仕事の質を高める休養力
最近、書店の平積みのコーナーには、休むことに関する本が多く並んでいます。
おそらく、日本人は、疲労を感じている人が多く、休むことの大切さが広がっているのだと思います。
弁護士は、ハードな仕事なので、私も、自分の疲労をいかにして回復させるかについて、勉強しているところです。
疲労を回復させたい人におすすめの1冊が、「仕事の質を高める休養力」という本です。

この本では、疲労を回復するための3つのステップとして、出す→休む→充電が提唱されています。
すなわち、疲労を出して切ってから、意図して完全に休み、最後に充電することで、心身にエネルギーがみなぎる状態に回復できるというのです。
今回は、私が、この本を読んで得た気付きを3つ紹介します。
1 片付けが疲労回復になる
1つ目は、片付けが疲労回復に効果的であることです。
この本では、疲労を出すステップで、最初にやることとして、片付けが紹介されています。
疲れると、脳の前頭前野が疲れて、掃除をするより動かないほうがよいと判断して、ゴミがたまり、部屋が散らかってしまいます。
部屋が汚いと、それがストレスになり、疲労がたまるという悪循環に陥ります。
さらに、部屋が汚いと、リラックスできず、質の良い睡眠がとれないようです。
部屋の片付けをする際におすすめなのが、鬼速片付けというものです。
鬼速片付けは、ノリノリの音楽を聞きながら、反射的に、残す、捨てる、保留の3つに分類していく片付けの方法です。
保留があることで、反射的に片付けができるのが、鬼速片付けのポイントです。
音楽を聞きながら片付けをすることで、身体を動かすので、アクティブレストという積極的休養となり、リンパ液が流れて、老廃物を排出してくれることにつながるのです。
また、掃除をするときには、ほこりと汚れをとるために、水拭きがおすすめのようです。
私は、掃除機をかけていただけなので、クイックルワイパーで、水拭きをするようになりました。
睡眠を快適にするために、布団や枕カバーを洗濯することも効果的です。
自分の疲労を回復するためという目的があれば、めんどうな掃除や洗濯も楽しめそうです。
2 脳を休める
2つ目は、脳を休めるです。
現代人は、スマホを常に触っているため、知らず知らずのうちに、脳が疲労しています。
スマホを使用していると、脳の認知能力を司る前頭前野の機能が落ちてしまい、集中力や記憶力が低下するリスクがあります。
私は、最近、過去の依頼者の名前を思い出せないことが多くなり、スマホを使用していることで、前頭前野の機能が落ちているのかもしれません。
脳を休めるのに効果的なのが、デジタルファスティングです。
デジタルファスティングとは、スマホ等のデジタル機器を一定期間触らないということです。
私は、集中して、仕事をするときには、スマホを仕事の部屋とは別の部屋に置いて、スマホの通知によって、集中力が削がれないようにしています。
また、スマホを使用していると、感情を司る脳の扁桃体も疲労します。
この扁桃体を回復させるには、瞑想が効果的です。
呼吸に意識を向ける2~3分の簡単な瞑想から始めるのが効果的です。
扁桃体を回復させると、深いノンレム睡眠に入りやすくなるので、寝る前に、2~3分、瞑想をしてみます。
3 最適な睡眠時間
3つ目は、最適な睡眠時間です。
よく、睡眠時間は、8時間とらなければならないと言われています。
しかし、この本では、6~7時間の睡眠時間が最適と述べられています。
6~7時間が、死亡率、糖尿病リスク、心臓血管疾患リスクの全てにおいて最も低くなるようです。
逆に8時間以上寝ると、がんや糖尿病のリスクが上がるようです。
また、休みの日に長く寝ると、社会的時差ボケが起きて、翌日起きるのが辛くなります。
平日と休日の睡眠時間のズレは、1時間以内におさえることが重要です。
休日であっても、平日と同じ時間に起きて活動するのが、最も回復効果が高いようです。
平日休日問わず、6~7時間の睡眠を確保できるように、日常生活を設計していきます。
とても分かりやすく疲労回復のノウハウがまとめられている、おすすめの1冊です。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。











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