夫婦のトリセツ決定版

1 心理的安全性

 

 

黒川伊保子先生の最新刊「夫婦のトリセツ決定版」を読みました。

 

 

 

私は、妻との関係をよくしたいと思い、

黒川先生の「妻のトリセツ」を熟読し、実践していましたが、

人間は忘れる生き物でして、つい、妻にいらんことを言ってしまい、

けんかになります。

 

 

ちょうど、年末年始になり、妻と共に過ごす時間が長くなるので、

お互いに気持ちよく過ごすためにも、

「妻のトリセツ」の次の一手を知りたいと思い、早速読んでみました。

 

 

やはり、黒川先生の夫婦に関する著書は、素晴らしいです。

 

 

今回も、目からウロコの情報がてんこ盛りで、

日常の夫婦の会話に役立つことばかりが記載されています。

 

 

それでは、「夫婦のトリセツ決定版」を読んで、

私が得た気付きを3点、ご紹介します。

 

 

1つ目は、心理的安全性です。

 

 

この本の第1章の冒頭で、黒川先生は、いい夫婦とは、

心理的安全性が確保されている夫婦であると、断言されています。

 

 

心理的安全性とは、「思いついたことを言っても、

受け入れてもらえるという安心感のこと」をいいます。

 

 

そして、コミュニケーションにおける心理的安全性について、

次のように記載されています。

 

 

「自分の言ったことばが、おおむね、意図通りに相手に届く。

相手からは、共感・ねぎらい・賞賛・感謝のいずれかが、必ず返ってくる。

たとえ、提案が通らなくても、発言した気持ちをわかってくれ、

発言したという行為そのものは、ねぎらってくれることが約束されている」

 

 

 

確かに、自分の言ったことが相手に伝わり、

相手から、必ず承認されれば、人間関係はよくなります。

 

 

夫婦でも、親子でも、職場でも、

この心理的安全性が確保されることを意識すれば、

人間関係は円滑になり、無用な争いごとはなくなるのでしょう。

 

 

しかし、この心理的安全性ですが、夫婦では、もともと、

確保しにくいという特徴があります。

 

 

すなわち、人類の進化の過程で、男性は、獲物を狩るための脳に、

女性は、子供を産み育てるための脳に、それぞれ、設定された関係で、

夫婦のコミュニケーションは、すれ違いが多く、

互いに言っていることが伝わらず、心理的安全性が確保されにくいのです。

 

 

そのため、夫婦の脳の仕組みや、コミュニケーションについて学ばないと、

ただただ、夫婦の人間関係は、悪化の一途をたどることになります。

 

 

相手を愛するがゆえに、相手の言動が理解できず、

相手に絶望してしまう悲劇が起きてしまうのです。

 

 

とはいえ、この本に記載されているスキルを用いることで、

この悲劇を回避することができるのです。

 

 

2 共感の基本形

 

 

ということで、2点目は、共感の基本形です。

 

 

「妻のトリセツ」では、妻の話に共感することの大切さが記載されています。

 

 

「夫婦のトリセツ決定版」では、妻の話に共感する、

具体的なノウハウが記載されています。

 

 

 

共感の基本は、相手の話が、ポジティブであったときには、

「いいね」、「よかったね」で受け、相手の話が、ネガティブであったときには、

相手の使った形容詞(例えば、辛いや苦しい)を反復する、という簡単なものです。

 

 

相手の話に、にわかに共感できないときには、「そうか」、「そうなんだ」、

「そういうこともあるんだね」と「そ」で始まるうなずき語を返します。

 

 

相手の話に共感できる場合には、「わかる」をいいます。

 

 

「それは、辛いよね、わかる」という感じです。

 

 

相手を慰めたいときには、「大丈夫?」をいいます。

 

 

「それは辛いよね。大丈夫?」という感じです。

 

 

相手が失敗したときには、「私も○○すればよかったね」、

「私も、気づいてあげればよかった」といいます。

 

 

夫婦ですと、忘れ物をしたり、家事をミスしたりすることが日常茶飯事ですが、

失敗の原因をチクチク伝えても、相手はカチンとくるだけで、

状況が悪化するだけですので、このように、対処するのが効果的です。

 

 

そして、この共感は、かたちだけでもいいようです。

 

 

女性に対しては、かたちだけでも共感すれば、

反射的にストレスが解消できるようなのです。

 

 

このように、具体的な、「共感」のスキルを学んだので、

早速、妻との会話で意識して使ってみたところ、会話がスムーズになりました。

 

 

世の男性に、この「共感」のスキルを、ぜひ学んでもらいたいです。

 

 

3 食の話題に敏感になる

 

 

3点目は、こと食に関してノーアイデアでいるのは危ないということです。

 

 

私の家では、妻が食事を作り、私が後片付けをします。

 

 

 

私は、料理ができないので、料理を作ってくれる妻にとても感謝しています。

 

 

もっとも、料理について、妻から、「何食べたい?」と聞かれるのですが、

本音は、「なんでもいい」なので、「なんでもいいよ」と回答すると、

妻の機嫌が悪くなります。

 

 

そう、男たるもの、食にノーアイデアでいるのは、危ないのです。

 

 

妻から、「何食べたい?」と問われたら、

即座に、「オムライス」などと回答できるのが理想です。

 

 

そのため、普段から何を食べたいかについて、意識しておくことが大切ですね。

 

 

例えば、妻から、「麻婆豆腐でいい?」と聞かれたら、

「いいね」、「そうだね」で受けます。

 

 

受け入れないときは、その後に別提案をします。

 

 

「いいね、麻婆豆腐。でも、今日は餃子がいい」という感じです。

 

 

このように、相手の意見を、いったん、「いいね」で受け入れてから、

私は、~がいいと否定すると、相手は、気持ちよく動いてくれます。

 

 

まさに、人間フェイスブックみたいに、妻に「いいね」と伝えるのが、

夫婦円満の秘訣なのかもしれません。

 

 

料理を作ってくれる妻のために、食について、もっと意識を高く持ちます。

 

 

男女の脳の違いを知れば、異性に対して、優しくなれます。

 

 

男女の脳の違いを知らないと、男女のトラブルは耐えません。

 

 

ぜひ、多くの夫婦に読んでもらいたい一冊です。

 

 

一家に一冊は必需品になりそうな名著です。

 

 

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

40代から手に入れる最高の生き方

1 理屈だけではなく気持ちを汲み取る

 

 

私は、今年の12月20日で39歳になりました。

 

 

来年は40歳になります。

 

 

先輩からは、40歳になると急に体力が衰える等、

色々とネガティブなことを聞いていたので、

何か対策を考えて置くべきだなぁと漠然と考えていました。

 

 

すると、鴨頭嘉人先生のボイシーを聞いていると、いれぶんさんの、

「40代から手に入れる最高の生き方」という本の紹介がされており、

私自身40歳になる前でもあり、気になったので読んでみました。

 

 

 

この本には、20代や30代を真剣にがんばってきた人は、

40代はとても楽しいという、明るい未来が描かれていたので、

とても勇気をもらいました。

 

 

それでは、私がこの本を読んで得た気付きを3つご紹介します。

 

 

1つ目は、理屈だけでなく気持ちを汲み取る、です。

 

 

私は、弁護士という職業ですので、

ついつい論理や理屈で人を説得しようとしてしまいます。

 

 

しかし、人間は、論理や理屈よりも、感情で動くことが多いです。

 

 

論理や理屈でわかっていても、感情面で納得しなければ、

行動変容は生まれません。

 

 

この本では、気持ちや感情の方をメインで考えることが勧められています。

 

 

ちょうど、私には思い当たる節がありました。

 

 

クライアントが今感じているであろう感情、すなわち、

悔しい、許せない、辛いといった感情を汲み取ることで、

クライアントととの間で信頼関係を構築でき、

説得が上手くいったときがありました。

 

 

 

逆に、クライアントに対して、論理や理屈だけを伝えても、

なかなか納得してもらえなかったときがありました。

 

 

今振り返ってみると、クライアントの感情のことを

全く考えていなかったと反省しました。

 

 

この本を読み、改めて、人と接するときには、理屈だけではなく、

必ず、気持ちを汲み取る必要があると学びました。

 

 

2 休みに仕事をしない

 

 

2つ目は、休みは仕事しないです。

 

 

多くの人にとっては、当たり前かもしれませんが、

私にとっては、とても耳の痛いことでした。

 

 

なぜならば、私は、今でも、休みに仕事をしているからです。

 

 

言い訳になるかもしれませんが、平日は、電話がしょっちゅう鳴ったり、

法律相談がはいったりで、文書を作成する際に、なかなか集中できません。

 

 

休日であれば、電話がならず、法律相談の予定もほとんどないので、

文書を作成するために、集中できます。

 

 

そのため、私は、土日が休みなのですが、

土日のどちらかに働き、主に、文書の作成をしています。

 

 

 

しかし、できる弁護士は、土日はしっかりと休んでいます。

 

 

この本には、「残業や休日の仕事で埋め合わせれば良いという思考。

これだけは持ってはいけません。あまりに危険です」と記載されています。

 

 

本来は、就業時間中にできるように試行錯誤すべきなのです。

 

 

就業時間中に仕事が終わるように工夫することで、

労働生産性を向上させることができるのです。

 

 

私は、土日のどちらかに働くスタイルが身についてしまっているので、

まずは、平日の就業時間で仕事が終わるように、

仕事を細分化することを検討します。

 

 

例えば、文書を休日に一気に仕上げるのではなく、平日の就業時間中に、

まとまった時間を確保して、細分化したパートを作成して、

段階を追って文書を完成させることを実践してみます。

 

 

休みに仕事をするのは逃げの姿勢であるという、

いれぶんさんのご指摘を胸に、今一度、

仕事のやり方を工夫していきたいと思います。

 

 

3 会いたい人に会いに行く

 

 

3つ目は、会いたい人に会いに行くです。

 

 

この本では、自分が憧れる人に会いに行くことの大切さが記載されています。

 

 

 

素晴らしい功績を残している人の思考や動作を目の当たりにすることで、

「あ、こういう考え方や行動をすることで、こうなれるんだ」

と肌感覚で理解できて、自分の世界が広がるのです。

 

 

そして、今まで会ったことのなかった領域の人から見た自分がわかり、

自覚できていなかった自分の持ち味を知ることができるのです。

 

 

私は、憧れの人に会いに行くタイプですが、

そのメリットを上記のように言語化できていなかったので、

この本を読み、会いたい人に会いに行く、真の効用が腑に落ちました。

 

 

今の自分は、今まで出会った人の平均値で出来ているので、

自分よりもすごい人と出会った数が多ければ、

出会った人の平均値が高くなって、自分が知らず知らずのうちに、

磨かれている気がします。

 

 

臆することなく、自分よりもすごい人に積極的に会いに行くべきと

実感できました。

 

 

まさに、出会い運こそ人生運ですね。

 

 

私と同じように、アラフォーのビジネスマンに、

ぜひ読んでいただきたい1冊ですので、ご紹介しました。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

年末年始の休業のご案内

当事務所は、2022年12月29日から2023年1月5日まで、休業致します。

2023年1月6日から通常営業を開始します。

パワハラ社長からの暴力行為に対して、損害賠償請求と未払残業代請求で対抗し、600万円の解決金を勝ち取った事例

1 社長からのひどいパワハラ

 

 

会社の社長から暴力を振るわれて、会社に行くのが怖くなって、

会社を退職しました。

 

 

でも、社長の暴力は許せないので、社長を訴えてやりたいです。

 

 

パワハラの法律相談では、言葉の暴力がほとんどですが、

たまに、身体的な暴力によるパワハラの法律相談を受けることがあります。

 

 

身体的な暴力のパワハラの場合、身体に直接的な痛みが伴う分、

暴力を振るった相手を許せないと思ってしまいます。

 

 

 

このような身体的な暴力のパワハラを受けた場合、

どのように対処するのが効果的なのでしょうか。

 

 

結論から先にいいますと、暴力を受けた時の傷を写真に撮影していたり、

診断書等の証拠がある場合には、暴力をふるった人物に対して、

損害賠償請求をすることを検討します。

 

 

また、そのようなパワハラが発生するような職場では、

残業代が支払われていないことがほとんどですので、

あわせて未払残業代を請求することも効果的です。

 

 

ここで、私が担当した事件を紹介します。

 

 

クライアントは、40代の男性で、運送会社で事務作業全般、

機械の運搬と設置、運行管理の仕事をしていました。

 

 

クライアントは、相手方の会社の社長から、度々、暴力を受けていました。

 

 

例えば、クライアントは、社長から、鼻を頭突きされる、

顔を殴られる、髪の毛をハサミで切られる、

腕に火の付いたタバコを押し付けられる、背中を蹴られる、

額にマジックで✕を書かれる、といった酷い暴力を受けていました。

 

 

今どき、こんな酷いことをする社長がいるのかと、

クライアントの話しをお聞きして、少し疑いましたが、

クライアントは、暴力を受ける度に、自身の傷を写真にとり、

病院へ通院していたので、証拠を確保していたので、

社長からひどい暴力を受けていたことが真実であることがわかりました。

 

 

そして、クライアントは、社長からの暴力に耐えきれず、

会社を退職し、私のもとへ法律相談に来られました。

 

 

クライアントは、社長から受けた理不尽な仕打ちについて、

このまま泣き寝入りはしたくないとおっしゃっていました。

 

 

クライアントの話しを聞き、社長からの暴力を証明できる証拠があり、

長時間労働をしているにもかかわらず、

残業代が1円も支払われていないとのことでしたので、

パワハラによる損害賠償請求と未払残業代請求をすることにしました。

 

 

2 パワハラの損害賠償請求と未払残業代請求の裁判を提起しました

 

 

未払残業代請求をするために、会社に対して、

タイムカードを開示するように請求したところ、

無事にタイムカードが開示され、未払残業代の金額を計算し、

未払残業代請求とパワハラの損害賠償請求をしました。

 

 

しかし、会社からは、クライアントが勝手に残業をしていたので、

残業代を支払わない、タイムカードには、手書きの記載があるので、信用できない、

クライアントのけがは、従業員同士のけんかの時にできたものであり、

社長は暴力を振るっていないと反論してきました。

 

 

会社からは、誠意ある回答が得られなかったことから、

会社と社長に対して、パワハラの損害賠償請求を、

会社に対して、未払残業代請求をする、裁判を提起しました。

 

 

 

なお、社長がパワハラをした場合、会社も損害賠償責任を負うことになります。

 

 

まず、会社は、社長は暴力を振るっていないと反論してきたので、

ハローワークの資料を証拠にして、クライアントは、

社長から暴力を受けたと主張しました。

 

 

すなわち、クライアントは、社長からの暴力が辛くて退職したことを、

ハローワークに伝えており、ハローワークは、相手方の会社の従業員から、

聞き取り調査をして、社長からの暴力があったと認定していました。

 

 

クライアントは、自分から会社を退職しているので、通常ですと、

自己都合退職に該当し、雇用保険の失業給付を受給する際に、

2ヶ月間の給付制限がかかるなどの不利益を被ります。

 

 

しかし、ハローワークで、パワハラを受けて退職したことを証明できれば、

会社都合退職に該当し、雇用保険の失業給付を受給する際に、優遇されます。

 

 

クライアントは、ハローワークで、会社都合退職と認定されていたことから、

ハローワークから、個人情報開示手続きで入手した、

相手方会社の従業員の証言をもとに、

社長から暴力を受けたことについて立証しました。

 

 

次に、クライアントが勝手に残業していたという主張に対して、

社長がクライアントに対して、

営業時間内には終わらない業務量の仕事をさせていて、

それを黙認していたことから、

黙示的に、業務指示をしていたと主張しました。

 

 

また、会社は、タイムカードは信用できないと反論していましたが、

会社は、労働者の労働時間を正確に把握する義務を負っていますし、

裁判所は、タイムカードで労働時間が管理されている場合、

よほどの事情がない限りは、タイムカードをもとに、労働時間を認定します。

 

 

そのため、裁判所から、和解の提案があり、

クライアントに有利な和解案が提示されました。

 

 

3 解決金600万円を勝ち取りました

 

 

判決に至った場合、会社から、全額を回収することができるのかについて、

一抹の不安があったこともあり、和解であれば、

回収のリスクを低減できることから、和解に応じることにしました。

 

 

 

結果として、会社から、600万円の解決金を支払ってもらうことで、

無事に解決できました。

 

 

酷い仕打ちを受けた会社から、600万円を回収することができて、

クライアントの溜飲が下がり、クライアントは、満足されて、

新しい一歩を踏み出すことができました。

 

 

このように、パワハラを受けた場合、

損害賠償請求と未払残業代請求を一緒にすることで、

高額な金銭請求ができる可能性があります。

 

 

そのためには、パワハラの事実を証明するための証拠である、

録音、写真、診断書などを確保し、

残業代請求をするためのタイムカードなどを確保する必要があります。

 

 

パワハラや残業代の未払でお悩みの場合には、弁護士にご相談ください。

 

 

弁護士は、パワハラや残業代の未払について、適切なアドバイスをしてくれます。

 

 

本日もお読みいただき、ありがとうございます。

新時代の戦略的コミュニケーション講座第6講

1 尊敬の3大要素

 

 

井上敬一先生の新時代の戦略的コミュニケーション講座の第6講を受講しました。

 

 

井上敬一先生のホームページ→https://inouekeiichi.net/

 

 

最終講の第6講では、「生き方」という深いテーマについて、

ご教授いただきました。

 

 

今回もたくさんの学びを得たところ、第6講で得た気付きを3つ、ご紹介します。

 

 

1つ目は、「尊敬の3大要素」です。

 

 

人間関係を持続させるためには、尊敬される必要があります。

 

 

他者から尊敬されると同時に、

自分のことを尊敬する自尊心を育むことが大切です。

 

 

 

では、どうすれば、他者から尊敬されたり、

自尊心を高めることができるのでしょうか。

 

 

それは、努力し、継続し、利他に生きるです。

 

 

努力、継続、利他の3つが尊敬の3大要素なのです。

 

 

確かに、継続して努力している人は、

何かを成し遂げているので、尊敬されます。

 

 

継続することで、自分で決めた約束を、

自分で守り続けるので、自尊心が高くなります。

 

 

利他とは、人のために何かをすることであり、

人が喜びことをすれば、当然、人から尊敬されますし、

他者に貢献したことで、自尊心も高くなります。

 

 

ちなみに、努力、継続、利他の逆の言葉を想像すれば、

この3つがいかに大切かがイメージできます。

 

 

努力の反対は怠惰、継続の反対は刹那、利他の反対は利己です。

 

 

怠けていて、なにもしておらず、自分のことばかり考えている人では、

尊敬されないことは明らかですね。

 

 

そして、井上先生からは、努力、継続、利他について、

他者に語ることをすすめられました。

 

 

自分が行っている、努力、継続、利他のことを、

誰かに宣言することで、自分でそうしなければならないように、

環境調整できます。

 

 

毎日の生活で、自分がしている、努力、継続、利他をカウントしていきます。

 

 

2 モテ続ける人の3つの指針

 

 

2つ目は、「モテ続ける人の3つの指針」です。

 

 

①人を受け容れる

 

 

②大人の定義を忘れない(大人とは、自分の中に半分他人が入っている)

 

 

③普段少し損している人は、人生の長いスパンでは得をする

 

 

この3つのうち、①人を受け容れるの具体的な行動として、

自分から話しかける、というものがあります。

 

 

 

私は、初対面の人と会ったとき、自分から話しかけることはあまりなく、

相手から話しかけてきてもらうのを待っているタイプの人間でした。

 

 

その根底には、知らない人と会話するのがめんどうくさい

というマインドがあります。

 

 

しかし、どう考えても、自分から人に話しかけてもらった方が、

相手は喜びますし、モテるはずです。

 

 

今後は、初対面の人には、自分から話しかけることを行動指針にします。

 

 

また、普段少し損をするというのは、書店に売られている本や雑誌を、

下の綺麗な物を買うことが多いのに対して、上の物から買うですとか、

自分が利用した公共のトイレを少しきれいにするや、

ゴミに気付いたら拾うといった、陰徳を積むことです。

 

 

このような陰徳には、「お先にどうぞ」という精神が宿っており、

心に余裕が生まれます。

 

 

心に余裕があると、当然、人からモテます。

 

 

日常生活で、陰徳を積むことを心がけます。

 

 

3 プロとしての役割を演じる

 

 

3つ目は、「プロとしての役割を演じる」です。

 

 

プロとして、いかに顧客に貢献できるかを考え、

その結果として、報酬という売上が増えていきます。

 

 

そのため、売上とは、顧客の喜ばせ高、という意味になります。

 

 

 

顧客を喜ばせれば、売上が上がり、大きく栄えます。

 

 

顧客の喜びが売上と考えれば、売上を上げることは、

プロとして、徹底的にこだわる必要があります。

 

 

弁護士は、法的問題を解決するプロですので、

クライアントの法的問題を解決して、クライアントに喜んでもらい、

売上を上げることに、徹底的にこだわります。

 

 

顧客を喜ばせることが売上という考え方は、

売上を伸ばしていくための、最高のモチベーションになります。

 

 

私も、プロとして、数字から逃げずに、

売上を上げることに、邁進していきます。

 

 

全6講を受講し終わり、本当に素晴らしい講義だったと実感しています。

 

 

これからテクノロジーが進化していく中、ますます、

コミュニケーションの能力が重要視されていくと予想されます。

 

 

コミュニケーションのスキルを向上させ、

人間関係をよりよくしたい方におすすめの講座です。

 

 

特に、男女のコミュニケーションに悩んでいる方に、超おすすめです。

 

 

私は、この講座を受講してから、妻との喧嘩が少なくなりました(笑)。

 

 

本当に取れ高の高い、素晴らしい講座ですので、

多くの方に受講してもらいたいです。

 

 

2023年2月12日から、「新時代の戦略的コミュニケーション講座」の

第1期がスタートしますので、ぜひ受講してみてください。

 

 

https://www.asakurachieko.com/event/communication/3166/

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

新時代の戦略的コミュニケーション講座第5講

1 リフレーミング

 

 

井上敬一先生の新時代の戦略的コミュニケーション講座の第5講を受講しました。

 

 

井上敬一先生のホームページ→https://inouekeiichi.net/

 

 

今回の講座では、習慣形成や理想の自分を描くことの大切さについて学びました。

 

 

今回の第5講で得た気付きを3つ、ご紹介します。

 

 

1つ目は、リフレーミングです。

 

 

リフレーミングとは、物事を見る枠組み(フレーム)を変えて、

違う視点で捉え、ポジティブに解釈できる状態になることをいいます。

 

 

 

具体的には、自分の嫌な部分をポジティブに転換してみます。

 

 

例えば、私の場合、①面倒くさがり、②人を見下すことがある、

③自分が正しいと考えてしまう、④人の目を気にする、⑤先延ばしにしてしまう、

といった、自分の嫌な側面があります。

 

 

これらをリフレーミングすると、次のようになります。

 

 

①面倒くさがり→慎重である

 

 

②人を見下すことがある→自分に自信がある

 

 

③自分は正しいと考えてしまう→正義感が強い

 

 

④人の目を気にする→視野が広い

 

 

⑤先延ばしにしてしまう→同時進行で仕事をすすめている

 

 

このように、自分の嫌な部分を見つめて、ポジティブに言い換えると、

今のままの自分を受け容れやすくなります。

 

 

リフレーミングをすることによって、今のままの自分を愛し、

自分を信じる力がでてきます。

 

 

リフレーミングをすると、長所と短所は一対である、

あらゆる短所は長所の伸ばし過ぎ、

嫌なところが多いのはそれだけ向上心がある、

といったプラスの面に気づくことができます。

 

 

このリフレーミングは、自分に対しても効果的ですが、

他者に施すことも効果的です。

 

 

他者が、自身のマイナスと思っているところを吐露したときに、

そのマイナスをプラスに転換してあげることで、

その他者に対して、自信と自己愛を芽生えさせることができます。

 

 

相手以上に、相手を承認し、期待し、信頼して、

成功体験を積ませるお手伝いをすることで、

相手とよりよい関係を構築することができるのです。

 

 

2 勇気づけ

 

 

2つ目は、勇気づけです。

 

 

勇気とは、「困難を克服する力」です。

 

 

 

勇気づけには、自分に対する勇気づけと、

他人に対する勇気づけの2つがあります。

 

 

まず、自分に対する勇気づけは、

①所属感(自分はここにいてもいいんだというマインド)、

②信頼感(この人達を信頼しても大丈夫というマインド)、

③貢献感(自分は人に貢献しているというマインド)

で構成されます。

 

 

これら3つは、「感」という言葉が使われているように、

自分でそう思っていることが重要です。

 

 

自分がこれら3つを感じるために、

自分の言葉、表情、行動、イメージをプラスにすることが大切です。

 

 

次に、他人に対する勇気づけは、

①良い出しをする、②加点主義で関わる、③プロセスを重視する、

④失敗を受け入れる、⑤感謝を伝える、の5つで構成されます。

 

 

私が意識しなくてはならないと感じたのは、

①良い出しをすると、②加点主義で関わるの2つです。

 

 

ダメ出しをされて嬉しい人はいません。

 

 

しかし、私達は、ついつい、親しい人に対して、ダメ出しをしてしまいます。

 

 

きっと、人間は、本能的に、

人の悪いところがみえるように設定されているだと思います。

 

 

そこで、意識して、人の悪いところではなく、

良いことをみつけて、褒めることをしていく必要があります。

 

 

また、私達は、やってくれないことを悪く評価して、

減点主義で接してしまいます。

 

 

相手の目で見て、相手の耳で聞き、相手の心で感じることで、

相手が素晴らしい人間に見えて加点主義に変えられます。

 

 

やってくれたことに感謝して、加点主義で人に接していきたいです。

 

 

3 分離

 

 

3つ目は、分離です。

 

 

人間は、親しい家族を自分が所有していると勘違いして、

家族をコントロールしようとしてしまいがちです。

 

 

 

しかし、愛と所有は別物です。

 

 

家族であっても、自分とは違う人格をもった人間です。

 

 

特に、配偶者は、血がつながっていない他人ですから、なおさら、

所有意識を持つのは、人間関係が悪化するので、気をつける必要があります。

 

 

井上先生から、「和して同ぜず」という論語の言葉を紹介してもらいました。

 

 

相手とは、仲良くなっても、相手に迎合するのではなく、

自分の意見はしっかりと持ち、主体的に関わる必要があります。

 

 

相手を変えようとするのではなく、自分を変えればいいのです。

 

 

相手を支配しようとせず、相手をそのまま受け容れ、その後に、

期待と信頼を込めて付き合うと自ずと、関係性はよくなります。

 

 

そして、井上先生からいただいた次の言葉が心に残りました。

 

 

評価せずに承認し、侵入せずに繋がり、見下さずに助ける

 

 

深い言葉ですね。

 

 

人間関係を継続させるための極意を学ばせていただきました。

 

 

今後の人間関係の維持継続のために、今回の学びを活かしていきます。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

看護師が能力不足を理由に解雇されて労働審判の申立をした事件

1 事件の概要

 

 

今回は、私が担当した解雇事件の解決事例を紹介させていただきます。

 

 

クライアントは、個人の医師が経営しているクリニックにおいて、

看護師として、働いていたところ、ある日突然、解雇を通告されました。

 

 

 

解雇の理由は、業務能力が不足していること、及び、勤務態度が悪いことでした。

 

 

確かに、クライアントは、経営者の医師との人間関係は、

うまくいっていませんでしたが、解雇されるほどのことではないと考えており、

今回の解雇には納得できませんでした。

 

 

解雇に納得できないクライアントは、私のもとに法律相談にこられました。

 

 

クライアントからは、経営者の医師にも、

様々な問題があるにもかかわらず、

自分だけが解雇によって不利益を被ることに納得できず、

解雇はなかったことにしてほしいという要望がありました。

 

 

また、クライアントは、解雇したクリニックに

復職することは望んでいませんでした。

 

 

そこで、労働審判の申立をして、労働審判の手続きにおいて、

クリニックに解雇を撤回させ、労働契約を合意解約し、

解決金を支払ってもらうことで、事件を解決できないかと考えました。

 

 

2 弁護活動

 

 

まず、解雇を争う事件では、解雇をした会社に対して、

働く意思があることを通知する必要があります。

 

 

これは、解雇が無効になった時に、未払賃金を請求するためには、

労働者に、働く意思があることが必要になるからなのです。

 

 

 

次に、解雇を争う事件では、会社が主張している

解雇理由を具体的に特定させていきます。

 

 

労働者としては、会社が主張している解雇理由に対して、

一つ一つに反論し、裁判所に、解雇理由はないのではないか、

この解雇理由では解雇できないのではないかと思わせればいいのです。

 

 

そのためには、会社が主張している解雇理由が抽象的な内容ですと、

反論に時間がかかりますので、

会社が主張している解雇理由を具体化させることが重要になります。

 

 

そこで、私は、相手方のクリニックに対して、

クライアントが働く意思があることを表明し、

クリニックが主張している解雇理由を具体的にするように求める

通知書を送付しました。

 

 

すると、相手方は、業務能力が不足していることについて、8つの解雇理由を、

勤務態度が悪いことについて、8つの解雇理由を主張してきました。

 

 

相手方が主張している合計16個の解雇理由について、

クライアントと打ち合わせを重ねて、反論を考え、労働審判の申立をしました。

 

 

3 結果

 

 

相手方の主張している解雇理由が多く、

反論の主張を作成するのに苦労しましたが、

クライアントが、的確に事実関係を整理してくれたおかげで、

効果的な反論ができました。

 

 

なにより、クライアントの話しを聞いていると、

クライアントは、しっかりと仕事をしているにもかかわらず、

そのことをクリニックの経営者の医師が、

適正に評価していなかったことがわかりました。

 

 

また、クライアントと経営者の医師との

コミュニケーションがうまくいっていなかったことが

根本的な原因だったのですが、そのことを、

クライアントだけの責任として、

解雇することは不当であるとわかりました。

 

 

労働審判の手続きにおいても、裁判所に対して、

コミュニケーションがうまくいっていない問題について、

経営者が真摯に向き合わず、

反省している労働者を解雇することはおかしいと主張したところ、

裁判所は、理解を示してくれました。

 

 

通常の裁判であれば、解雇が無効になり、

解雇期間中の未払賃金を全額請求できる事案でしたが、

クライアントは、既に、別のクリニックで就職しており、

この解雇事件をなるべく早く解決したいという要望がありました。

 

 

そこで、労働審判で解決するためには、

金銭的な請求については、ある程度の譲歩をすることが求められました。

 

 

その結果、相手方のクリニックが、解雇を撤回した上で、

クライアントと相手方のクリニックの労働契約を合意解約し、

相手方のクリニックがクライアントに対して、

解決金100万円を支払ってもらうことで調停が成立しました。

 

 

私としましては、解決金100万円という金額に不満がありましたが、

早く事件を解決したいクライアントの意向を尊重して、調停をまとめました。

 

 

不当な解雇が撤回され、

解雇によって傷ついたクライアントの尊厳が回復されたようで、

事件が解決した後のクライアントは、

清々しい表情になっていたのが印象的でした。

 

 

 

このように、不当解雇が無効になり、

金銭的な解決ができることがありえます。

 

 

解雇されて、納得がいかないときには、弁護士にご相談ください。

 

 

弁護士は、解雇について、適切なアドバイスをしてくれます。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

入社3日目で解雇されたクライアントの労働審判事件

1 事件の概要

 

 

今回は、私が担当した解雇事件の解決事例を紹介させていただきます。

 

 

40代男性のクライアントは、ハローワークの求人票を見て、

電子部品や電子機材の製造をしている会社に応募し、採用されました。

 

 

しかし、クライアントは、入社して3日目に、会社を解雇されました。

 

 

 

クライアントと会社の労働契約には、試用期間が設定されていましたので、

試用期間中に解雇されました。

 

 

解雇の理由としては、

①上司の指導に対して返事をしない、

②上司の指示に反発して従わない、

③無断でロッカーを使用した、

④会社のルールに従わずに勝手に行動をしている、

といったことがあげられていました。

 

 

クライアントとしては、会社が主張している解雇理由について、身に覚えがなく、

入社3日目で解雇されることに納得できず、私のもとへご相談にこられました。

 

 

2 弁護活動

 

 

まず、大前提として、解雇は、よほどのことがない限り、できません。

 

 

なぜならば、解雇されると、労働者は、

生活の糧である給料を失うことになり、

その労働者の給料で生活をしている家族を含めて、

生活が困窮することになるので、日本では、

解雇に対して、厳しい規制をかけています。

 

 

また、働くことは、人間にとって、自己実現の場でもあり、

解雇によって、自己実現の場を奪うことは、

抑制的であるべきということからも、

解雇に対しては、厳しい規制がかせられているのです。

 

 

そのため、解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、

社会通念上相当であると認められない場合には、無効になります。

 

 

ここで、客観的に合理的な理由については、

①解雇の理由があるのか、

②解雇の理由が将来も存続すると予測できるか、

③解雇回避措置を尽くしたといえるのか、

の3つを検討します。

 

 

社会通念上の相当性については、労働者にとって有利な、

あらゆる事情(労働者の情状、他の労働者の処分との均衡、会社側の落ち度など)

を考慮して、解雇が労働者にとって過酷ではないかを検討します。

 

 

裁判実務では、この客観的合理的な理由と、

社会通念上の相当性の要件を満たすのは、

ハードルが高く、解雇が無効になることはよくあります。

 

 

法律相談で、クライアントの話しを聞いていますと、

会社が主張している解雇理由の①については、

クライアントは、上司から指導を受けた時には、

メモをとりながら、返事をして聞いていました。

 

 

会社が主張している解雇理由②については、

クライアントは、上司の指示に反発しておらず、疑問点を尋ねただけでした。

 

 

会社が主張している解雇理由③については、クライアントは、

会社から指定されていたロッカーとは別のロッカーを使用したものの、

会社から指導を受けて、それ以降は、

別のロッカーを使っておらず、改善していました。

 

 

会社が主張している解雇理由④については、

クライアントは、会社のルールにきちんと従っていました。

 

 

このように、クライアントの話しによりますと、

会社の主張している解雇理由は存在しないことになります。

 

 

そして、クライアントは、入社して3日で解雇されたのですが、

仮に、会社の主張している解雇理由があったとしても、

その後の会社の指導によって、

クライアントの問題点が改善される可能性が十分にあるにもかかわらず、

いきなり解雇しているので、会社は、解雇回避措置を尽くしていません。

 

 

そのため、会社は、客観的合理的な理由がないにもかかわらず、

クライアントを解雇しているので、この解雇は、

無効になる可能性が高いと考えました。

 

 

そこで、3日で解雇されたクライアントの無念な思いに応え、

解雇事件の依頼を受けて、会社に対して、解雇が無効であり、

クライアントには、働く意思があることを通知しました。

 

 

解雇が無効になれば、労働者としての地位が復活し、

解雇期間中の未払賃金を、会社に対して、請求できるのですが、

未払賃金を請求するためには、

会社で働く意思があることを表明する必要があるのです。

 

 

もっとも、会社からは、誠意ある回答がなかったことから、

労働審判を申し立てました。

 

 

3 結果

 

 

労働審判とは、3回の期日で終結する、迅速な裁判手続です。

 

 

普通の裁判ですと、1年くらい時間がかかるのですが、

労働審判ですと、申立をしてから3ヶ月以内で終結することが多く、

早く事件を解決できるのが魅力です。

 

 

 

特に解雇事件では、前の会社とのトラブルを早く解決して、

すっきりしてから、次の職場で働きたいと考える労働者が多いことから、

私は、労働審判を活用することが多いです。

 

 

今回の労働審判では、裁判所も、入社して3日で解雇したのでは、

全く解雇の要件を満たしていないと考えてくれ、会社を強く説得してくれました。

 

 

もっとも、労働審判では、迅速に解決するために、

労働者に有利な事案でも、金銭的な解決における金額を決定する際に、

譲歩を求められます。

 

 

最終的には、クライアントの給料の6ヶ月分の108万円を、

会社に支払ってもらうことで調停が成立しました。

 

 

入社して3日で解雇され、やるせない思いを抱いていたクライアントでしたが、

労働審判をして、会社から、解決金が支払われることで、

傷ついた尊厳を回復することができて、この解決に満足されました。

 

 

解雇は、よほどの理由がない限りできませんので、

解雇が無効になることはありえます。

 

 

解雇されて、納得がいかないときには、弁護士にご相談ください。

 

 

弁護士は、解雇について、適切なアドバイスをしてくれます。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

君は誰と生きるか

1 身近な人を大切にする

 

 

私は、毎日、Voicyという音声メディアを聞いています。

 

 

私が毎日聞いているVoicyのパーソナリティの一人が朝倉千恵子先生です。

 

 

朝倉千恵子先生が、Voicyで、

永松茂久先生の最新刊「君は誰と生きるか」という本を絶賛されていましたので、

早速読みました。

 

 

 

永松茂久先生の本を初めて読んだのですが、読み終わった時に、

心が熱くなり、一気に永松茂久先生のファンになりました。

 

 

この本は、永松茂久先生が、師匠との対談をしながら、

人生で大切なことに気付いていくプロセスが、

ストーリーとして描かれているので、

とても読みやすく、内容が頭に入りやすいです。

 

 

それでは、この本を読んで、私が気付いたことを3つ紹介させていただきます。

 

 

1つ目は、自分の身近な人を大切にすることです。

 

 

この本では、若き日の永松茂久先生が、

人脈を広げるために、様々な場所に出かけて、

新しい出会いを求めていたのですが、師匠との対談の中で、

人脈は狭いほうがよく、自分の身近な人を大切にすることを学びます。

 

 

自分の半径3メートルにいる人を大切にするのです。

 

 

永松茂久先生の師匠は、次のように語りかけます。

 

 

「まずは今、目の前にいる人がどうやったら喜んでくれるのか、

笑顔になってくれるのか、を地道に積み重ねていくほうが、

結果的にうまくいくための近道になるんだよ」

 

 

私も一時期、人脈を広げようとして、

いろいろな異業種交流会に参加していましたが、

結果として、名刺交換をしただけで終わり、

何か仕事につながったことはほとんどありません。

 

 

この本を読めば、人脈を無理に広げる必要はなく、

自分の身近な人を大切にすることのほうが、

よほど大事であることが、よくわかります。

 

 

 

家族や会社のメンバーといった身近な人を喜ばせることができずに、

その向こうにいる人達を喜ばせることはできません。

 

 

しかし、どういうわけか、人は、身近な場所より遠くのほうに魅力を感じて、

外にばかり出会いを求めてしまいます。

 

 

それでも、「人生のチャンスの扉の鍵は、

今、あなたの目の前にいる人が握っている」のです。

 

 

自分の身近な人との命の時間を大切にすることは、

成功のために、一見遠回りのように見えて、実は、最も近道なのです。

 

 

この本を読み、改めて、家族や職場のメンバーといった身近な人を大切にして、

身近な人を喜ばせる生き方をしていこうと決意しました。

 

 

2 目の前のことに対して自力を出す

 

 

2つ目は、目の前のことに対して自力を出すです。

 

 

すなわち、成功のビジョンに向けて目の前のことに全力を尽くすことです。

 

 

私は、時折、今自分がしていることが本当にあっているのか、

不安になることがあります。

 

 

自分の選んだことがあっているのか、

別のやり方の方がいいのではないかと、不安になります。

 

 

 

しかし、この本を読み、自分が信じた道を進むことに対する

不安や恐れがなくなりました。

 

 

「そんな他人の話しを聞いてうらやましがる前に、自分の道があるんだよ。

だから自分の道を歩きな。自分の道を生きていけば、いつか必ず頂上にたどり着く」

 

 

人はみな、生きる道が違うので、他の成功者の話しは、

自分にとって本当に役立つかはわかりません。

 

 

「自分の道に誇りを持って、一歩一歩進んでいけばいい。

どんなに高そうに見える山だって一歩一歩進んでいけば、必ず頂上に行き着く。

そしてね、頂上付近っていうのは狭いから、

そこにいる別の分野で自分の道を突き詰めてきた人たちと出会いやすくなるんだよ」

 

 

他人を羨む前に、自分のできることをする。

 

 

自分を高めて、全力を尽くしていけば、その分野の第一人者になり、

別の分野の第一人者と出会うことができます。

 

 

この本を読み、自分がやるべきことをしっかりとして、

自分の道を歩けばいいと分かり、

これまで自分がしてきたことは間違いではなかったと確信でき、

自信がもてました。

 

 

やはり、私は、労働弁護士としての道を歩み、

目の前の1つ1つの事件に、誠実に取り組んでいきます。

 

 

3 与える人

 

 

3つ目は、与える人になることです。

 

 

与える人になることが幸せになる一番の近道です。

 

 

 

与える人の具体的な行為は、次の3つです。

 

 

1つ目は、笑顔でいること。

 

 

 2つ目は、相手の話しに興味を持って耳を傾けて聞くこと。

 

 

 3つ目は、思いやりを持って相手に温かい声をかけること。

 

 

これこそが、人間関係の究極の基本なのです。

 

 

私は、現在、コミュニケーションの勉強をしているのですが、

まさに、この3つが、コミュニケーションの中核であると実感できています。

 

 

笑顔でうなずいて話しを聞きながら、温かい言葉をかける。

 

 

これは、意識していないとなかなかできません。

 

 

いつどこでも与えられるグレートプレゼンターとして生きていくことの大切さを、

この本を通じて学びました。

 

 

人生で本当に大切なことは何かを学べる、素晴らしい本です。

 

 

多くの人に読んでもらいたい一冊ですので、紹介させていただきました。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

言語化の魔力

1 不安を鎮める

 

 

樺沢紫苑先生の最新刊、「言語化の魔力~言葉にすれば悩みは消える~」

という本を読みました。

 

 

 

この本を読めば、現代社会のたいていの悩みは解決できると実感できる、

すごい本です。

 

 

私は、弁護士として、毎日、様々な相談者の法的なお悩みを聞いているので、

この本に書いてあることにが、よくわかります。

 

 

それでは、私がこの本を読んで得た、気付きを3つご紹介します。

 

 

1つ目は、言葉にすることによって不安を鎮められる、ということです。

 

 

人は、コントロールできているという感覚があれば、

ストレスは減り、気分は楽になります。

 

 

このコントロール感を持つために、言葉を活用します。

 

 

例えば、仕事が終わらず、「わー、どうしよう」とパニックになっている時に、

「なんとかなるさ」とつぶやくと、不安は減少し、

集中力が高くなり、最終的に、なんとかなってしまいます。

 

 

なぜこのようなことが起きるのかといいますと、

「なんとかなるさ」とつぶやくことによって、

脳の扁桃体の興奮が沈静化されて、不安が減弱するからなのです。

 

 

 

さらに、「なんとかなるさ」と何度もつぶやけば、

プラシーボ効果という暗示の力も加わり、

さらに落ち着いた気持ちになるのです。

 

 

また、難しい出来事が起きたとしても、

「できる」と声に出して言ってみることも効果的です。

 

 

「できる」と声に出した上で、できたときの自分をイメージすると、

ワクワクした気分になり、ドーパミンが脳内に分泌されて、

仕事の効率がアップします。

 

 

さらに、「できる」よりも「できた」という過去形にしたほうが、

さらに効果があるようです。

 

 

「できた」と言った瞬間に、できた自分が条件反射的にイメージされ、

ドーパミンがより出やすくなるからなのです。

 

 

このように、困難な問題に直面したときには、

「なんとかなる」、「できる」、「できた」と言葉に出すことで、

自分の脳を整えることができるのです。

 

 

2 それはそれとして

 

 

2つ目は、「それはそれとして」という言葉です。

 

 

弁護士として、法律相談をしていると、

多くの相談者は、過去の出来事にとらわれていることに気付きます。

 

 

しかし、他人と過去は変えられません。

 

 

変えられるのは、自分と未来だけです。

 

 

変えられない過去にフォーカスするのではなく、

変えられる未来のために、今、自分ができることにフォーカスすることで、

悩みは解消できるのです。

 

 

過去の嫌な出来事を思い出した時には、

「それはそれとして」とつぶやくのが効果的です。

 

 

「それはそれとして」という言葉は、

問題の次元を切り替える力があります。

 

 

 

そして、「それはそれとして」という言葉は、

相手の考えや感情を否定も肯定もしません。

 

 

「それはそれとして」という言葉は、

様々な場面で、自分の感情や思考を切り替える際に、活用できます。

 

 

「それはそれとして」という言葉は、

相手を否定せずに、相手を受容しながら、

話しをより高次元へと引き上げることができるので、

法律相談の際に活用できます。

 

 

「それはそれとして、今できることは?」と自分に投げかけて、

過去の呪縛を解き放ち、今にチューニングします。

 

 

3 ぼーっとすることは大切です

 

 

3つ目は、もっとぼーっとするです。

 

 

この本の中には、悩みを解消するためにやめることの一つに、

スマホの見過ぎが挙げられています。

 

 

私も、しょっちゅう、スマホをチェックして、

何かメッセージが届いていないか確認しています。

 

 

しかし、普段から、仕事でパソコンの画面ばかりみているのに、

プライベートや休憩時間にもスマホをみていたのでは、

脳と目を酷使しすぎていて、脳疲労を生じさせます。

 

 

脳疲労を解消するために、積極的にぼーっとすることが大切になります。

 

 

 

ぼーっとしている時に、脳内では、

デフォルトモード・ネットワークが活発に稼働します。

 

 

デフォルトモード・ネットワークとは、脳のスタンバイの状態で、

これから自分の身に起こり得ることをシュミレーションしたり、

過去の記憶を整理・統合したり、置かれている状況を分析します。

 

 

色々なイメージや記憶を想起しながら、

脳内で自分のこれからをより良いものにしていくための準備をしてくれるのです。

 

 

ようするに、ぼーっとすることで、ひらめきがうまれるのです。

 

 

そのため、なるべくスマホを使用する頻度を下げて、

意識的にぼーっとする頻度を上げると、

アイディアが生まれやすくなるのです。

 

 

ついつい、スマホで情報を入手しようとしてしまいますが、

これからは、ぼーっとする時間を積極的に確保していきます。

 

 

現代人の悩みを解消するための、

様々なノウハウがふんだんに記載されていますので、

多くの人に読んでもらいたい一冊です。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。