、夫婦では、もともと、

確保しにくいという特徴があります。

 

 

すなわち、人類の進化の過程で、男性は、獲物を狩るための脳に、

女性は、子供を産み育てるための脳に、それぞれ、設定された関係で、

夫婦のコミュニケーションは、すれ違いが多く、

互いに言っていることが伝わらず、心理的安全性が確保されにくいのです。

 

 

そのため、夫婦の脳の仕組みや、コミュニケーションについて学ばないと、

ただただ、夫婦の人間関係は、悪化の一途をたどることになります。

 

 

相手を愛するがゆえに、相手の言動が理解できず、

相手に絶望してしまう悲劇が起きてしまうのです。

 

 

とはいえ、この本に記載されているスキルを用いることで、

この悲劇を回避することができるのです。

 

 

2 共感の基本形

 

 

ということで、2点目は、共感の基本形です。

 

 

「妻のトリセツ」では、妻の話に共感することの大切さが記載されています。

 

 

「夫婦のトリセツ決定版」では、妻の話に共感する、

具体的なノウハウが記載されています。

 

 

 

共感の基本は、相手の話が、ポジティブであったときには、

「いいね」、「よかったね」で受け、相手の話が、ネガティブであったときには、

相手の使った形容詞(例えば、辛いや苦しい)を反復する、という簡単なものです。

 

 

相手の話に、にわかに共感できないときには、「そうか」、「そうなんだ」、

「そういうこともあるんだね」と「そ」で始まるうなずき語を返します。

 

 

相手の話に共感できる場合には、「わかる」をいいます。

 

 

「それは、辛いよね、わかる」という感じです。

 

 

相手を慰めたいときには、「大丈夫?」をいいます。

 

 

「それは辛いよね。大丈夫?」という感じです。

 

 

相手が失敗したときには、「私も○○すればよかったね」、

「私も、気づいてあげればよかった」といいます。

 

 

夫婦ですと、忘れ物をしたり、家事をミスしたりすることが日常茶飯事ですが、

失敗の原因をチクチク伝えても、相手はカチンとくるだけで、

状況が悪化するだけですので、このように、対処するのが効果的です。

 

 

そして、この共感は、かたちだけでもいいようです。

 

 

女性に対しては、かたちだけでも共感すれば、

反射的にストレスが解消できるようなのです。

 

 

このように、具体的な、「共感」のスキルを学んだので、

早速、妻との会話で意識して使ってみたところ、会話がスムーズになりました。

 

 

世の男性に、この「共感」のスキルを、ぜひ学んでもらいたいです。

 

 

3 食の話題に敏感になる

 

 

3点目は、こと食に関してノーアイデアでいるのは危ないということです。

 

 

私の家では、妻が食事を作り、私が後片付けをします。

 

 

 

私は、料理ができないので、料理を作ってくれる妻にとても感謝しています。

 

 

もっとも、料理について、妻から、「何食べたい?」と聞かれるのですが、

本音は、「なんでもいい」なので、「なんでもいいよ」と回答すると、

妻の機嫌が悪くなります。

 

 

そう、男たるもの、食にノーアイデアでいるのは、危ないのです。

 

 

妻から、「何食べたい?」と問われたら、

即座に、「オムライス」などと回答できるのが理想です。

 

 

そのため、普段から何を食べたいかについて、意識しておくことが大切ですね。

 

 

例えば、妻から、「麻婆豆腐でいい?」と聞かれたら、

「いいね」、「そうだね」で受けます。

 

 

受け入れないときは、その後に別提案をします。

 

 

「いいね、麻婆豆腐。でも、今日は餃子がいい」という感じです。

 

 

このように、相手の意見を、いったん、「いいね」で受け入れてから、

私は、~がいいと否定すると、相手は、気持ちよく動いてくれます。

 

 

まさに、人間フェイスブックみたいに、妻に「いいね」と伝えるのが、

夫婦円満の秘訣なのかもしれません。

 

 

料理を作ってくれる妻のために、食について、もっと意識を高く持ちます。

 

 

男女の脳の違いを知れば、異性に対して、優しくなれます。

 

 

男女の脳の違いを知らないと、男女のトラブルは耐えません。

 

 

ぜひ、多くの夫婦に読んでもらいたい一冊です。

 

 

一家に一冊は必需品になりそうな名著です。

 

 

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

40代から手に入れる最高の生き方

1 理屈だけではなく気持ちを汲み取る

 

 

私は、今年の12月20日で39歳になりました。

 

 

来年は40歳になります。

 

 

先輩からは、40歳になると急に体力が衰える等、

色々とネガティブなことを聞いていたので、

何か対策を考えて置くべきだなぁと漠然と考えていました。

 

 

すると、鴨頭嘉人先生のボイシーを聞いていると、いれぶんさんの、

「40代から手に入れる最高の生き方」という本の紹介がされており、

私自身40歳になる前でもあり、気になったので読んでみました。

 

 

 

この本には、20代や30代を真剣にがんばってきた人は、

40代はとても楽しいという、明るい未来が描かれていたので、

とても勇気をもらいました。

 

 

それでは、私がこの本を読んで得た気付きを3つご紹介します。

 

 

1つ目は、理屈だけでなく気持ちを汲み取る、です。

 

 

私は、弁護士という職業ですので、

ついつい論理や理屈で人を説得しようとしてしまいます。

 

 

しかし、人間は、論理や理屈よりも、感情で動くことが多いです。

 

 

論理や理屈でわかっていても、感情面で納得しなければ、

行動変容は生まれません。

 

 

この本では、気持ちや感情の方をメインで考えることが勧められています。

 

 

ちょうど、私には思い当たる節がありました。

 

 

クライアントが今感じているであろう感情、すなわち、

悔しい、許せない、辛いといった感情を汲み取ることで、

クライアントととの間で信頼関係を構築でき、

説得が上手くいったときがありました。

 

 

 

逆に、クライアントに対して、論理や理屈だけを伝えても、

なかなか納得してもらえなかったときがありました。

 

 

今振り返ってみると、クライアントの感情のことを

全く考えていなかったと反省しました。

 

 

この本を読み、改めて、人と接するときには、理屈だけではなく、

必ず、気持ちを汲み取る必要があると学びました。

 

 

2 休みに仕事をしない

 

 

2つ目は、休みは仕事しないです。

 

 

多くの人にとっては、当たり前かもしれませんが、

私にとっては、とても耳の痛いことでした。

 

 

なぜならば、私は、今でも、休みに仕事をしているからです。

 

 

言い訳になるかもしれませんが、平日は、電話がしょっちゅう鳴ったり、

法律相談がはいったりで、文書を作成する際に、なかなか集中できません。

 

 

休日であれば、電話がならず、法律相談の予定もほとんどないので、

文書を作成するために、集中できます。

 

 

そのため、私は、土日が休みなのですが、

土日のどちらかに働き、主に、文書の作成をしています。

 

 

 

しかし、できる弁護士は、土日はしっかりと休んでいます。

 

 

この本には、「残業や休日の仕事で埋め合わせれば良いという思考。

これだけは持ってはいけません。あまりに危険です」と記載されています。

 

 

本来は、就業時間中にできるように試行錯誤すべきなのです。

 

 

就業時間中に仕事が終わるように工夫することで、

労働生産性を向上させることができるのです。

 

 

私は、土日のどちらかに働くスタイルが身についてしまっているので、

まずは、平日の就業時間で仕事が終わるように、

仕事を細分化することを検討します。

 

 

例えば、文書を休日に一気に仕上げるのではなく、平日の就業時間中に、

まとまった時間を確保して、細分化したパートを作成して、

段階を追って文書を完成させることを実践してみます。

 

 

休みに仕事をするのは逃げの姿勢であるという、

いれぶんさんのご指摘を胸に、今一度、

仕事のやり方を工夫していきたいと思います。

 

 

3 会いたい人に会いに行く

 

 

3つ目は、会いたい人に会いに行くです。

 

 

この本では、自分が憧れる人に会いに行くことの大切さが記載されています。

 

 

 

素晴らしい功績を残している人の思考や動作を目の当たりにすることで、

「あ、こういう考え方や行動をすることで、こうなれるんだ」

と肌感覚で理解できて、自分の世界が広がるのです。

 

 

そして、今まで会ったことのなかった領域の人から見た自分がわかり、

自覚できていなかった自分の持ち味を知ることができるのです。

 

 

私は、憧れの人に会いに行くタイプですが、

そのメリットを上記のように言語化できていなかったので、

この本を読み、会いたい人に会いに行く、真の効用が腑に落ちました。

 

 

今の自分は、今まで出会った人の平均値で出来ているので、

自分よりもすごい人と出会った数が多ければ、

出会った人の平均値が高くなって、自分が知らず知らずのうちに、

磨かれている気がします。

 

 

臆することなく、自分よりもすごい人に積極的に会いに行くべきと

実感できました。

 

 

まさに、出会い運こそ人生運ですね。

 

 

私と同じように、アラフォーのビジネスマンに、

ぜひ読んでいただきたい1冊ですので、ご紹介しました。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

君は誰と生きるか

1 身近な人を大切にする

 

 

私は、毎日、Voicyという音声メディアを聞いています。

 

 

私が毎日聞いているVoicyのパーソナリティの一人が朝倉千恵子先生です。

 

 

朝倉千恵子先生が、Voicyで、

永松茂久先生の最新刊「君は誰と生きるか」という本を絶賛されていましたので、

早速読みました。

 

 

 

永松茂久先生の本を初めて読んだのですが、読み終わった時に、

心が熱くなり、一気に永松茂久先生のファンになりました。

 

 

この本は、永松茂久先生が、師匠との対談をしながら、

人生で大切なことに気付いていくプロセスが、

ストーリーとして描かれているので、

とても読みやすく、内容が頭に入りやすいです。

 

 

それでは、この本を読んで、私が気付いたことを3つ紹介させていただきます。

 

 

1つ目は、自分の身近な人を大切にすることです。

 

 

この本では、若き日の永松茂久先生が、

人脈を広げるために、様々な場所に出かけて、

新しい出会いを求めていたのですが、師匠との対談の中で、

人脈は狭いほうがよく、自分の身近な人を大切にすることを学びます。

 

 

自分の半径3メートルにいる人を大切にするのです。

 

 

永松茂久先生の師匠は、次のように語りかけます。

 

 

「まずは今、目の前にいる人がどうやったら喜んでくれるのか、

笑顔になってくれるのか、を地道に積み重ねていくほうが、

結果的にうまくいくための近道になるんだよ」

 

 

私も一時期、人脈を広げようとして、

いろいろな異業種交流会に参加していましたが、

結果として、名刺交換をしただけで終わり、

何か仕事につながったことはほとんどありません。

 

 

この本を読めば、人脈を無理に広げる必要はなく、

自分の身近な人を大切にすることのほうが、

よほど大事であることが、よくわかります。

 

 

 

家族や会社のメンバーといった身近な人を喜ばせることができずに、

その向こうにいる人達を喜ばせることはできません。

 

 

しかし、どういうわけか、人は、身近な場所より遠くのほうに魅力を感じて、

外にばかり出会いを求めてしまいます。

 

 

それでも、「人生のチャンスの扉の鍵は、

今、あなたの目の前にいる人が握っている」のです。

 

 

自分の身近な人との命の時間を大切にすることは、

成功のために、一見遠回りのように見えて、実は、最も近道なのです。

 

 

この本を読み、改めて、家族や職場のメンバーといった身近な人を大切にして、

身近な人を喜ばせる生き方をしていこうと決意しました。

 

 

2 目の前のことに対して自力を出す

 

 

2つ目は、目の前のことに対して自力を出すです。

 

 

すなわち、成功のビジョンに向けて目の前のことに全力を尽くすことです。

 

 

私は、時折、今自分がしていることが本当にあっているのか、

不安になることがあります。

 

 

自分の選んだことがあっているのか、

別のやり方の方がいいのではないかと、不安になります。

 

 

 

しかし、この本を読み、自分が信じた道を進むことに対する

不安や恐れがなくなりました。

 

 

「そんな他人の話しを聞いてうらやましがる前に、自分の道があるんだよ。

だから自分の道を歩きな。自分の道を生きていけば、いつか必ず頂上にたどり着く」

 

 

人はみな、生きる道が違うので、他の成功者の話しは、

自分にとって本当に役立つかはわかりません。

 

 

「自分の道に誇りを持って、一歩一歩進んでいけばいい。

どんなに高そうに見える山だって一歩一歩進んでいけば、必ず頂上に行き着く。

そしてね、頂上付近っていうのは狭いから、

そこにいる別の分野で自分の道を突き詰めてきた人たちと出会いやすくなるんだよ」

 

 

他人を羨む前に、自分のできることをする。

 

 

自分を高めて、全力を尽くしていけば、その分野の第一人者になり、

別の分野の第一人者と出会うことができます。

 

 

この本を読み、自分がやるべきことをしっかりとして、

自分の道を歩けばいいと分かり、

これまで自分がしてきたことは間違いではなかったと確信でき、

自信がもてました。

 

 

やはり、私は、労働弁護士としての道を歩み、

目の前の1つ1つの事件に、誠実に取り組んでいきます。

 

 

3 与える人

 

 

3つ目は、与える人になることです。

 

 

与える人になることが幸せになる一番の近道です。

 

 

 

与える人の具体的な行為は、次の3つです。

 

 

1つ目は、笑顔でいること。

 

 

 2つ目は、相手の話しに興味を持って耳を傾けて聞くこと。

 

 

 3つ目は、思いやりを持って相手に温かい声をかけること。

 

 

これこそが、人間関係の究極の基本なのです。

 

 

私は、現在、コミュニケーションの勉強をしているのですが、

まさに、この3つが、コミュニケーションの中核であると実感できています。

 

 

笑顔でうなずいて話しを聞きながら、温かい言葉をかける。

 

 

これは、意識していないとなかなかできません。

 

 

いつどこでも与えられるグレートプレゼンターとして生きていくことの大切さを、

この本を通じて学びました。

 

 

人生で本当に大切なことは何かを学べる、素晴らしい本です。

 

 

多くの人に読んでもらいたい一冊ですので、紹介させていただきました。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

言語化の魔力

1 不安を鎮める

 

 

樺沢紫苑先生の最新刊、「言語化の魔力~言葉にすれば悩みは消える~」

という本を読みました。

 

 

 

この本を読めば、現代社会のたいていの悩みは解決できると実感できる、

すごい本です。

 

 

私は、弁護士として、毎日、様々な相談者の法的なお悩みを聞いているので、

この本に書いてあることにが、よくわかります。

 

 

それでは、私がこの本を読んで得た、気付きを3つご紹介します。

 

 

1つ目は、言葉にすることによって不安を鎮められる、ということです。

 

 

人は、コントロールできているという感覚があれば、

ストレスは減り、気分は楽になります。

 

 

このコントロール感を持つために、言葉を活用します。

 

 

例えば、仕事が終わらず、「わー、どうしよう」とパニックになっている時に、

「なんとかなるさ」とつぶやくと、不安は減少し、

集中力が高くなり、最終的に、なんとかなってしまいます。

 

 

なぜこのようなことが起きるのかといいますと、

「なんとかなるさ」とつぶやくことによって、

脳の扁桃体の興奮が沈静化されて、不安が減弱するからなのです。

 

 

 

さらに、「なんとかなるさ」と何度もつぶやけば、

プラシーボ効果という暗示の力も加わり、

さらに落ち着いた気持ちになるのです。

 

 

また、難しい出来事が起きたとしても、

「できる」と声に出して言ってみることも効果的です。

 

 

「できる」と声に出した上で、できたときの自分をイメージすると、

ワクワクした気分になり、ドーパミンが脳内に分泌されて、

仕事の効率がアップします。

 

 

さらに、「できる」よりも「できた」という過去形にしたほうが、

さらに効果があるようです。

 

 

「できた」と言った瞬間に、できた自分が条件反射的にイメージされ、

ドーパミンがより出やすくなるからなのです。

 

 

このように、困難な問題に直面したときには、

「なんとかなる」、「できる」、「できた」と言葉に出すことで、

自分の脳を整えることができるのです。

 

 

2 それはそれとして

 

 

2つ目は、「それはそれとして」という言葉です。

 

 

弁護士として、法律相談をしていると、

多くの相談者は、過去の出来事にとらわれていることに気付きます。

 

 

しかし、他人と過去は変えられません。

 

 

変えられるのは、自分と未来だけです。

 

 

変えられない過去にフォーカスするのではなく、

変えられる未来のために、今、自分ができることにフォーカスすることで、

悩みは解消できるのです。

 

 

過去の嫌な出来事を思い出した時には、

「それはそれとして」とつぶやくのが効果的です。

 

 

「それはそれとして」という言葉は、

問題の次元を切り替える力があります。

 

 

 

そして、「それはそれとして」という言葉は、

相手の考えや感情を否定も肯定もしません。

 

 

「それはそれとして」という言葉は、

様々な場面で、自分の感情や思考を切り替える際に、活用できます。

 

 

「それはそれとして」という言葉は、

相手を否定せずに、相手を受容しながら、

話しをより高次元へと引き上げることができるので、

法律相談の際に活用できます。

 

 

「それはそれとして、今できることは?」と自分に投げかけて、

過去の呪縛を解き放ち、今にチューニングします。

 

 

3 ぼーっとすることは大切です

 

 

3つ目は、もっとぼーっとするです。

 

 

この本の中には、悩みを解消するためにやめることの一つに、

スマホの見過ぎが挙げられています。

 

 

私も、しょっちゅう、スマホをチェックして、

何かメッセージが届いていないか確認しています。

 

 

しかし、普段から、仕事でパソコンの画面ばかりみているのに、

プライベートや休憩時間にもスマホをみていたのでは、

脳と目を酷使しすぎていて、脳疲労を生じさせます。

 

 

脳疲労を解消するために、積極的にぼーっとすることが大切になります。

 

 

 

ぼーっとしている時に、脳内では、

デフォルトモード・ネットワークが活発に稼働します。

 

 

デフォルトモード・ネットワークとは、脳のスタンバイの状態で、

これから自分の身に起こり得ることをシュミレーションしたり、

過去の記憶を整理・統合したり、置かれている状況を分析します。

 

 

色々なイメージや記憶を想起しながら、

脳内で自分のこれからをより良いものにしていくための準備をしてくれるのです。

 

 

ようするに、ぼーっとすることで、ひらめきがうまれるのです。

 

 

そのため、なるべくスマホを使用する頻度を下げて、

意識的にぼーっとする頻度を上げると、

アイディアが生まれやすくなるのです。

 

 

ついつい、スマホで情報を入手しようとしてしまいますが、

これからは、ぼーっとする時間を積極的に確保していきます。

 

 

現代人の悩みを解消するための、

様々なノウハウがふんだんに記載されていますので、

多くの人に読んでもらいたい一冊です。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。