夫のトリセツ
1 妻とけんかをしました
恥ずかしい話ですが,仕事始めの日に妻とひどいけんかをしました。
以前ブログでも紹介しましたが,私は,妻との間で,
19時30分までに仕事を終えれば,
次の日ブログを更新してもいいという約束をしました。
仕事始めの日ですが,長い休み明けということもあり,
仕事がたまっており,体が慣れていないせいもあったのか,
19時36分に仕事が終わりました。
仕事が終わってから家に帰ると,妻から
「6分遅いよね」と言われました。
この言葉に,私は,仕事でがんばってきた夫に対して
ねぎらいはないのかと,カチンときてしまい,
「そんな言い方はないだろう」と言ってしまい,
けんかになりました。
それから3日ほど,妻の機嫌がすこぶる悪く,
家に帰るのが苦痛になりました。
このけんかは話し合いで決着がついたのですが,
またいつなんどき,どのようなきっかけで,
妻の機嫌が悪くなるかわかりませんので,
これはなんとかしなければならないと思い,
一冊の本を読みました。
それが,黒川伊保子先生の「夫のトリセツ」です。
2 妻が出産後に夫に厳しくなる理由
この本の第一章のタイトルが
「神は,夫婦を別れさせようとしている」というものです。
黒川先生の見解によりますと,夫と妻は,
脳の仕組みが異なることから,衝突が起きるのです。
そして,その衝突は,子供ができてから頻発するようです。
妻は,子供を無事に育て上げるために,
搾取すべき相手からは徹底して搾取するようです。
子を持つ妻は,夫の労力,意識,時間,お金のすべてを
すみやかに提供してほしいという本能に駆られるようで,
子供には徹底して優しいが,夫には厳しくなります。
これは子供を無事に育て上げるための女性脳の本能なので,
いかんともしがたいことなのでしょう。
私の妻も,子供ができてから,理不尽な言動が多くなり,
私に厳しくなったのは,この女性脳の本能の作用によるもの
なのだとよく理解できました。
3 女性の浮気の原因は?
もう一つ,女性脳には罠があります。
それは,子供が大きくなると,女性脳は,
「次の生殖相手」を探すようになることです。
生物は繁殖するために,できるだけ免疫力の高い相手をつかまえて,
できるだけたくさんの遺伝子を残す必要があるので,
女性脳は,子育てが一段落すると,
「もっと免疫力の高い男を探そうよ,この目の前の男はだめだよ」
とささやきだすようです。
その結果,女性は,「悪いのはこの人。私じゃない」と思い込んで,
浮気に至るようです。
私は弁護士として,浮気の事件をよく担当するのですが,
女性の浮気が,この脳の罠から生じているという見解に,
非常になっとくできました。
4 男は問題解決をしたがる
一方,男性は,問題解決に脳を使います。
そして,守ってあげたい相手に対して,問題解決を急ぐので,
妻の話に共感するよりも,問題解決のために,
「君もここが悪いから直しなさい」と言ってしまうのです。
男性は,問題解決を急ぐので,プロセス解析をしないため,
危機回避能力が女性に比べて低いので,
同じ危険に,懲りずに身を晒してしまいます。
私は,「妻のトリセツ」を読んだのに,
あいかわらず妻の地雷を踏んでいるのは,
この危機回避能力が家庭の中では,
あまり機能していないからなのだと,なっとくできました。
問題解決をしたい夫と,共感を求める妻とでは,
発想や見方が全く異なるので,衝突は避けられません。
この大前提を互いに理解して,相手へのアプローチを変えない限り,
結婚生活は地獄になります。
逆に言えば,このことを理解して,実践すれば,
家庭が天国に変わる可能性もあるのです。
結婚式で,神の前で,永遠の愛を誓うのは,男女の脳の違いから,
結婚を維持することがそれだけ難しいからなのでしょうね。
長くなりましたので,続きは明日以降に記載します。
本日もお読みいただきありがとうございます。