感情知性と多様なワーク

1 感情知性

 

 

弁護士中原阿里先生が主催している、

ラッセルコーチングカレッジのベーシッククラスの第4講

「感情知性と多様なワーク」を受講しました。

 

 

https://coach-b-russel.webnode.jp/

 

 

第4講では、「感情知性」という概念を学びました。

 

 

 

感情知性とは、「感情を理解し、利用することで、

問題解決に適切な思考や行動に導く能力」をいいます。

 

 

自分の感情の状態を把握して、調整し、他者の感情を知覚して、

適切にアプローチすれば、人間関係が良好なものとなり、ビジネスで成功できます。

 

 

そう、感情を理解し、コントロールすることは、

とても大切なビジネススキルといえます。

 

 

感情知性は、大きく3つあります。

 

 

1つ目は、内的知性で、自分で自分の心理状態を捉え、コントロールする知性。

 

 

2つ目は、対人関係知性で、相手に適切かつ効率的に自分の考えを伝える知性。

 

 

3つ目は、状況判断知性で、相手の心理状態を把握し、

自分と相手との間合いを敏感に察知する知性。

 

 

このうち、最も基本となるのが、内的知性です。

 

 

すなわち、自分の感情を知ることが全ての始まりです。

 

 

人は、案外、自分自身のことを理解しているようで、理解していない生き物です。

 

 

第4講では、自分の感情を知るために、

自分のエピソードから感じた感情を書き出したり、

ネガティブな感情に名前をつけるワークをしました。

 

 

私は、最近、仕事が忙しくて、焦りという感情が強かったので、

自分の焦りの感情に「あせっち君」という名前をつけました。

 

 

このように、自分の感情を紙に書き出して、

名前をつけることで、不思議と、焦りの感情が収まりました。

 

 

自分の内側にある感情を外に出すことで、

感情が整うことができたのだと思います。

 

 

自分のネガティブな感情は、紙に書き出してみるのは効果的だと感じました。

 

 

また、内的知性の箇所で、ストレスの対処法について学びました。

 

 

ストレスは、封じるものではなく、適切に処理するものです。

 

 

ストレスを感じたら、自分に何が起きているのかをモニタリングし、

ストレスからの回復手段(コーピングといいます)をとり、リカバリーします。

 

 

この循環を早くすることで、ストレス耐性に強い人間になれます。

 

 

ストレスがかかると、体に反応がでますので、

自分の体のサインを自分のアンテナでキャッチして、

自分を整えていきます。

 

 

ちなみに、私のコーピングは、寝る、運動する、

子供と遊ぶ、旅行の計画を立てる、ボイシーを聞く等です。

 

 

2 アサーション

 

 

次に、対人関係知性において、自分の感情を表現することの大切さを学びました。

 

 

 

自分の感情をIメッセージで伝えると、相手も感情を返してくれて、

コミュニケーションが円滑になります。

 

 

私は、自分の感情を素直に表現することに抵抗がありましたが、

今後は、自分自身の感情をオープンにしてみます。

 

 

また、相手を尊重しつつ、自分の意見や判断を相手に率直に伝える、

アサーションについても学びました。

 

 

アサーションでコミュニケーションをするためには、

自分の固定的な思考パターンから柔軟になる必要があります。

 

 

例えば、第4講では、~しなければならないを、

~することを選ぶに置き換えるワークをしました。

 

 

売上をあげなければならないを、売上を上げることを選ぶに置き換えると、

義務感がなくなり、主体性を取り戻せます。

 

 

自分で選択していると理解することで、思考を柔軟にでき、

多様な価値観の人とのコミュニケーションが円滑にできます。

 

 

3 ポジティブストロークのすすめ

 

 

最後に、ストロークとディスカウントを紹介します。

 

 

 

ストロークとは、相手の存在を認める全ての言動をいいます。

 

 

例えば、いいねと言って相手を承認したり、笑顔で接するなどです。

 

 

ディスカウントとは、自分・相手の存在や価値を認めない全ての言動をいいます。

 

 

例えば、相手を誹謗中傷したり、無視する、言うべきことを言わないなどです。

 

 

相手に対して、ディスカウントすべきでないのはもとより、

自分自身に対するディスカウントにも気をつける必要があります。

 

 

人間は、ネガティブになりやすいので、自分をディスカウントしやすいです。

 

 

ディスカウントの代わりに、ポジティブストロークをするべきです。

 

 

平たく言えば、自分の周囲の人の素晴らしいところを承認したり、

自分の素晴らしいところを認めることです。

 

 

私は、一緒に学んでいるメンバーから、

ポジティブストロークをもらったとき、気持ちよくなり、心が満たされました。

 

 

人は、承認されたい生き物なので、自分自身や自分の周りの大切な人に、

ポジティブストロークを与えていきます。

 

 

そして、他人から、ポジティブストロークを受けたら、

それを素直に受け取ることも大切です。

 

 

日本人は、褒められても、「いやいや、それほどでも」と言ってしまいがちですが、

褒められたら、素直に、「ありがとうございます」と受け取るのがよいと考えます。

 

 

2023年1月から始まったベーシックコースですが、

無事に全ての講義を受講できました。

 

 

人の幸せとは何かを考えるきっかけをいただいた素晴らしい講座でした。

 

 

コミュニケーションをよりよくしたい人にとって、おすすめの講座です。

 

 

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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