運気を磨く~心を浄化する三つの技法~

1 田坂先生との出会い

 

 

今年の7月に田坂広志先生が主催している

田坂塾の塾長特別講話に参加して,

初めて田坂先生のお話をなまで聞くことができました。

 

 

澄んだ瞳で聴衆の一人ひとりとアイコンタクトをとり,

ご自身の体験からつかまれた叡智を,

一言一言魂を込めて語られる姿に感銘を受けました。

 

 

田坂先生のお話を聞いて,もっと田坂先生から学びたいと思い,

田坂先生の著書をより多く読むようになりました。

 

 

この7月の特別講話の演題が運気に関するものでした。

 

 

そして,田坂先生の最新の著書が

運気を磨く~心を浄化する三つの技法~」でして,

7月の特別講話を復習するために,

読みましたので,アウトプットします。

 

 

 

2 ポジティブな想念とネガティブな想念の関係

 

 

よく,運がよくなるためには,潜在意識をポジティブにするために,

ポジティブな言葉を書いて,繰り返し見る,

ポジティブなイメージを心に焼き付けることが

書物で推奨されています。

 

 

私も,潜在意識について勉強し,

ポジティブな言葉を紙に書いて眺めたり,

イメージトレーニングをしていましたが,

思うように結果がでず,もやもやしていました。

 

 

このもやもやのなぞが,この本に書かれていたのです。

 

 

私達の心の世界には,ポジティブな想念とネガティブな想念が

同時に発生してしまうからなのです。

 

 

表面意識の世界で,仕事の目標を必ず達成できると

ポジティブな想念を引き出すと,無意識の世界では,

本当に達成できるのか,というネガティブな想念が

同時に生まれてしまうのです。

 

 

 

このネガティブな想念が無意識の世界にたまると,

私達は本来持っている力を十分に発揮できず,

運気が逃げていくのです。

 

 

そのため,表面意識でいくらポジティブな想念を抱いても,

無意識にネガティブな想念が生まれてしまうので,

私はうまくいかなかったのです。

 

 

なるほど~と思いました。

 

 

では,心の中にある無意識のネガティブな想念を浄化するには,

どうすればいいのでしょうか。

 

 

3 自然の浄化力

 

 

田坂先生は,自然の中に身を浸すことをあげています。

 

 

 

独り静かに自然と正対し,身を委ねるのです。

 

 

私は,1週間に1回,ランニングをすることを心がけており,

住宅街よりも,森の中や川の近くといった

自然の中をランニングするようにしています。

 

 

自然の中をランニングすると,不思議と心が静まり,

癒やされていくことを実感できます。

 

 

また,仕事の途中,道を歩いているときでも,

街路樹や道端の草花といった自然にも目を留めるようにしています。

 

 

すると,不思議なことに,すっと心が整います。

 

 

自然には,人の心癒やす力があることを実感できるようになりました。

 

 

4 言葉の力

 

 

次に,田坂先生は,ネガティブな日常言葉を使わないことをあげています。

 

 

ネガティブな日常言葉には,主語が抜け落ちるという性質があります。

 

 

例えば,「あの人はだめな人だ」と言うと,

主語である,「あの人」が抜け落ちるので,

「だめな人だ」という述語が残り,

それが自分に戻ってくるのです。

 

 

ネガティブな日常言葉を用いると,自分の無意識の世界に,

ネガティブな想念が蓄積されて,運気が逃げていくのです。

 

 

ようするに,自分の発する言葉が自分の心の状態を変えてしまうのです。

 

 

普段何気なく,人を批判してしまうことがあるのですが,

その批判はすべて自分に返ってくるのです。

 

 

ネガティブな日常言葉を使わないように意識していきます。

 

 

5 心の中で和解する

 

 

そして,心の中で和解するという技法があります。

 

 

 

自分が嫌だと思っている人がいたら,自分の心の中で,

「~さん,ありがとうございます」と語りかけるのです。

 

 

これは,自分の心の中でやるだけでよく,

相手に対して何もする必要がありません。

 

 

実際に,私は,妻とけんかしたときに,自分の心の中だけで,

妻に対して,「ありがとうございます」と語りかけると,

自分の心が落ち着き,妻の言い分を聞き入れることができて,

けんかの後の仲直りが早くできるようになりました。

 

 

自分の心の処し方が,田坂先生の実体験と多くの格言をもとに,

わかりやく記載されていますので,おすすめの一冊です。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

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