金持ち父さん、貧乏父さん
1 資産の重要性
ロバート・キヨサキ氏のベストセラー作品である「金持ち父さん、貧乏父さん」を読みました。
私は、最近、お金に関する勉強をしています。
日本では、教育過程で、お金の勉強をしないので、豊かな人生をおくるためには、お金の勉強をする必要があると考えて、お金に関する本を読むようにしています。
そのような過程で出会ったのがこの本です。
世界的な名著と言われるだけあって、豊かな人生を送るためのお金の哲学が、わかりやすく記載されています。
今回は、私がこの本を読んでえた気付きを3つ紹介します。
1つ目は、収入を生む資産を持つことの重要性です。
ロバート・キヨサキ氏は、次のように説きます。
「資産と負債の違いを知り、資産を買わなければならない」
「金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む」
「資産は私のポケットにお金を入れてくれる。負債は私のポケットからお金をとっていく」
この考えは、とてもシンプルでわかりやすいです。
例えば、住宅ローンで自宅を購入した場合、毎月、住宅ローンの支払いのために、預金からお金が流出していきます。
自宅は資産のようにみえますが、時間の経過とともに価値は下落し、住宅ローンを返済するころには、価値があまり残っていないということがあります。
また、自宅には、自分が住んでいるので、当然ですが、賃料収入はありえません。
そのため、住宅ローンで自宅を買った場合、資産ではなく、負債になります。
他方、他人に貸すアパートを住宅ローンで買った場合、毎月の住宅ローンの返済よりも、賃料収入が上回る場合、収入が増えますので、資産になります。
このような資産があれば、資産から生まれる収入を次の投資に回すことができて、どんどん豊かになれるのです。
考えてみれば、単純な話ですが、私は、収入を増やすことばかり考えており、資産を増やすという発想ができていませんでした。
収入が増えれば、生活が豊かになると思っていましたが、収入が増えれば、それにあわせて、生活水準が上がるので、支出が多くなります。
収入が増えても、支出が増えて、収入と支出が同じ程度であれば、もっと収入を増やさなければならないという焦燥感にかられて、豊かな人生とはいえません。
収入が増えたならば、収入を生むための資産に投資して、資産を増やして、収入を増やしていくことで、豊かな人生に近づけるのです。
資産を増やす大切さがわかったので、不動産投資の勉強をしたいと思います。
2 会社で節税
2つ目は、会社を作って節税することの大切さです。
私は、役員報酬をいただいていますが、給料明細をみるたびに、所得税と住民税からずいぶん控除されていて、手取りがだいぶ少なくなっているなぁと実感しています。
このような税金について、ロバート・キヨサキ氏は、次のように説きます。
「金持ちは中流以下の人間と同じルールではゲームをしない」
「金持ちと中流以下の人間を分け、金持ちをはるかに有利な地位に立たせているのは、会社という法的な組織が持つ力についての知識だ」
「会社の所得税率が個人の所得税率よりも低かったのだ」
「会社の場合、支出の一部は経費として、税を支払う前の収入から差し引くことができた」
私は、税金のことを詳しくわからないのですが、ざっとネット検索した情報によると、所得税率は所得が高くなるほど、税率が上がるのですが、法人税は、税率がある程度一定のようです。
そのため、所得が高くなって、税率が法人税よりも高いならば、法人税の税率のほうがおとくになるわけです。
また、個人は、収入から税金が控除された残りの金銭で生活のやりくりをしますが、会社は、収入を得たら、そこから経費を差し引き、残ったお金に税金が課せられるのです。
経費として落とせる支出があれば、合法的に、支払う税金を少なくすることができるわけです。
税金は大切ですが、必要以上に支払うべきではないと思いますので、この会社を利用した節税対策は魅力的です。
税金の勉強をして、会社の活用方法を考えます。
3 与える
3つ目は、与えることの重要性です。
ロバート・キヨサキ氏は、次のように説きます。
「本当の金持ちになるためには、もらうだけではなく、与えることもできなければならない」
「お金を与えることは、巨富を誇る一族の富を維持するための秘訣でもある」
「ほしいものをまずだれかに与えれば、それが増えて返ってくるということだ」
「自分がいま持っているものを出し惜しみせず、気前よく人に与えること」
この与えるものは、なにもお金である必要はありません。
相手にとって必要な情報だったり、愛情など、目に見えないものでもいいのです。
まずは、自分から与える。
与えるとそれが倍になって返ってくる。
与える際に、つい見返りを考えてしまう自分がいますが、りくつぬきにして、与えてみる。
後輩に、食事をおごる、自分の知識や体験を教えるなどして、人に与えることを実践していきます。
お金の哲学について学べる、世界的な名著ですので、お金の勉強をしたい方に、超おすすめの一冊です。
今回も最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。