奇跡の声トレ
弁護士という仕事をしていると、人を説得する機会が多く、声のクオリティーが大切になります。
また、私は、YouTubeで情報発信をしているのですが、聞き取りにくい、滑舌が悪いというコメントをいただいています。
メラビアンの法則で、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%と言われており、聴覚情報の38%を改善することができれば、人に分かりやすく説明でき、好印象を持ってもらいやすいです。
そのため、私は、今年の5月から、ボイストレーニング講座を受講し、自分の声を改善しようと努力しています。
ちょうど、声について勉強していることから、ボイストレーニングに関する書籍を読みました。
秋竹朋子先生の「一瞬で相手を引き込む 奇跡の声トレ」という書籍を拝読しました。
この本には、自分の声をよりよくするための、簡単で実践しやすいエクササイズがたくさん記載されており、とても勉強になります。
今回は、この書籍を読んで私が得た気付きを3つ紹介します。
1 腹式呼吸の重要性
1つ目は、腹式呼吸の重要性です。
声とは、喉にある声帯という筋肉が、肺からの空気によって振動することで生じます。
そのため、吐く息の量が増えれば、声帯を大きく振動させることができ、クリアで通る声を出すことができるのです。
腹式呼吸では、横隔膜を下げることで、お腹で多くの空気を出し入れすることができ、吐く息の量を増やすことができます。
さらに、腹式呼吸は、お腹から多くの空気の出し入れをするので、基礎代謝が活発となり、脂肪を燃焼しやすくなります。
また、腹式呼吸では、呼吸筋というインナーマッスルを使うので、ぽっこり出ていたお腹をへこませる、お腹やせの効果があります。
すなわち、腹式呼吸は、発声だけでなく、美容にも効果的なのです。
日常生活で、腹式呼吸で発声する習慣を身につけることが重要になります。
2 滑舌の改善方法
2つ目は、滑舌の改善方法です。
滑舌が悪い原因として、表情筋と舌の筋肉が固くなっていることが挙げられます。
表情筋が固いと、口を開けづらくなり、声を出しづらくなります。
表情筋を動かすことで、表情筋がゆるやかになり、滑舌が改善されるのです。
具体的には、「うーあー」と口を動かすことで、口の周りの筋肉をほぐすことができます。
また、ニコッと笑い、口角を上げることも、表情筋を動かすことに役立ちます。
舌の筋肉が固いと、舌を動かしづらくなり、滑舌が悪くなります。
舌を動かして、舌の筋肉を柔らかくします。
具体的には、あっかんべーと舌を伸ばしたり、口の中で舌を動かします。
このように、表情筋や舌を鍛えることで、滑舌を改善することにつながるのです。
私は、滑舌の改善が課題ですので、表情筋と舌を鍛えるトレーニングを毎日実践しています。
3 単語の頭で息を吐く
3つ目は、単語の頭で息を吐くです。
単語の頭で息を吐くことで、相手の聴覚に届く、聞き取りやすい声になります。
また、単語の頭で息を吐くことを心がけると、単語の意味が伝わるようになり、文章も流れるように理解してもらえるようになります。
人と話す時には、単語の頭で息を強く吐くことを意識していきます。
また、話すときは、あごをすこし引くと、首の周りの筋肉がリラックスして、のどが開き、通る声になり、好印象になります。
このように、自分の声をよりよい方向に改善する方法として、実践しやすいエクササイズが分かりやすく記載されています。
ボイストレーニングをしてみたいと考えている人におすすめの一冊です。
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