夫のトリセツ3~ひどい夫を優しい夫に変える方法~
1 夫に不満をぶちまけても意味がない
昨日に引き続き,「夫のトリセツ」のアウトプットをします。
第3章は「ひどい夫を優しい夫に変える方法」というタイトルでして,
夫に対する効果的なアプローチが数多く記載されています。
その中で,「夫に,自分の不満をぶちまけるな」
というフレーズにとても共感できました。
妻が夫に大事な相談をすると,たいていブレーキがかかります。
夫は,重大な問題が発生しない限り,現状維持を好むものなので,
あれやこれやと言って,妻のやりたいことに反対してくる傾向にあります。
かくいう私も,現状維持を好む夫のひとりであります。
だから,妻が何かをしようとして不安がある場合,
夫に不安を解消してもらおうとしても無駄であり,
むしろ,不安が増幅されます。
妻は,自分の不安を自分で乗り越えるしかなく,
自分で覚悟を決めたなら,夫に言わずにやってしまったほうが,
うまくいくようです。
黒川先生は,一時期,自分をシングルマザーで,
夫を,なぜか子育てに協力してくれる友人,
だと思って暮らしていたところ,主体的になれたようです。
悲しいかな,夫は,妻の不安を解消するどころか増幅させてしまうので,
夫に相談することはあまり効果的ではないようです。
2 弱みを見せる
次に,弱みを見せて,頼りあうことが大切です。
黒川先生曰く,「自分がいなくても生きていける存在を,
人は愛し抜くことはできない」からのようです。
そのため,夫は,妻に弱みをみせればいいのです。
振り返ってみると,私は,妻に対して,
仕事が大変なこととかを妻に話しておらず,
自分の弱みをみせていなかった気がします。
「愛は,してくれることよりも,してあげることで強まる」ようです。
そうであれば,完璧な夫になる必要はなく,
妻がいないとなにもできない夫の方が(できない程度にもよりますが),
妻は夫にしてあげることが増えて,夫を愛おしく思えるのでしょう。
がんばりすぎずに,してもらうのも,なかなかいい戦略ですね。
3 結婚の正体とは
そして,黒川先生は,結婚の正体として,次のように記載しています。
「夫を,恋の延長線上に置かず,家族のアイテムとして捉える。
恋の輝きを,家族の絆に換えていく。
やがて,家族というものに感じるかけがえのなさが,
夫への愛に転じるようになる。甘くもなければ,キラキラもしていない。
ただ,しみじみとするもの。それが結婚の正体なのだろう」
脳の仕組みが異なる夫婦というものは,本当にやっかいで,
衝突することが頻繁にありますが,
やがてはこのような境地にたどり着けるようになるのでしょう。
この本で,黒川先生ご自身が,結婚十数年目にして,
離婚の危機が訪れたと告白しています。
この記載は私にとっては衝撃でした。
男女の脳を研究している黒川先生ですら,
夫婦関係で上手く行かずに悩んでいた時期があったのです。
そう考えると,夫婦は皆,大なり小なり,問題を抱えながら,
悪戦苦闘しながら,何回かの離婚の危機を乗り越えて,
この結婚の正体を知る境地へたどり着くのでしょう。
自分だけじゃない,夫婦はみんな悩んでいるのです。
そのことに気づかせてくれて,かつ,
配偶者に対する効果的なアプローチがたくさん記載されている,
夫と妻のトリセツシリーズは,
全ての夫婦にとってのバイブルになると確信しています。
夫婦問題で悩んだら読んでみてください。
本日もお読みいただきありがとうございます。
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