知性大全
樺沢紫苑先生の最新刊「知性大全~AI時代に不可欠な力~」を拝読しました。

樺沢紫苑先生は、知性を、問いを立て、自分の頭で考え、自分で決断し、現実の中で行動する力と定義しています。
もう少し分かりやすい定義にすれば、情報、知識を行動に移し、現実を変える力が知性です。
AI時代は、プロンプトを入力すれば、AIが何でも答えてくれるのですが、AIを盲目的に使っていては、人間の思考力や認知機能が低下します。
人間の脳は、使わないと劣化していくので、AI時代は、認知負債が多くなりやすいのです。
認知負債を極力少なくするために、知性を磨く必要があります。
知性を磨くためには、知る→考える→決断する→行動する→修正するの5つのステップである、知性サイクルを回すことが重要であると、樺沢紫苑先生は説いています。
今回は、この本を読み、知性サイクルを回すことの重要性を学んで、私が得た気付きを3つ紹介します。
1つ目は、シンプルに考えるです。
最近、法律相談をしていると、相談者の方が、やたらと、ご自身の法律問題を複雑に考えていることが多いです。
そのような時、シンプルに考えましょうとアドバイスすると、ご自身の問題点を客観的に分析できるようになり、解決に近付くことができます。
複雑な問題を複雑なまま思考しても、何も解決できないため、私は、複雑な問題ほど、シンプルに考えるように、自分に言い聞かせています。
裁判でも、複雑なまま、裁判官に主張するよりも、複雑な争点をシンプルにして、裁判官に伝えたほうが、裁判官の理解がすすみ、裁判で有利になります。
シンプルに考えて、シンプルに理解し、さっと行動するのが効果的です。
シンプルに考えることについて、この本では、3という数字を意識することが記載されています。
人間の脳のワーキングメモリーは、同時に処理できる情報は3つくらいなので、多くの情報を処理する場合には、3つに絞ると、脳のワーキングメモリーが活性化して、判断しやすくなるのです。
選択肢も、二者択一ですと、得るものと同時に失うものが強調されてしまい、決断しにくくなります。
人間は、得をする喜びよりも、損をする痛みを2倍以上強く感じるため、二者択一では、迷ってしまい、決断しにくいのです。
そのため、極端すぎない中間の選択肢のある3択の方が、人間は、選択しやすいのです。
何かを比較検討するときには、3つに絞って、3択にしてから、決断していきます。
2つ目は、決断を減らすための2分ルールです。
日常生活において、私達は、多くのことを決断しています。
今日何を食べるのか、どのようなスケジュールで仕事をするのか、メールを今返信するのか、商品を買うかやめるか等など、数えればキリがないくらいの決断をしています。
現代人は、決断することが多く、脳は、決断疲れを起こしています。
決断疲れが進むと、思考力や集中力が低下してしまいます。
そこで、決断疲れを回避するための方法が2分ルールなのです。
2分ルールは、2分以内で完了できるタスクは、後回しにせずに、その場ですぐに片付けるという時間管理の方法です。
2分以内に終わる作業は、その場で処理する。
2分以内なら今すぐやると決めておくので、決断に費やす労力がなくなります。
2分を超える作業であれば、TODOリストに記載して、後から、まとまった時間がある時に実施します。
2分でできることをすぐに処理すれば、決断のためかかる脳の負担を軽減でき、生産性が向上します。
また、決断を軽くするためには、小さく試すことも効果的です。
小さく試すことで、決断が楽になりますし、仮に失敗しても、後から修正することか可能になります。
小さく試すことで、決断のために迷っている時間を少なくすることができ、失敗しても、データを収集できるので、次の決断の精度を上げることにつながるのです。
そして、決められないときには、保留することを今決めるのが効果的です。
決めないと、未解決事項が脳のワーキングメモリーを占拠して、脳のリソースを無駄に使用してしまいます。
保留にすることを決めると、脳内の情報処理では完了となり、ワーキングメモリーが解放されるのです。
2分ルールで処理して、小さく試すことで、決断をやりやすくしていきます。
3つ目は、AIを使って文章を作成する際の注意点です。
私は、ホームページの記事を作成する際に、AIを使用しています。
AIで文章を作成すると、長文を短時間で作成でき、SEOで上位表示させる観点で作成してくれるので、とても効率的です。
しかし、AIの作る文章は、たんぱくで、味気なさを感じます。
そこで、AIで文章を作成する際には、オリジナリティを注入する必要があります。
自分のオリジナルの意見、自分の体験や経験といったオリジナリティを書き加えることで、いきいきとした文章になるのです。
また、語尾、テンポ、句読点、改行ペース、自分の価値観、具体的か、感情がこもっているか等の観点から、文章を修正します。
AIが作った文章をもとに、自分の個性を打ち出すことで、効率的に、よりよい文章を作製することができるのです。
AI時代を生きる現代人にとって、多くの気付きを得られる一冊なので、紹介させていただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。










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