ロジカルスピーチ講座第1講での気付きを紹介します
1 ロジカルスピーチ講座での気付き
松尾由紀子先生のロジカルスピーチ講座第1講を受講しました。
Voicyパーソナリティの朝倉千恵子先生が、男性も受講可能な、スピーチの講座であると、ご紹介されていて、私は、スピーチの技術を向上させることを目的に受講を決意しました。
ロジカルスピーチという講座の名前のとおり、論理的に分かりやすく話す技術を、ふんだんに教えていただきました。
今回は、ロジカルスピーチ講座第1講を受講して、私が得た気付きを3つご紹介します。
1点目は、人に伝わらないのはどうしてか?、2点目は、人に伝えるためにはどうすればいいのか?、3点目は、話の地図の作り方とは?、の順番でご紹介します。
1 人に伝わらないのはどうしてか?
1点目は、人に伝わらないのはどうしてか?です。
その理由は、人は話を聞いていないからです。
人は、自分に興味のある話しか聞けないので、自分に興味がない話と判断されてしまうと、話を聞いてもらえないのです。
私も、自分に興味がない話を妻からされると、聞いたフリをして、聞いていないことがほとんどです(笑)。
では、どうすれば、人は話を聞いてくれるのでしょうか。
まずは、言葉の量をコントロールしましょう。
私達は、自分が伝えたいことを、相手のことを考えずに、そのまま「わー」と話してしまいます。
これでは、相手が受け取る情報量が多すぎて、相手は理解できず、話を聞くことをあきらめてしまいます。
そこで、相手の理解度に応じた情報量を伝えることを意識します。
「1文1内容6秒」で言い切るのが効果的です。
ようするに、1文を短くして、相手が受け取りやすい分量で話すとよいのです。
また、「ここまでの内容は理解できましたか?」と相手に確認するのも効果的です。
次に、「◯が~です」と2語のズバリ言葉で話すといいです。
例えば、「しっかりやります」と言った場合、聞き手は、「しっかり」ってどういうこと?と疑問に思います。
このような、ピントがボケた言葉を使用すると、相手に自分の真意が正しく伝わらないのです。
「しっかりやります」を、「私が売上目標を達成します」と言い換えれば、意味が明確になり、伝わります。
そして、話に相手を登場されるのがよいです。
相手は、自分に興味がある話しか聞いてくれないので、話に相手を登場させて、相手に興味をもってもらうのです。
例えば、「この講座では、論理的に分かりやすく説明できる技術が身につくので、話がわかりにくいと同僚から言われる~さんにとって、役に立ちますよ」と話せば、ただ講座の中身を説明するだけよりも、相手は、講座のことに興味をもってくれます。
このように、「機能+バラ色の未来または痛みの軽減」=行動喚起につながるのです。
2 人に伝えるためにはどうすればいいのか?
2点目は、人に伝えるためにはどうすればいいのか?です。
人は話を聞いていないのですから、伝わらないことを前提に、相手にどのように伝えるかを考えます。
すなわち、相手の頭の中はホワイトボードなので、頭の中のホワイトボードにどのように絵を描くかを意識する必要があるのです。
そのために、効果的なのは、次の4つです。
①数字で伝える(共通の物差しである数字を使うことで、相手は理解してくれます)
②思い込みで省略しない(相手が分かっていると思わずに、なるべく言語化して、相手と情報を共有します)
③伝える順番を考える(大きい話をしてから、小さい話をする、ざっくり伝えてから、細かく伝える)
④タイトルに動詞を加える
例えば、「~について」というタイトルでは、内容が広すぎて、相手は、何をすればいいのか分からなくなります。
「~について報告する」とすれば、「報告する」という動詞がはいることで、相手に伝えたいことが明確になります。
私は、タイトルに、「~について」と記載することが多かったので、これからは、タイトルに動詞をいれます。
4 話の地図の作り方とは?
3点目は、話の地図の作り方とは?です。
話の地図とは、話す前に、頭の中で、話す内容を整理し、どの順番で話すと相手に伝わるかを考えることと、私は、理解しました。
話の地図の作り方は、次の4つのステップをふみます。
ステップ1 話を大きく分ける。
自分が相手に伝えたいことが複数あれば、その複数の伝えたいことを分けます。
例えば、会議で伝えたいことを、時間や場所が変更になったこと、持ち物、会議終了後に電気を消して欲しいこと、のように3つに分けます。
ステップ2 ラベルを付ける
時間や場所が変更になったこと→変更事項、持ち物→依頼事項、会議終了後に電気を消して欲しいこと→注意事項というように、情報のかたまりにラベルをつけます。
この時に、「~事項」というように、言葉をパッケージにすると、音としても、相手に理解されやすいです。
ステップ3 数字を伝える
相手に、これから3つのことを伝えますと話すと、相手の頭に3つの引き出しができます。
相手は、この頭の中の引き出しに、3つの情報をインプットしてくれます。
その結果、相手の頭の中が整理されて、相手が理解してくれるのです。
ステップ4 伝える順番を考える
①最初に結論を言い、②伝える項目と数を伝え、③項目ごとに話し、④最後に結論を繰り返します。
例えば、今回のブログも、①結論(ロジカルスピーチ第1講を受講した気付きを伝えます)、②1点目は、人に伝わらないのはどうしてか?、2点目は、人に伝えるためにはどうすればいいのか?、3点目は、話の地図の作り方とは?、③1点目、2点目、3点目の解説、④結論の繰り返し、という構成で作成しました。
話の地図を作ってから、伝えると、驚くほど、相手に伝わりやすくなるので、おすすめです。
私は、今後、普段の業務において、話の地図を作って、分かりやすく説明します。
以上、松尾由紀子先生のロジカルスピーチ講座第1講での気付きを紹介させていただきました。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。