外出ランチで脳内物質を活性化
昨日に引き続き,精神科医の樺沢紫苑先生の
「神・時間術」をもとに,外出ランチのメリットについて記載します。
昨日のブログで,外出ランチをすると
セロトニンが活性化することを記載しました。
実は,外出ランチをすると,
セロトニン以外の脳内物質も活性化するのです。
樺沢紫苑先生がおっしゃるには,
職場から飲食店に場所を変えることによって,
場所ニューロンが活性化するのです。
場所ニューロンとは,海馬に存在する,場所を司る細胞で,
もともと自分がどこにいるのかを忘れないように記憶するための細胞です。
海馬とは,記憶の一時保管庫です。
場所ニューロンが活性化すると,
海馬が活性化します。
海馬が活性化することで,記憶力が高まり,
学習機能が強化され,勉強や仕事がはかどるのです。
行ったことがないとこへ行くほど,
場所ニューロンがより活性化するので,ランチの際には,
行ったことのないお店を開拓した方が,
場所ニューロンを活性化させることができます。
さらに,行ったことのないお店や,
いつもと違うメニューを注文すると,
アセチルコリンという脳内物質が活性化します。
アセチルコリンは,創造性やひらめきに効果のある脳内物質です。
アセチルコリンが活性化すれば,
仕事のアイディアがうまれて,
クリエイティブな仕事がはかどります。
いつも行っているお店もいいのですが,
新しいお店を開拓したり,
いつも行っているお店で,
お気に入りのメニューを注文するよりも,
ときには,違ったメニューに挑戦することで,
脳内物質を活性化させて,
仕事の効率がアップさせることができます。
また,新しいお店を開拓すれば,
自分の中にある飲食店のデータベースが増強されていきます。
すると,食事会や懇親会の幹事を任されたり,
友人と「どこに食べに行こうか」と悩んでも,
すぐにおすすめのお店を,
自分のデータベースから検索して提示することができます。
相手に自分のおすすめのお店を紹介して,
相手が気に入ってくれれば,
その相手との人間関係がよくなります。
また,ここのお店は,このメニューがおすすめです
と紹介できれば,相手からの信頼感がアップします。
そのためには,定番メニュー以外のメニューにも挑戦して,
自分なりのお店のおすすめを把握しておくといいかもしれません。
このように,外出ランチで,新しいお店を開拓し,
新しいメニューに挑戦することで,
場所ニューロンとアセチルコリンを活性化させれば,
午後からの仕事がはかどりますし,
自分の飲食店のデータベースが更新されて一石二鳥です。
やはり,外出ランチはおすすめです。