新時代の戦略的コミュニケーション講座第1講
1 コミュニケーションを学ぶ理由
2022年10月1日から開講された井上敬一先生の
「新時代の戦略的コミュニケーション講座」第1講を受講しました。
井上敬一先生は、伝説のホストとして有名でして、
これまでに様々な人のコミュニケーションの改善に携わってこられた、
コミュニケーションのプロ中のプロです。
井上敬一先生のホームページはこちらです→https://inouekeiichi.net/
私が井上敬一先生のコミュニケーションの講座を受講しようと思ったのは、
弁護士としての能力の向上と、妻とのコミュニケーションを改善したいからです。
私は、弁護士ですので、クライアント、紛争の相手方、
相手方の代理人弁護士、裁判官、検察官等と円滑なコミュニケーションをとり、
法的なトラブルを解決するのが仕事です。
弁護士の仕事の重要な割合を占める、法律相談や交渉では、
コミュニケーション能力があるかないかで、結果は大きく変わってきます。
おそらく、弁護士は、専門的な知識とコミュニケーション能力の2つで、
実力が決まると言っても、過言ではないはずです。
そして、弁護士になる過程で、コミュニケーションを
体系的に学ぶ機会がないので、弁護士になった後に、
自分自身で、学ぶ必要があります。
また、最近、私は、お恥ずかしながら、
ささいなことで妻とケンカすることが多く、
妻とのコミュニケーションに課題がありました。
妻との関係が悪化すると、メンタルが落ち込み、仕事に支障がでるので、
妻とのコミュニケーションの改善は、喫緊の課題でした。
このような問題をかかえていた私にとって、
井上先生からコミュニケーションを学べる機会は、
本当にありがたかったのです。
それでは、ここから、井上敬一先生の第1講を受講して得た気づきを3つ、
ご紹介させていただきます。
2 承認の大切さ
1点目は、「人は自分と同じ意見の人を常に探している」ということです。
ようするに、人は、自分と同じ意見の人といると居心地がいいのです。
人は、自分と同じ意見の人を常に探しているということは、
人に好かれるためには、相手の意見を知り、承認することが大切になります。
この承認というのが、人間関係のベースになります。
承認とは、ようするに、相手のことを分かってあげることです。
相手のことを分かってあげないと、
身近な人との間で、ケンカが起きます。
夫婦喧嘩がよい例です。
私は、妻とケンカした後、必ず、
「なぜ、妻は私のことを分かってくれないんだろう」
とモヤモヤした感情が生まれます。
これは、妻に私のことを分かってもらいたいのに、
妻が私のことを分かってくれていないと自分で感じて、
寂しいや辛いという感情を経て、怒りの感情に到達し、
夫婦喧嘩が勃発するわけです。
すなわち、夫婦喧嘩は、互いに、「分かってよ」と言い合っているだけなのです。
この仕組が分かれば、解決は簡単です。
相手のことを承認する、すなわち、相手のことを分かってあげれば、
相手の不満は解消され、夫婦喧嘩は発生しないのです。
ここでのポイントは、自分から先に相手を承認することです。
相手が分かってくれれば、自分も分かってあげるという態度では、
夫婦喧嘩は解決しません。
井上敬一先生の講義を聞きながら、
私は、妻のことを分かってあげていなかったなぁと反省しました。
井上敬一先生から、会話は、「いいね」から入るとよいとアドバイスを受けました。
妻と会話するときに、「いいね」を口癖にしていきます。
3 男と女の間には絶望的な違いがある
2点目は、男女の絶望的な違いを理解することです。
男性と女性は、同じ人間であっても、
脳が違いますので、会話の目的が異なります。
男性の会話の目的は、力・達成・SEX。
女性の会話の目的は、関係・愛・安定。
全く異なります。
また、男性は、会話を手段にしますが、
女性は、会話自体を目的にします。
この男女の会話の目的の違いを理解した上で、
どのように、会話をするかですが、
男性に対しては、称賛をプレゼントし、
女性に対しては、共感をプレゼントすれば、
男女の会話は、非常に円滑になるわけです。
男性は、女性から、相談を持ちかけられると、
解決策という結論を伝えますが、これは間違いなのです。
なぜならば、女性は、会話自体を目的にしているので、
本当は、解決策を聞きたいのではなく、
ただ、話を聞いてもらって、共感してもらいたいだけなのです。
女性は、解決策ではなく、共感を求めているということを理解していないと、
不幸な会話に終始してしまい、人間関係がうまくいきません。
これは、男性が陥りやすいトラップと言えるでしょう。
実際に、私も、このトラップにはまっていました。
妻から、職場のことで話があったとき、私は、必ず、
こうしたらいいよとアドバイスをしていましたが、
大抵、妻の機嫌は悪くなります。
正しいアドバイスをしているのに、
なぜ、妻の機嫌が悪くなるのか分からなかったのですが、
ようやく答えがわかりました。
妻は、アドバイスが欲しかったのではなく、共感が欲しかったのです。
「大変だったねぇ」と、ただただ共感すればよかったのです。
女性には、解決策を提示せずに、喜怒哀楽の感情をリピートする。
女性に、共感をプレゼントすれば、
女性は、自分で勝手に解決策を見つけるので、
男性は、いらんことを言わないのが賢明です。
これからは、妻に対して、ただただ共感をプレゼントしていきます。
4 笑顔は超重要
3点目は、「笑顔に勝る好感はなし」ということです。
人とのコミュニケーションには、聞くと話す以外に、
無言のコミュニケーションというものがあり、
この無言のコミュニケーションがとても重要です。
人と実際に話していなくても、相手には、
自分の表情といった見た目を通じて、
相手は、多くの情報を受け取り、自分のことを評価しているのです。
この無言のコミュニケーションで最も大切なことは笑顔です。
笑顔が大切なことは、誰でも知っていますが、
実践できている人は案外少ないのではないのでしょうか。
試しに、自分の普段の顔と笑顔の顔を自撮りしてみると、
その違いに唖然とするくらい、よくわかります。
自分の普段の顔を、怖いと自分自身で思ってしまいます。
やはり、笑顔でいないといけないとよくわかりました。
そして、人と会うときは、最初の10秒と、最後の10秒を笑顔にすれば、
相手に好印象をプレゼントできます。
笑顔は、普段から表情筋を鍛えていないとできなので、
目で自然に笑えるように、表情筋を鍛えます。
そういえば、妻の前では笑顔でいれていなかったかもしれないと思い、
今後は、妻に笑顔をプレゼントしていきます。
このように、男女の違いを理解すれば、寛容になれて、
良好なコミュニケーションを構築することができます。
第1講で学んだことを実践行動に移し、
コミュニケーションをアップデートしていきます。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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