日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと
1 与えることの大切さ
朝倉千恵子先生のVoicyで紹介されていた書籍である、
本田晃一先生の「日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと」
という本を読みました。
この本では、日本のウォーレンバフェットと呼ばれた、
大富豪である竹田和平先生の生き方や名言を、竹田先生の側で、
本田先生が聞き取ったことを、竹田先生とのエピソードを交えながら、
ユーモアたっぷりに紹介してくれています。
人が豊かに幸せに生きていくためのヒントがたくさんみつかる名著です。
今回は、この本を読んで、私が気付いたことを3つ、ご紹介します。
1つ目は、理想の師匠に出会う5つのステップです。
①成功していない自分も好きになる
②自分を育ててくれた人との関係を少しでも改善していく
③師匠から教えを引き出すコツを知っておく
④学んだことは、すぐに周囲の人に伝える
⑤行動したあとに師匠は現れる
人生の師匠といえる人との出会いによって、
自分の人生が好転する経験を、私もしてきました。
そのような師匠と出会えるためのコツが上記の5つのステップです。
このうち、③と④のプロセスにおいて、
自分よりも成功している人に対して、
「どうやったら、あなたのような生き方ができるのでしょうか?」
と質問してみます。
熱心に聞く姿勢を見せると、成功している人は、
こころよくアドバイスをしてくれます。
そして、聞いて学び取ったことを仲間に語るのです。
このプロセスを通じて、本田先生は、師匠と出会い、
人生が豊かになったとおっしゃっています。
私は、④のプロセスが印象に残りました。
ついつい、人間は、よい情報を入手すると、
独り占めしたくなってしまいます。
そうではなくて、有益な情報を仲間に分け与えるのです。
よい情報を仲間と共有していくと、不思議と運が味方してくれるようです。
そう、与えるということは、豊かに生きるうえで、重要なカギになるのです。
私の周囲でも、相手にとって有益な情報を惜しみなく与えている人は、
豊かで幸せな人生をおくっているようにみえます。
この本を読み、自分から相手に与える実践をしていきます。
2 天とは何か
2点目は、天という存在のことです。
竹田先生は、本田先生に対して、「天が見とると教わったよね」、
「お天道様の下を愉快に笑いながら堂々と歩きたかっただけがね」
と話したようです。
竹田先生は、天というものに、見守られているので、悪いこと、
せこいことはしてはいけないと自分を戒めていたのだと思います。
この天が見ているという考え方は、自分が誤った行動を起こさないための、
行動指針になります。
天に唾を吐けば、自分にかかってくる、と理解すれば、
今するべき正しい行動をとることができます。
それでは、天とは何か。
竹田先生は、本田先生に対して、「天は自分を愛してくれている」、
「空でも宇宙でも神様でも世界でもなんでもええんだわ。とにかく自分を幸せにしてくれる存在だがね」とおっしゃったようです。
天とは、自分を愛して、幸せにしてくれる、
見えないが、確かに存在している不思議なものなのでしょうか。
この存在を信じる信じないは、人それぞれだと思いますが、
私は、この天という存在を信じている人間の一人です。
天に愛されていると信じていれば、不思議と、
肯定的な考え方に切り替えることができ、運気が磨かれている気がします。
天という存在を、日常意識しながら生活してみると、運がよくなる気がします。
3 自分は尊いと自覚する
3点目は、尊いことです。
本田先生は、竹田先生と共に過ごしていて、
「尊い」というキーワードがインパクトが大きかったとおっしゃっています。
仕事をしていると、理不尽な出来事に巻き込まれて、嫌になることがあります。
そんな時に、「自分も尊いとしたら?」と、自分に問いかけてみます。
すると、自分の仕事が人の役に立っている面に目がいき、
仕事に対する意欲が芽生えます。
私の場合、無料の法律相談の対応をしていると、
自分の大切な時間が削られて、損をした気持ちになることがあるのですが、
相談してこられた人の人生の役に立っていると考えれば、
自分の仕事の尊さを実感できて、心が豊かになります。
自分または、自分の仕事を尊いと自分で認識することは、
生きていく上で、大切なことだと思います。
このように、人生をよりよく生きるためのヒントが、
ユーモアたっぷりにわかりやすく記載されていますので、
多くの人に読んでもらいたい一冊です。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。