マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント
現在、私は、8歳の長女と6歳の長男の子育てをしています。
仕事で疲れて帰ると、宿題をしない、早く寝ない等、親が求めていることをしてくれない子供にイライラして、怒鳴ってしまうことがあります。
子供を怒鳴っても、子供との関係が悪化するだけで、全く効果的でないことは分かっているのですが、怒りの感情が先行して、怒鳴ってしまいます。
子供を怒鳴ると、子供は悲しみ、私も自己嫌悪に陥り、よくないことばかりです。
このように、子育てにおけるイライラを改善したいと思い、アンガーマネジメントの勉強を始めました。
アンガーマネジメントを学ぶに当たって最初に読んだのが、「マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント」です。
マンガでわかるシリーズは、文字だけではなく、マンガのストーリーでわかりやく理解できるので、最初の勉強のとっかかりとして、私は重宝しています。
今回は、この本を読んで得た気付きを3つ紹介します。
1 怒りを理解する
1つ目は、怒りを理解することです。
まず、怒りの原因は、自分の中の「べき」という価値観にあります。
すなわち、相手にこうあってほしい、こうであるはずだといった、自分自身の願望、理想が裏切られた時、そのとおりにならなかった時に、怒りが生まれるのです。
時間を守るべき、あいさつをするべき、順番を守るべき等、人それぞれ、様々な「べき」を持っています。
ここで重要なのは、自分にとって大切にしている「べき」は、相手とは違うわけです。
自分のべきは、自分の真実ですが、全ての人にとっての真実ではありません。
人は、それぞれの価値観を持って生活しているので、当然、それぞれの中にある「べき」は違います。
人によって「べき」が異なることを理解すれば、無駄なことで怒ることを回避できます。
次に、怒りは二次感情であることです。
怒りの裏側には、本来相手にわかってほしい、悲しい、辛い、寂しい、悔しい、不安、心配、困惑いったマイナスの感情が潜んでいます。
これらのマイナス感情を一次感情といいます。
怒りを感じた時、怒りの裏側に、どのようなマイナスの感情が潜んでいて、相手にわかってもらいたい気持ちは何かを考えると、相手に何を伝えるべきかが見えてきます。
怒りの感情の裏側の感情に目を向けると、怒りにまかせて伝えるのではなく、どのようにして、自分の感情を表現したらいいのかが分かります。
このように、怒りを理解し、怒りで後悔しないようにするトレーニングをすることがアンガーマネジメントなのです。
決して怒ってはいけないのではなく、怒る必要のある時に、適切な怒り方ができ、怒らなくていいことには、怒らないですむことを目指すのです。
2 3つのコントロール
2つ目は、3つのコントロールです。
アンガーマネジメントでは、①衝動のコントロール、②思考のコントロール、③行動のコントロールをトレーニングします。
①衝動のコントロールでは、6秒待つトレーニングをします。
怒りのピークは6秒と言われています。
イラッと感じてから、6秒待てば、理性が回復して、冷静な対応ができます。
この6秒間に、何か言動を行えば、怒りに任せた言動となり、結果は悪い方向にいくことが予想されます。
6秒待つために、私は、4秒で吸って8秒ではく、呼吸リラクゼーションを実践してみます。
②思考のコントロールでは、べきの三重丸というトレーニングがあります。
べきの三重丸とは、①許せるゾーン、②まあ許せるゾーン、③許せないゾーンの三重丸を描き、②と③の境界線を怒る怒らないの境界線とし、①②で受け止められるなら許容し、③であれば、相手に伝える(怒る)を選択します。
②を広げることができれば、怒る回数が減り、②と③の境界線を一定にしておくことで、相手によって態度を変えず、一貫した対応が可能となり、周囲から信頼されます。
③行動のコントロールでは、自分でコントロールできるか否か、重要か否かの4つのマトリクスを描き、コントロールできて重要なもの以外は、怒っても仕方がないので、受け入れるか、放っておきます。
3 上手な叱り方
3つ目は、上手な叱り方です。
③行動のコントロールで、コントロールできて重要なものに当たる場合、相手に伝える(怒る)を選択するわけですが、どう伝えるかが重要になります。
叱り方のポイントは、次のとおりです。
①何について叱っているのか論点がぶれないようにする
②どのようにすればいいのか、具体的な表現で伝える
③なぜという理由、目的を理解できるように伝える
④相手を信じて向き合う
私は、子供を叱る時には、「なぜ、なんのために変えてほしいと願うのか」という、叱っている理由、目的を伝えていなかったので、今後は、叱る理由、目的を子供に伝えます。
子育てをしている親にとって、アンガーマネジメントは必須のスキルだと思いますので、アンガーマネジメントを勉強することをおすすめします。
今回も最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。
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