いま君に伝えたいお金の話

1 値段について考える習慣を持つ

 

 

投資家である村上世彰氏の著書「いま君に伝えたいお金の話」を読みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小学生にも分かるように、お金の本質がよく理解できる文章になっており、大変読みやすい一冊です。

 

 

お金のことを最初に学ぶのに最良の一冊です。

 

 

今回は、この本を読んで、私がえた気づきを3つ紹介します。

 

 

1つは、物の値段について考える習慣を持つことの大切さです。

 

 

人は、値段が高いものには何か高い価値があるかのように錯覚してしまいます。

 

 

しかし、値段が高いという理由だけで、本当に自分にとって価値があるわけではないのです。

 

 

本当は、自分にとって価値があるわけではないのに、あえて高価な物を買うのは、無駄使いになってしまいます。

 

 

この無駄使いを避けるために、どうしてその物には、この値段がついたのかを、普段から考えることが大切なのです。

 

 

例えば、市場にいって、どうしてこの魚は300円なのに、この魚は500円なのだろう、200円の差は何なのかを、自分の頭で考えることです。

 

 

漁獲量、船を動かすための資源高、気候の影響等、様々な要素を考慮して、自分なりの仮説をたてるのです。

 

 

これから、買い物をする際には、なぜこの値段なのかを、自分なりに考える習慣をみにつけます。

 

 

2 お金を自分の幸せのために使う

 

 

2つ目は、幸せのためにお金を使うです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分のお金には限りがありますので、自分の幸せのために、お金をいかに多く回す必要があります。

 

 

そのためには、無駄使いを減らすべきです。

 

 

どんなに安かったとしても、自分にとって価値が値段にあっていない、または、目的を達成させてくれない場合には、無駄使いになるのです。

 

 

無駄使いを避けるためには、お金を支払う際に、何時間分の労働と交換されているのかを考えるのがよいです。

 

 

購入する商品から、得られる価値が自分の何時間分の労働と同等なのかを考えれば、自制心が働きます。

 

 

また、自分にとって何が幸せかという物差しがあれば、無駄使いを避けられます。

 

 

この商品を購入することで、自分は、値段の分だけ幸せになるのかを自問自答するのです。

 

 

自分が幸せになると考えれば購入し、そうでなければ、購入しない。

 

 

商品の値段と自分の幸せのバランスがとれているかを意識していきます。

 

 

3 期待値

 

 

3つ目は、投資の際に、期待値を考えるです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

期待値とは、儲かる確率のことです。

 

 

期待値の基本は、1で、1を上回ることきには、期待値が高くなり、1を下回るときには、期待値が低くなるのです。

 

 

この期待値は、株式投資をする際に、投資をするか否かを検討する材料になるところ、期待値を考えるためには、GDP、人口、為替、平均的な所得、会社の業績、従業員数などの数字をもとにします。

 

 

ようするに、普段から、物事を数字で捉える訓練をしていないといけないのです。

 

 

そして、ある程度の数字を頭にいれておかないと、数字で考えることができません。

 

 

物事を数字で考えるくせを身に着けておく必要性を再確認できました。

 

 

子供にお金のことを学んでもらうのにおすすめの一冊です。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

月刊化学物質管理の2024年5月号に徳田弁護士の記事が掲載されました

月刊化学物質管理の2024年5月号に、「化学物質による労災事故の裁判例から学ぶ企業のリスク対応」という記事が掲載されました。

 

化学物質の労災事故の裁判例をもとに、労災事故において企業に求められることについて解説しました。

未払残業代423万円を回収した退職代行事件

1 退職代行の法律相談

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クライアントは、勤務先の会社で、ハラスメントを受けて、うつ病を発症して休職していました。

 

 

休職中であるにもかかわらず、会社からは、在宅で対応可能な業務の指示がなされ、クライアントは、やむなく対応していました。

 

 

クライアントは、60歳定年が近く、60歳定年までは、休職を継続し、会社からの業務指示を回避したいという要望で、私のもとへ法律相談にいらっしゃいました。

 

 

クライアントの法律相談を聞いていますと、毎月一定程度の残業をしているにもかかわらず、残業代が1円も支払われていませんでした。

 

 

そこで、60歳定年になるまで休職を維持しつつ、60歳定年で退職し、あわせて、未払残業代を請求することとしました。

 

 

2 休職期間中の交渉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは、60歳定年になるまで、休職を維持するために、弁護士が代理人として、会社と連絡をとりました。

 

 

休職期間中は、賃金が支払われませんので、傷病手当金を受給します。

 

 

傷病手当金を受給するためには、必ず、会社から、休業の証明をもらわなければなりません。

 

 

ひどい会社であれば、意図的に、傷病手当金の申請書に、会社の証明をしないという対応をしてくる場合があります。

 

 

このような対応をされると、傷病手当金を受給できず、休職期間中の収入を確保できず、生活が困窮します。

 

 

そのため、会社に、傷病手当金の申請書に、証明をしてもらうために、対応を考えます。

 

 

幸い、今回のケースでは、難なく、傷病手当金の申請書に証明をもらうことができました。

 

 

次に、年次有給休暇が1ヶ月分ほど残っていたので、60歳定年で退職する1ヶ月前から、年次有給休暇を消化しました。

 

 

年次有給休暇が残っている場合には、退職する前に全て消化してしまうのが効果的です。

 

 

そして、クライアントは、60歳定年のタイミングで、会社を退職し、すぐに次の仕事に就職して、収入が途切れることを回避できました。

 

 

会社を退職するためには、退職日の2週間前までに、退職届を提出し、その後、2週間が経過すればいいのです。

 

 

会社を退職するのに、理由はいりません。

 

 

会社を退職するまでの2週間、年次有給休暇を取得すれば、会社に出勤することなく、自由に、会社を退職することができるのです。

 

 

3 未払残業代請求

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、退職と同時に、会社に対して、未払残業代を請求しました。

 

 

幸い、クライアントの手元に、労働時間が記録された業務日報がありましたので、労働時間の証拠を確保することについて悩む必要はありませんでした。

 

 

業務日報をもとに、残業代を計算したところ、残業代の元金が396万円となりました。

 

 

残業代には、遅延損害金がつきます。

 

 

退職する日までは、年3%、退職日後には、年14.6%の遅延損害金がつくのです。

 

 

この低金利の時代に、かなりの利息がつくわけです。

 

 

そのため、残業代の未払の期間が長ければ長いほど、もらえる金額が大きくなるのです。

 

 

そして、裁判をすれば、判決がでるまで、平均して1年間はかかるので、私は、未払残業代がある程度確保できる事案では、裁判を提起しています。

 

 

今回の事件でも、未払残業代の消滅時効である3年が経過する前に、裁判を提起しました。

 

 

すると、意外なことに、相手方の会社は、裁判の第1回期日前に、和解で事件を解決したいと言ってきました。

 

 

そこで、相手方の会社と交渉した結果、未払残業代の元金と遅延損害金を加えた合計423万円を支払ってもらうことで、和解が成立しました。

 

 

このように、会社から残業代が支払われていない場合には、退職するタイミングで、会社に未払残業代を請求するのがおすすめです。

 

 

会社で働いている時には、残業代を請求しにくいのですが、退職した後であれば、会社に気兼ねなく、残業代を請求できます。

 

 

退職するタイミングで、残業代を請求したい場合には、ぜひ弁護士にご相談ください。

 

 

今回も最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。

貯金はこれでつくれます

1 貯金はメンタル

 

 

節約オタクのふゆこさんの著書「貯金はこれでつくれます」を読みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、自分の支出にむとんちゃくでして、収入が増えれば、それにあわせて支出を増やすタイプです。

 

 

その結果、収入が増えても、その分余計な支出が増えて、お金が貯まりません。

 

 

手元のキャッシュが減少すると、どんどん不安にかられます。

 

 

かといって根がめんどくさがり屋なので、支出を減らすことに着手せず、ダラダラと無駄な支出を続けていました。

 

 

こんな自分を変えたいと思い手に取ったのが、この本です。

 

 

今回は、この本を読んで、私が得た気づきを3つ紹介します。

 

 

1つ目は、貯金はメンタルが重要であることです。

 

 

人が浪費をしてしまう原因は、ストレスが原因です。

 

 

ストレスが原因で、仕事を頑張ったからご褒美でと自分を正当化させて、つい浪費をしてしまいます。

 

 

貯金への最良の方法は、ストレスを軽減することなのです。

 

 

貯金をするためには、まず自分のストレス原因を把握し、そのストレスをどのように緩和していくのかを理解することが必要です。

 

 

また、浪費を防止する方法として、お金を使う際に、「その買い物は、本当に私を幸せにするのか?」、「もっと幸せになれるお金の使い方があるのではないか?」と立ち止まって考えることも効果的です。

 

 

人が幸せに感じるお金の使い方に、①経験を買う、②ご褒美にする、③時間を買う、④先に支払って後で消費する、⑤他人に投資する、があります。

 

 

自分が浪費と感じることよりも、①から⑤のように、自分が幸せを感じられることにお金を使うようにしたいです。

 

 

2 家計簿をつける

 

 

2つ目は、家計簿をつけるです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家計簿を制する者は、節約を制するようです。

 

 

自分がいつも何にいくらくらい使っているのかを把握できない限り、自分が本当にほしいものやことにお金を使うことができません。

 

 

確かに、家計簿で記録しない限り、何にいくらお金を使ったのか、理解できず、知らないうちに、お金はなくなってしまいます。

 

 

でも、この家計簿がめんどくさくて続かないのです。

 

 

私は、過去に家計簿アプリで記録していたのですが、続きませんでした。

 

 

この本を読み、家計簿に記録する大切さを理解できましたので、家計簿アプリへの記録を再開したいと思います。

 

 

3日坊主で終わることが多いのですが、3日で途切れたら、4日目から再開すればよく、とにかく、現金が動いたら、その場ですぐに記録する習慣を身に着けたいと思います。

 

 

3 サブスクを見直す

 

 

3つ目は、サブスクを見直すです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サブスクは、全然使っていないのに、ずるずるとお金を垂れ流しにしてしまうので、危険です。

 

 

さらに、一度、契約したら、解約するのが億劫になり、お金が溶けていくのです。

 

 

私も、全然利用していないのに、解約の手続きを調べるのがめんどうで、少額なので、そのまま放置しているサブスクがいくつかあります。

 

 

しかし、この本を読んで、節約の大切さを理解できたので、めんどくさいという思いを克服して、不要なサブスクの整理に着手します。

 

 

この本を読めば、人よりお金を使わないことは誰でも絶対にできると理解でき、貯金ができるようになると思います。

 

 

お金の支出を抑えたい方におすすめの一冊です。

 

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

勝間式金持ちになる読書法

1 翻訳書を読む

 

 

勝間和代先生の「勝間式金持ちになる読書法」を読みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読書を通じて、お金持ちになるなんて、素敵という、助平心で読み進めたのですが、人生を戦略的に生き抜く、合理的な方法が、わかりやすく記載された良書です。

 

 

今回は、この本を読んで、私が気付いたことを3つ紹介します。

 

 

1つ目は、翻訳書を読むことです。

 

 

翻訳書は、原典を日本語に翻訳する際に、若干違和感や読みにくさを感じる文章になっていることがあり、私は、翻訳書よりも、純粋な日本語の本を好む傾向にありました。

 

 

しかし、勝間先生は、翻訳書を読むことを勧めております。

 

 

翻訳書は、海外でヒットしている本から厳選されて、日本語に翻訳して出版されています。

 

 

すなわち、海外で売れていること、日本語に翻訳するコストを支払っても、日本で売れる見込みがあると出版社が判断したことから、翻訳書は、ある程度価値が保証されているのです。

 

 

なるほど、本の流通過程を理解すれば、翻訳書の方が、良書である可能性が高いことが理解できます。

 

 

そして、私のように、翻訳書に対する違和感や読みにくさを感じる場合、単純に、慣れるのが大切なのです。

 

 

慣れるためには、一定量の翻訳書を読めばよいのです。

 

 

これまでは、避けていた翻訳書を読むことにチャレンジして、より良い情報を手に入れて、情報強者になります。

 

 

2 目的をもって読書をする

 

 

2つ目は、目的をもって読書することです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、なんとなく面白そうだから、なんとなく自分の役に立ちそうだから、という曖昧な考えで、読書をしていました。

 

 

しかし、このような曖昧な思考では、その本から得られる情報は限定されてしまいますし、その本を隅々まで読まないといけなくなり、効率が悪いです。

 

 

本を読む目的が明確になっていれば、目的にあった情報をめがけて本を読めばいいので、本を全部読む必要はなく、効率的です。

 

 

また、目的が明確になっていれば、読書をする際に集中しやすくなると考えます。

 

 

目的が明確になれば、人間の脳は、その情報を収集しようと、活発に動き出するので、情報収集が楽になるのです。

 

 

この人間の脳の仕組みを活用した方が効率がいいので、これからは、本を読む前に、読書をする目的を定めます。

 

 

3 読書と実践はワンセット

 

 

3つ目は、読書と実践はワンセットであることです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読書をしただけで、「あぁ面白かった」で終わってしまうと、何も変わらず、成長はできません。

 

 

読書をして、その本に記載されている何かを実践して初めて、自分に変化が起き、成長につながるのです。

 

 

勝間先生は、「読書家であるにもかかわらず、それをなかなか収入アップにつなげることができないという人は、手に入れた情報に基づいて、何らかの行動を起こしたりする習慣がないケースが多いのです」とおっしゃっています。

 

 

私は、読書だけして終わってしまうことがあったので、この言葉がぐさりと心に突き刺さりました。

 

 

読書で得た情報を、実生活において、使わないと、その読書に充てた時間がもったいないのです。

 

 

読書と実践はワンセットであることを肝に銘じて、これからも読書をしていきます。

 

 

読書を通じて、情報強者になって、お金持ちになるノウハウが満載の良書ですので、紹介させていただきました。

 

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

投資家みたいに生きろ

1 自覚的にお金を使う

 

 

藤野英人先生の「投資家みたいに生きろ」の本を読みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤野英人先生は、ひふみ投資信託を運用しているファンドマネージャーです。

 

 

私は、ひふみ投資信託へ投資して、利益を得ていますので、ひふみ投資信託の実力を実感している者の一人です。

 

 

凄腕の投資家が、人生をよりよく生きるための思考や習慣について、わかりやすく、まとめてくれたのが、この本です。

 

 

今回は、私がこの本を読んで得た気付きを3つ紹介します。

 

 

1つ目は、お金の支払いについて自覚的になることです。

 

 

藤野英人先生は、投資とは、エネルギーを投入して、未来からお返しをいただく行為と定義しています。

 

 

このエネルギーとは、主体性(やりたいこと)×時間(平等に与えられたもの)×お金(過去・未来の缶詰)×決断(成功体験の積み重ね)×運(謙虚な気持ち)と定義されています。

 

 

この本では、上記の5つの要素について、詳細に解説されておりますところ、私は、お金の使い方に自覚的になる箇所が深く刺さりました。

 

 

私は、アマゾンでレコメンドされる本をなんとなく購入したり、子供が駄々をこねるのがめんどくさいから、子供の言うままに購入してしまうことがあります。

 

 

また、スーパーの買い物の時には、ついつい余計な物も購入してしまいます。

 

 

このように、私は、何にお金を使うかについて、あまり自覚がないのです。

 

 

当然、何にお金を使うかについて、自覚がないと、無駄使いが多発して、お金が貯まりません。

 

 

これを改善するためには、日頃から意識的にお金を使う必要があります。

 

 

藤野英人先生は、「あなたが何を考えて、どんな気持ちでお金を使ったか」が重要なのですと説いています。

 

 

このお金を使う時の気持ちですが、応援という要素にフォーカスをあててみるとよいのです。

 

 

応援とは、例えば、いつも素敵な笑顔をくれる店員さんを応援したいから、そのお店にいくですとか、災害にあって困っている地域の商品を購入する等です。

 

 

自分の消費が誰かの応援になっているのかを考えていく中で、お金を使うことに意識が及びます。

 

 

すなわち、お金を使うことに自覚的になり、無駄な消費を防止することに繋がり、お金が貯まりやすくなるのだと思います。

 

 

お金を使う時には、誰かの消費になっているのかを自問自答してみます。

 

 

2 これって投資?それとも浪費?

 

 

2つ目は、「これって投資?それとも浪費?」と自問自答することです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人生を主体的に生き、習慣を代えていくために、藤野英人先生は、全ての行為の前に、「これって投資?それとも浪費?」と自問自答することを勧められています。

 

 

この自問自答をすることで、コスト意識が高まります。

 

 

先ほどの「お金の使い方に自覚的になる」ことに通じることですが、自分の行為が、人生の投資につながるか、浪費につながるかを、常に意識することで、自分の時間とお金を無駄にしなくてよくなるのです。

 

 

例えば、私の場合、休憩時間に、ついつい、SNSの投稿をダラダラと見てしまいますが、外に出て、太陽の光を浴びてストレッチをしたり、短時間のスクワットをすれば、リフレッシュの効果は変わります。

 

 

もっとも、SNSも、自分にとって必要な情報を入手するですとか、友人と交流するために、意識的に使用するなら、よいわけであって、無目的にダラダラ利用するのがよくないのです。

 

 

このように、「これって投資?それとも浪費?」と自問自答することで、自分の時間とお金を効果的に使うことが出来るのです。

 

 

私は、毎日、「これって投資?それとも浪費?」と自問自答を続けていきます。

 

 

3 流行に敏感になる

 

 

3つ目は、流行に敏感になるです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、どちらかというと、流行にのっからない、古い体質です。

 

 

しかし、それでは、世の中の変化に対応できないリスクがあります。

 

 

例えば、チャットGPTのような革新的な技術を、インターネット検索の方が使い慣れているからという理由で、使っていないと、AIが日常的に使用する世の中になってしまえば、確実に取り残されてしまいます。

 

 

そのため、流行しているものは、なるべく早く自分で試してみるのがよいです。

 

 

私は、流行に乗り遅れがちなので、流行しているものを、とりあえず、早い段階で使ってみることを意識していきます。

 

 

街を歩いていても、何が流行っているのだろうとアンテナを立てて、変化をキャッチしていきます。

 

 

このように、人生をよりよく生きるためのヒントがたくさん記載されている名著ですので、多くの方に読んでいただきたい一冊です。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

徳田弁護士の記事が弁護士ドットコムニュースに掲載されました14

徳田弁護士の記事が弁護士ドットコムニュースに掲載されました。

 

逮捕されたことを、勤務先に報告する義務があるのかについて解説しました。

 

こちのURLをご参照ください。

 

https://www.bengo4.com/c_1009/n_17453/

 

パワハラを理由とする解雇を争い、未払残業代800万円を勝ち取った事例

1 パワハラを理由とする解雇

 

 

パワハラをしたとして、懲戒処分や解雇をされる事案が増えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パワハラをしていないと主張していたにもかかわらず、会社からパワハラと認定され、厳しい処分をされたことに納得がいかないことがあります。

 

 

そのような場合、パワハラを理由とする懲戒処分や解雇が無効であるとして、会社と裁判で争うことになります。

 

 

今回は、パワハラを理由に解雇されたことに納得がいかない労働者が、解雇を争いつつ、未払残業代を請求した事件を紹介します。

 

 

クライアントは、営業所で仕事をしていたところ、総務部長と社長が来て、いきなり、パワハラをしていることを根拠に解雇を通告されました。

 

 

解雇通告の1ヶ月前に、クライアントは、パワハラに関する事情聴取を受け、社員との意見の相違があるだけであり、パワハラではないと主張していただけに、いきなりの解雇に納得ができませんでした。

 

 

クライアントは、労働基準監督署へ相談にいった後に、私のもとに法律相談へおとずれました。

 

 

クライアントの話を聞いていると、会社側が主張しているパワハラについて、いつの誰に対するどのようなパワハラなのかが不明でしたので、会社に対して、解雇理由であるパワハラの具体的内容を確認する必要がありました。

 

 

また、クライアントの話によると、管理監督者であるとして、長時間労働をしているにもかかわらず、残業代が全く支払われていませんでした。

 

 

そのため、パワハラの解雇を争うと共に、未払残業代を請求することにしました。

 

 

2 パワハラの具体的内容を明確にする

 

 

会社に対して、いつの誰に対するどのようなパワハラを根拠に、解雇したのかを問い合わせたところ、会社から、具体的な回答がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、会社に対して、未払残業代を請求したところ、会社は、クライアントが管理監督者であるとして、残業代の支払いに応じませんでした。

 

 

会社との交渉では解決できないと判断した私は、裁判を起こしました。

 

 

裁判の争点は、①クライアントがパワハラをしたのか否か、②クライアントが管理監督者か否か、です。

 

 

争点①クライアントがパワハラをしたのか否かについては、会社が主張している、パワハラの事実を否定できれば、クライアントに対する解雇は無効になります。

 

 

会社は、クライアントから言葉の暴力を受けた社員が6人いるとして、6人に対するパワハラの事実を主張していました。

 

 

そこで、当方は、6人が主張している、言葉の暴力について、クライアントは言っていない、または、必要かつ相当な指導の範囲であると反論しました。

 

 

なお、会社側のパワハラを受けたという社員は、録音をしておらず、会社は、6人の社員の証言で、パワハラの事実を立証してようとしていました。

 

 

3 管理監督者の争い方

 

 

争点②クライアントが管理監督者か否かについては、次のような判断基準が、裁判例において確立されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①事業主の経営上の決定に参画し,労務管理上の決定権限を有していること(経営者との一体性)

 

 

②自己の労働時間についての裁量を有していること(労働時間の裁量)

 

 

③管理監督者にふさわしい賃金等の待遇を得ていること(賃金等の待遇)

 

 

すなわち、管理監督者に該当すれば、残業代が1円も支払われなくてもよくなることから、管理監督者は、残業代が支払われなくてもよいくらい、十分な待遇を受けており、重要な職責と責任を有している必要があることから、上記3つの判断基準をもとに、管理監督者か否かを判断します。

 

 

上記3つの判断基準をクライアントにあてはめてみると、次のようになります。

 

 

①クライアントは、会社の経営会議等の事業経営に関する決定過程に一切関与しておらず、部下に対する採用、解雇、人事考課等の人事権限を与えられておらず、現場業務がほとんどであり、経営者との一体性はありませんでした。

 

 

②クライアントの労働時間は、タイムカードで管理されており、遅刻や早退、年次有給休暇の取得の際には、会社の勤怠管理システムで申請して、総務部の決済を受けていたことから、労働時間の裁量はありませんでした。

 

 

③クライアントの年収は、賃金センサスという、日本人の賃金の統計における、平均的な賃金よりも低かったことから、管理監督者としてふさわしい待遇を受けていませんでした。

 

 

以上より、クライアントは、管理監督者ではないと主張しました。

 

 

裁判の終盤に、会社から、LINEのトーク履歴が証拠として提出されました。

 

 

そのLINEのトーク履歴は、クライアントからパワハラを受けたと主張している社員が、別の社員に対して、パワハラの相談をしている内容でした。

 

 

そのLINEのトーク履歴と、クライアントからパワハラを受けたと主張している社員の証人尋問の結果から、裁判所は、クライアントがパワハラをしたと判断しました。

 

 

その結果、裁判所は、解雇は有効と考えました。

 

 

他方、未払残業代請求については、クライアントは管理監督者ではないと判断して、当方の主張を認めてくれました。

 

 

その結果、裁判所から、次のような和解案が提示されました。

 

 

会社は、解雇を撤回し、クライアントは、解雇日で、合意退職したことを確認し、会社は、クライアントに対して、解決金として800万円を支払う。

 

 

3年間分の残業代が認められ、裁判に1年くらい時間がかかっていたので、未払残業代に対する遅延損害金が膨れ上がり、合計800万円の大金になりました。

 

 

このように、解雇の事件では、最終的に、裁判官の判断で負けることはありえますが、未払残業代請求を追加することで、実質的に多くの解決金を回収して、勝つことがありえます。

 

 

特に、会社から、管理監督者だから、残業代が支払われなくてもよいと言われている場合、管理監督者と認定される可能性は低いので、残業代を回収できる可能性が高くなります。

 

 

解雇や残業代請求でお悩みの場合は、ぜひ弁護士にご相談ください。

 

 

弁護士は、解雇や残業代請求について、適切な対処方法を提示してくれます。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

運の本質

1 運を良くするための6つ習慣

 

 

開運アドバイザーの崔燎平先生の最新刊「運の本質」を拝読しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

崔燎平先生が、たくさんの人を占い、みつけた、運をよくするために大切なことについて、とてもわかりやく解説されています。

 

 

運がいいというのは、生きていくうえで、大切なことなので、たくさんの人に読んでもらいたい一冊です。

 

 

今回は、「運の本質」を読んで、私が気付いたことを3つ紹介します。

 

 

1点目は、運がよくなる6つの習慣です。

 

 

習慣を変えることで、考え方や行動が変化し、出会い運が向上します。

 

 

この出会い運こそ、人生運なのです。

 

 

出会い運を向上させるために、習慣を変えるのですが、崔燎平先生は、次の6つの習慣をおすすめしています。

 

 

①明るい色の服を着る

 

 

②夜はお風呂につかり、朝は窓を開ける

 

 

③運動をする

 

 

④あいさつをする

 

 

⑤トイレ掃除をする

 

 

⑥お墓参りをする

 

 

この6つの習慣のうち、トイレ掃除については、多くの成功者が推奨しています。

 

 

もっとも、トイレ掃除をすると、どうして運がよくなるのか、なかなか納得のいく説明は少ないです。

 

 

この本では、トイレにやってくる神様は、大量の幸福を持っているので、その神様を味方につけられる人間は絶対に成功すると、説明されています。

 

 

トイレの神様を信じる信じないは、人それぞれですが、トイレの神様がいるという、少しの信仰心をもって、トイレ掃除をしていると運がよくなりそうな気がします。

 

 

また、崔燎平先生は、トイレ掃除の実践をしている過程で、常に心にはスッと一筋の芯が通っている気持ちになったようです。

 

 

おそらく、毎日の実践を継続していく中で、自分の心の変化があったのでしょう。

 

 

私も、ブログを毎日投稿していたときに、似たような感覚を持ちました。

 

 

私は、毎日、トイレ掃除の実践をしていますが、まだ崔燎平先生のような気持ちにはなっていないので、まだまだ修行が足りないとして、これからも継続していきます。

 

 

トイレ掃除を継続していると、見えないところをきれいにする大切さがわかってきました。

 

 

2 愛の意味

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2点目は、愛の意味です。

 

 

結婚している男女に、配偶者を愛していますか?と質問すると、人によって回答は異なると思います(笑)。

 

 

しかし、自分の子供を愛していますか?と質問すると、ほとんどの人が「はい」と回答するはずです。

 

 

夫婦は、しょせん他人です。

 

 

だから、うまくいかなければ、離婚をして、縁をきることができます。

 

 

しかし、親子は、他人ではないので、縁をきることはできません。

 

 

そして、通常の親であれば、自分の子供を愛しています。

 

 

それでは、愛とは何か。

 

 

愛とは、自分が傷ついても、相手に代償を求めないことです。

 

 

親は、自分の子供が助かるのであれば、自分の命を差し出すことがあります。

 

 

私も親になってわかったのですが、子供に対しては、自分が傷ついて、子供に代償は求めず、子供に幸せになってほしいと願っています。

 

 

自分が親になって、自分も親から、このようにして育ててもらったのだと実感しています。

 

 

自分が傷ついても、相手に代償を求めないことを、子供以外にできるかというと、なかなか難しいです。

 

 

配偶者に対しては、ついつい、代償を求めてしまいがちです(笑)。

 

 

代償を求めてしまうと、自分が期待した代償がもらえない時に、不満となり、相手との関係がうまくいかなくなります。

 

 

だから、夫婦関係は難しいのかもしれません。

 

 

愛を知り学ぶのが、結婚なのだから、結婚生活は難しいながらも、自分が成長できる修行なのだと実感しています。

 

 

家族に対して、「愛している」と口に出して伝えていきます。

 

 

3 先祖供養の重要性

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3点目は、先祖供養の重要性です。

 

 

運が良い人は、お墓参りや先祖供養をしており、ご先祖様が応援団になってくれているから、運が強いようです。

 

 

ツイてるとは、ご先祖様がそばに付いているということなのです。

 

 

このご先祖様の応援がなくなるのは、遺産分割で揉めたときです。

 

 

遺産分割で揉めると、ご先祖様が悲しみ、力を貸してくれなくなるのです。

 

 

他方、ご先祖様からみて、自分が今やっていることを喜ぶような、徳を積むと、ご先祖様が応援してくれて、運がよくなるのです。

 

 

仏壇、お墓、神棚でお参りをして、ご先祖様に思いを馳せ、日常生活では、ご先祖様が喜ぶような、徳積みの行動をしていきます。

 

 

このように、運を良くするための具体的な行動や、その根拠を、わかりやく学べる名著です。

 

 

運を良くしたい方に、おすすめの一冊なので、紹介させていただきました。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ブリーフセラピーの基礎とコーチング

1 問題志向と解決志向

 

 

私は、ラッセルウエルビーイングコーチングカレッジのアドバンスコースで、コーチングの勉強をしております。

 

 

https://claris-russell.com/

 

 

アドバンスコースの3回目で、ブリーフセラピーを学びました。

 

 

ブリーフセラピーとは、わずかな時間で効果がでるセラピーのことで、短期療法といいます。

 

 

ブリーフセラピーの代表例として、SFA(ソリューションフォーカストアプローチ)があります。

 

 

SFAとは、問題ではなく解決に焦点をあてるアプローチのことです。

 

 

今回は、SFAを学んで、私が得た気付きを3つ紹介します。

 

 

1点目は、問題志向と解決志向です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、問題志向とは、クライアントの語る問題に注目し、原因を探そうとする態度のことです。

 

 

問題の原因を探し、その原因を除去することで、問題を解決する考え方です。

 

 

問題志向では、「なんでそうなったんだろう」、「原因やきっかけはなんだろう」、「誰のせいでそうなったのだろう」等の質問をして、原因を探します。

 

 

弁護士は、クライアントの法律問題を解決することが仕事なので、問題志向になることが多いです。

 

 

これに対して、解決志向とは、クライアントが語る問題が解決した状態に目を向ける態度のことです。

 

 

解決志向では、問題の原因やその除去するための方法はさておき、解決した状態や未来に何があるのかに興味を持って聴きます。

 

 

「クライアントが望む解決状態とはどんな状態なのか」、「解決とは、具体的に何がどうなっているのか」等の解決した状態に焦点をあてて、質問します。

 

 

この解決志向の質問をしていると、不思議なことに、問題を解決する方法については、何も聞いていないのに、クライアントは、問題を解決した状態から、問題を解決する方法に気付く可能性があるのです。

 

 

また、クライアントが考えている問題と、解決した状態は異なっています。

 

 

例えば、クライアントの問題が、職場の人間関係で悩んでいるならば、解決は、職場の人間関係で悩まなくなると考えがちですが、解決志向の質問をしていると、職場でいきいきと働いているという解決像に行き着きます。

 

 

この解決志向の質問は、法律相談でも役立つ気がします。

 

 

現在の法律問題で頭がいっぱいのクライアントに対して、解決志向の質問をして、解決した状態を思い描いてもらうことで、現在の法律問題を自分で解決できると理解してもらえる気がします。

 

 

法律相談の際に、解決志向の質問をとりいれてみたいと思います。

 

 

2 スケーリングクエッション

 

 

2点目は、スケーリングクエッションです。

 

 

スケーリングクエッションは、解決志向の質問の1つで、クライアントの状況を点数化するようにたずねる問いです。

 

 

具体的には、「解決している状態が10点で、最悪の状況を1点としたら、今は何点くらいですか?」、「どういうところから、◯点をつけたのですか?」という質問をします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このように、自分の現状を点数にすると、何ができていて、何ができていないのかが、自分の頭の中で整理されます。

 

 

できていることについては、自信が持てます。

 

 

できていないことについては、今後どのようにして取り組むべきかが明確になります。

 

 

そして、スケーリングクエッションでは、「今の点数から、もう1点増えた時には、何が起きていますか?」と質問することで、少し問題が解決された状態をイメージさせることができ、クライアントの中に、問題解決のイメージをふくらませることができます。

 

 

このスケーリングですが、自分の目標達成のために、自分自身に質問することで、目標と現状を客観的に把握するのに役立ちそうです。

 

 

3 コーピングクエッション

 

 

3点目は、コーピングクエッションです。

 

 

コーピングクエッションは、解決志向の質問の1つで、問題になんとか対応してきたクライアントの努力や対処法を引き出すための質問です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

具体的には、「この大変な状況の中、よくここまで対応してこられましたね。なかなかできることではありません。むしろ、途中でやめてしまってもおかしくありません。しかし、あなたは、こうやって問題に向き合っておられます。いったい、どうやって、ここまで向き合ってこられたのでしょうか?」と質問します。

 

 

このような質問をすると、クライアントは、過去の努力を振り返り、これまでのプロセスから、問題解決のヒントをみつけるかもしれません。

 

 

そして、これまでのプロセスで努力してきたクライアントを承認して、勇気づけます。

 

 

法律問題に悩んでいたクライアントに対して、これまで自分で対処してきたプロセスを労い、勇気づけることで、法律問題の解決に前向きになってくれるような気がします。

 

 

このように、法律相談の際に、応用できそうなスキルを学ぶことができましたので、実際の法律相談の時に、活用してみます。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。