経営者は人生理念づくりからはじめなさい

アチーブメント株式会社の青木仁志先生の「経営者は人生理念づくりからはじめなさい」という本を読みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青木先生は、私が受講している「頂点への道講座」のプログラムを開発した、人材育成のプロフェッショナルです。

 

 

この本には、青木先生が、過去の苦しかった経験や長年の経営者人生でつかんだ、人が成功するために必要なことや、人生を効果的に生きていく心構えが、青木先生の名言と共に学べる名著です。

 

 

今回は、私がこの本を読んでえた気付きを3つご紹介します。

 

 

1 愛の定義

 

 

1つ目は、愛の定義です。

 

 

この本では、愛という概念について、青木先生の定義がたくさん記載されています。

 

 

「愛とは、愛する対象者が到達しうる最高の祝福に至ることを願い、そこに至ったときにそれを喜ぶ心である」

 

 

「愛とは、他の人々の持つ可能性の探求に誠意を傾けることである」

 

 

「愛とは、心を受け入れると書く。愛とは相手を変えることではなく、あくまでも相手のありのままの姿を受け入れることだ。相手をありのままに受け入れながら、内発的に気づくことを支援し、その結果として、自らの意思で行動を変えることを選択してもらうのだ」

 

 

「相手の立場に立ち、相手の望みを叶えることを自分の望みとすることは、愛である。真の愛は、相手を変えようとすることではなく、相手の望みを叶えることを自分の望みとすることだ」

 

 

自分が最も愛を感じるのは、家族だと思います。

 

 

家族に対しては、愛しているからこそ、こうなってほしいという気持ちが強すぎて、家族を変えようとしてしまいます。

 

 

しかし、家族とはいえ、自分とは別の人間です。

 

 

相手を変えようとすると、その相手との人間関係は、壊れてしまいます。

 

 

家族を変えるのではなく、家族をそのまま受け入れる。

 

 

そして、家族が求めていることを叶えるために、自分の思考と行動を変えていくのが、家族との関係を良好にしていくために、効果的なのです。

 

 

私は、子供に対して、勉強しなさいと厳しく言っていましたが、青木先生の愛の概念とは反対のことをしていたと気付き反省しました。

 

 

相手を変えようとしてはいけない、自分がしてほしいことを、相手に施せばいいのです。

 

 

親子関係に葛藤を抱いていた自分にとって、親の子に対する愛について、考えさせられました。

 

 

自分の中の愛の概念を、アップデートすることができましたので、子供に対して、勉強しなさいと厳しく伝えるのではなく、子供が内発的に気づくことを支援して、導くことを実践していきます。

 

 

2 誠実の意味

 

 

2つ目は、誠実の意味です。

 

 

私は、弁護士ですので、依頼者に対して、誠実であることが求められます。

 

 

依頼者から、法的トラブルの解決の依頼を受けた以上、誠実に対処することが、弁護士の義務となります。

 

 

この誠実の意味について、青木先生は、この本で、次のように記載しています。

 

 

「社員に対してもお客様に対しても約束を守ることだ」

 

 

「社員に対して約束を守るというのは、社員を採用したときに自分が話した言葉を忘れず、採用責任を果たすこと。お客様に対して約束を守るとは、商品やサービスについて説明したことを間違いなく実行することだ」

 

 

「社員にもお客様にも誠実に向き合うことが、人を大切にする経営ということになる」

 

 

誠実とは、人との約束を守ることなのです。

 

 

約束を破られると、人は、相手を不誠実な人物であるとみなしてしまいます。

 

 

弁護士である以上、依頼者との約束を守ることを、厳格にしていきます。

 

 

依頼を受けた事件について、最善の解決ができるように、これからも、誠実な弁護士として、小さな約束事を遵守していきます。

 

 

3 家族を大切にする重要さ

 

 

3つ目は、家族を大切にする重要さです。

 

 

青木先生は、仕事で成果を出すことと、良好な人間関係を構築することの大切さを説いています。

 

 

「一人の人間として、真の成功を得たいと願うなら、まずは家庭をしっかり治めることがスタートであるはずだ」

 

 

「たとえば、配偶者が、自分と結婚して幸せだったといい切れるような存在でありたい。子供たちからは尊敬される親でありたい、ということかもしれない」

 

 

「夫婦関係がよいと、仕事でも大きな力になる」

 

 

「経営者は自分が頑張る理由を、自分の最も身近な存在に置くことが大切である」

 

 

「自分にとって最も身近な人が、自分のために最も大きな代償を払ってくれている。本当にいざというときには、家族しか自分を支えてくれる人たちはいないのだ」

 

 

「自分にとってかけがえのない存在を、ないがしろにしてはいけない」

 

 

自分は、仕事が忙しいときには、つい、家族を犠牲にして、仕事をしてしまいます。

 

 

また、家族の存在が当たり前になってしまっていて、感謝を伝えることが少なくなってしまいます。

 

 

しかし、当たり前など、何一つないのが現実です。

 

 

家族に感謝を伝えずに、当たり前を当然のことと思って暮らしていていれば、家族は、いずれ危機的状況に陥ります。

 

 

本当に身近な家族こそ、最も大切にしなければならないのです。

 

 

当たり前に思える日常だからこそ、常に感謝を伝えることが大切です。

 

 

最近、家族は、人生の修行の場であると思えるようになりました。

 

 

家族内での葛藤を乗り越えることで、人として成長できる、人生の修行の場ということです。

 

 

家族内でのトラブルは絶えませんが、人生の修行の場として、真正面から取り組んでいきます。

 

 

人生を捉え直す、よいきっかけを与えてくれる名著ですので、ご紹介させていただきました。

 

 

今回も最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。

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