人生で大切なことはみんなマクドナルドで教わった
鴨頭嘉人先生の著書である
「人生で大切なことはみんなマクドナルドで教わった」を読みました。
鴨頭嘉人先生がマクドナルドのアルバイトから始まり、
社員となり、店長やスーパーバイザーへと昇進していく過程で
体験した失敗と成功をもとに学んだ、働く上で大切なことが、
小説を読むようにわかりやすく理解できます。
私は、この本を読んで、人間の成長や人材育成について学びましたので、
紹介したいと思います。
まずは、人間の成長についてです。
鴨頭先生は、マクドナルドから、
たくさんの成長の機会を与えてもらったとおっしゃっています。
マクドナルドでは、結果を出せば、次の新しいハードルが設定され、
成長のチャンスが与えられるようです。
今までできなかったことや、
やったことがない領域にチャレンジすることで成長のためのエネルギーがわきます。
できなかったことができるようになると、
成長したことの実感を得られて、自分を承認できます。
挑戦することが成長につながるのです。
人間は、無意識のうちに、現状維持を継続したくなります。
そのため、成長していくためには、意識的に、
新しいことに挑戦していくことが必要になります。
私は、現在、You Tubeに挑戦しています。
動画のネタをどうするか、どのようなシナリオにすれば、
視聴者に理解してもらえるか、どうすれば、
自分が作成した動画を多くの人に見てもらえるのか。
毎日、You Tubeのことで頭を悩ませています。
忙しい弁護士業務との両立に苦労していますが、
You Tubeに挑戦したことで、
動画による情報発信の新しい可能性に気づくことができました。
3分の動画をアップロードするのに3時間もかかっていて、
本当に大変なのですが、挑戦したからこそ、分かることもあり、
何よりも、がんばっている自分を承認でき、成長を実感しています。
この本を読んで、挑戦することの大切さを再認識することができました。
次に、人材育成についてです。
この本を読み、自分を越える部下を育てるという視点を学びました。
自分よりも能力のある部下が育てば、
組織としての力が増大して、成果があがりやすくなります。
鴨頭先生は、自分を越える部下を育てるポイントは、
尊敬であるとおっしゃっています。
部下という名称のとおり、自分よりも下の者というスタンスでは、
部下はそのことを感じ取り、
自ら能力を開花させることをしなくなるおそれがあります。
部下を一人の人間として、尊敬し、
共に成長していく過程で、自分を越える部下が育っていくのです。
答えは自分の中にあるのではなく、相手の中にあると信じて、
人の成長の手助けをしていきたいです。
炎の講演家として、絶大な影響力を持つ鴨頭先生の
失敗と成長のストーリーを知ることができますので、
鴨頭先生のファンの方にはとてもおすすめの一冊です。
本日もお読みいただきありがとうございます。
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