質問7つの力

11月14日水曜日19時からITビジネスプラザ武蔵において,

石川コーチング勉強会で講師をすることになりました。

 

https://www.facebook.com/coachingishikawa/

 

 

コーチングでは,聞くことでクライアントと信頼関係を構築した上で,

質問することで,クライアントの問題点やリソースを確認していき,

目標達成の援助をします。

 

 

 

 

「聞く」と「質問する」が重要になります。

 

 

弁護士は,法律相談で,クライアントに質問して,

法的な問題点や,クライアントにとって有利となる事実,

不利な事実を確認します。

 

 

また,証人尋問では,主尋問で,

証人からクライアントにとって有利な事実を引き出し,

反対尋問で,証人の証言が信用できない事情などを引き出します。

 

 

弁護士は,日常的に質問をしているので,

今回の勉強会では,質問をテーマに講演させていただきます。

 

 

そこで,質問について勉強するために,

ドロシー・リーズ氏の「質問7つの力」を読みましたので,

アウトプットします。

 

 

 

質問の7つの力とは以下のとおりです。

 

 

①質問は答えを引き出す。

②質問は思考力をきたえる。

③質問は貴重な情報を引き寄せる。

④質問は状況をコントロールする。

⑤質問は人の心をひらく。

⑥質問は聞き上手につながる。

⑦質問は人をその気にさせる。

 

 

この中から得られた気づきを紹介します。

 

 

まず,私は,クライアントからクレームがあると,

感情的に反発してしまうことがありました。

 

 

この本を読み,クライアントからのクレームに対して,

質問することで,クライアントの怒りや反発を

コントロールできることに気づきました。

 

 

 

質問をすることで,相手の敵意を和らげ,

その敵意の原因を探り,妥当な解決先を提案することができるのです。

 

 

例えば,商品についてのクレームがあった場合,

「これのどこがお気に召さないのか説明してもらえますか?」

と質問すれば,相手は,怒鳴るのをやめて,

頭を使って,理性的な答えをするようになります。

 

 

なぜこうなるかというと,質問は相手に答えを強制させて,

思考を促し,感情的な会話を理性的な会話に変える力があるからなのです。

 

 

今後は,クライアントからクレームがあっても,

感情的に反発するのではなく,適切な質問をして,

感情的な会話から理性的な会話にチェンジしていきます。

 

 

次に,私は,知り合いのいない懇親会に出席したとき,

初めて会う人と何を話そうかと悩んでしまい,気後れしていました。

 

 

 

多くの人が,知らない人ばかりのところには

いきたくないと感じていると思います。

 

 

知り合いのいない懇親会ほど,質問を活用すれば,

知らない人とすぐに仲良くなれます。

 

 

人は自分について話すのが好きなので,

相手に「どのようなお仕事をされているのですか?」,

「どちらからいらしたのですか?」などと質問すれば,

相手はすぐにうちとけて話してくれます。

 

 

質問をすることで,自分に興味を持ってくれる人

という印象を相手に与えることができます。

 

 

そうすれば,相手も自分に興味を持ってくれます。

 

 

人は,自分の興味のあること,

自分の専門分野について聞かれると嬉しくなるのです。

 

 

そして,質問することで,相手が自分は興味深く価値のある人物

だと感じてもらえれば,相手は自分の心を開いてくれます。

 

 

今後,私は,知り合いのいない懇親会にいった場合,

知らない人に対して,興味ある質問をして,うちとけていきます。

 

 

自分の人生が質問によって導かれることがわかる本ですので,

紹介させていただきました。

 

 

本日もお読みいただき,ありがとうございます。

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