自分が源泉
鈴木博氏の「自分が源泉~ビジネスリーダーの生き方が変わる~」
という本を読みましたので,アウトプットします。
タイトルとなっている,自分が源泉とは,
「すべての結果は自分が創りだしている!という立場をとること」です。
とても自分が創り出したとは思えないことも含めて,
すべてを自分が創っているとしたら,
という立場で結果と向き合い,結果を受け取るということです。
例えば,社長が,従業員が自分の言ったとおりに
仕事をしてくれないと考えていたとしたら,
従業員の勤務態度を自分が創っているとしたら,と捉えてみるのです。
そうすると,自分の指示の仕方があいまいだったから
従業員が動いてくれないのか,日ごろの従業員の働きぶりに
感謝すれば従業員は動いてくれるのか,などと思考が動き出し,
自分の力で解決できるという選択肢が生まれます。
自分で創った結果は,自分で創りなおせる
と考えられるようになれます。
すべての結果を自分が創ったという立場を取るということは,
すべての結果への影響力とパワーが自分自身の
手元にあるということなのです。
このように,自分が源泉で考えると,
結果を前進させるための気づきを得られると考えられます。
具体的には,次のステップで思考します。
まず,結果を「これはこれ」と捉え,
その事実をあるがままに認めます。
次に,「これは私が創った」という立場をとります。
最後に,「この結果を持って,ここからどのように行動し,
何を創り出すか」を考えます。
このように思考することで,次の目標の達成のために
新しく動き出し始めることができます。
自分が源泉の力を育むためには,「完了」を生きる必要があります。
「完了」とは,起こっている状況やそのとき感じる自分の思いや
感情に対して,「そのままでいいという許可」を与えることです。
私達は,過去の出来事や周囲の人の自分への言動などに囚われて,
気づかないうちに,自分の時間がそれらの反応に支配されて,
貴重な時間が使われてしまっています。
完了とは,自分が囚われていることに気づき,
「今ここ」に集中するということです。
人間は,自我を守るために,失敗しないように行動するので,
周囲で起こることに刺激を受けて,自動的に反応します。
そのため,人間は,結果がでないと言い訳をしたり,
人のせいにしたがったりします。
このような反応は,人間である以上仕方がないことであり,
このような反応があってもいいと自分に許可を与えることによって
大きなパワーが生み出されるのです。
起きた出来事や自分の感情について,
「これはこれでOK」と完了することで,
自分を囚われの状態から自由にして,
集中力を高めることができるのだと思います。
「自分が源泉」や「今ここ」,「これはこれでOK」
と自分自身の会話をすれば,結果に対する捉え方が変わり,
ストレスが軽減され,より自分の力が発揮される
ことになるのだと考えました。
本日もお読みいただきありがとうございます。