徳田弁護士の記事が弁護士ドットコムニュースに掲載されました12

徳田弁護士の記事が弁護士ドットコムニュースに掲載されました。

 

腰痛の労災認定基準について解説しています。

 

腰痛で労災と認定されるのは、なかなかハードルが高いのが現状です。

 

こちのURLをご参照ください。

 

https://www.bengo4.com/c_18/n_16684/

 

ロジカルスピーチ講座第3講での気付きを紹介します

1 聞き方を変えるだけで話し手の気持ちは変わる

 

 

松尾由紀子先生のロジカルスピーチ講座第3講を受講しました。

 

 

第3講では、相手のニーズを育て上げる質問力について学びました。

 

 

今回は、ロジカルスピーチ講座第3講を受講して、私が得た気付きを3つご紹介します。

 

 

気付きの1点目は、聞き方を変えるだけで話し手の気持ちは変わる、2点目は、相手のニーズを引き出す質問、3点目は、話のボール占有率、という順番でご紹介します。

 

 

気付きの1点目は、聞き方を変えるだけで話し手の気持ちは変わる、です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講義の中で、ネガティブ傾聴という、ペアワークをしました。

 

 

ネガティブ傾聴とは、以下のように、聞き手の聞き方が、時間を経過するごとに、ネガティブに変化します。

 

 

①最高の傾聴→②聞き手が声をださない→③聞き手が首を動かさない→④聞き手が目線を合わさない→⑤聞き手がスマホを見出してニヤニヤする

 

 

話し手は、聞き手が①から⑤のように変化する中、ずっと話し続けます。

 

 

そして、どの時点で、心が折れたかを認識します。

 

 

私は、③の相づちがなくなったあたりから、もう心が折れて、話しているのが辛くなりました。

 

 

他の受講生は、④や⑤で心が折れた方もいらっしゃいました。

 

 

このペアワークで私が気付いたことは、会話は、聞き手がコントロールしているということです。

 

 

聞き手の反応次第で、話し手は、気持ちよく話したり、逆に嫌な気持ちになって、話すのを辞めてしまうのです。

 

 

そう、自分の聴く態度によって、話し手をコントロールできてしまうのです。

 

 

そうであるならば、相手との関係を良好にするためには、相手に気持ちよく話してもらうのがよく、相手に気持ちよく話してもらう聞き方をすればいいのです。

 

 

相手が気持ちよく話してくれれば、自分に与えられる情報が増え、よりよい提案ができます。

 

 

逆に、この人と話したくないと思ったならば、相手が話したくなくなる聞き方をすればいいのです。

 

 

会話は聞き手がコントロールできるという大原則を知り、いつでも話してもらえる自分であるための、聞き方を実践していきます。

 

 

普段、妻の話を聞いていないので、妻の話を傾聴する実践をします。

 

 

2 相手のニーズを引き出す質問

 

 

気付きの2点目は、相手のニーズを引き出す質問です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前述した、聴くができる前提で、相手に効果的な質問ができれば、相手は、より気持ちよく話をしてくれます。

 

 

その結果、相手との関係が良好になります。

 

 

質問をする際には、ビジネスシーンなどで、何か目的があるのであれば、目的から逆算した質問をすることが効果的です。

 

 

まず、相手の現状を質問して、相手に現状を考えてもらいます。

 

 

次に、現状の問題点を質問します。

 

 

~で困っていませんか?という質問です。

 

 

相手が問題点を回答した後に、このまま問題点が解決しないままだと、どのようなことが起こるのかを質問します。

 

 

これをホラーストーリーといいます。

 

 

そして、解決したら、どんなバラ色の未来が待っているのかを質問します。

 

 

相手がバラ色の未来を回答して、そのために役立つ商品があれば、ここで、商品の提案をして、解決策を提示するのです。

 

 

このように、商品の提案というゴールを設定してから、ゴールに導くために、質問を設計すると効果的です。

 

 

また、次の3つの質問は、相手の考えを掘り下げるために、効果的です。

 

 

①そもそも

 

 

②例えば

 

 

③つまり

 

 

曖昧な質問をすると、曖昧な回答しか返ってこないので、②の「例えば?」、「具体的には?」と質問し、③「つまり、こういうことですか?」と確認します。

 

 

自分が意図している答えが返ってこなかったならば、質問が不適切だったので、質問を変更します。

 

 

質問のバリエーションを増やして、相手に気持ちよく話してもらうように、上記の3つの質問を意識して使ってみます。

 

 

3 話のボール占有率

 

 

気付きの3つ目は、話のボール占有率です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話のボール占有率は、8対2が理想です。

 

 

すなわち、話し手が8割話し、聞き手が2割質問や確認をするのが、よい塩梅ということです。

 

 

人は話したい生き物なので、この話のボール占有率を意識していないと、ついつい、自分が多く話してしまいがちです。

 

 

この話のボール占有率を守るために、効果的な方法として、自分の感情を横に置くというものがあります。

 

 

自分の感情が出てくると、つい自分の意見を言ってしまいます。

 

 

そこで、自分の感情に蓋をして、相手の話を丸ごと受け止めるのです。

 

 

私は、この自分の感情を横に置くことができていません。

 

 

特に、妻との会話の時に、これができていません。

 

 

先日、妻から、仕事を辞めて、キッチンカーをやりたいと言われました。

 

 

私は、妻に今の仕事を続けて欲しいと考えているので、すぐに、無理だと言ってしまいました。

 

 

ここで、私の感情(そんなことやめとけ、ろくなことにならない)を横に置いて、妻のキッチンカーの話しにまず興味を持つ必要がありました。

 

 

その上で、「キッチンカーで具体的に何をしたいの?」、「そもそも、どうしてキッチンカーをしたいの?」と質問をして、妻の願望を明確にした方がよかったと反省しました。

 

 

妻の話に興味を持って聴く、自分の感情を横に置くことを実践してみます。

 

 

妻との会話の際に、ボール占有率を妻8、私2にできるように、修行を続けてみます。

 

 

以上、松尾由紀子先生のロジカルスピーチ講座第3講での気付きを紹介させていただきました。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

懲戒処分を回避して辞職できた国家公務員の退職代行事件

Q 公務員です。辞職をしたいのですが、当局は、私の問題行動の調査が終わるまでは、辞職を認めないと言っています。このような場合どうすればいいのでしょうか。

 

 

A 当局の調査に誠実に対応し、当局が疑っている問題行動について、ご自身の言い分を適切に伝えるべきです。弁護士に法律相談をして、対処方法のアドバイスをもらうことが効果的です。

 

 

1 公務員は簡単に退職できない?

 

 

先日、国家公務員の依頼者から、次のような法律相談を受けました。

 

 

当局に対して、辞表を提出して、受理してもらい、当局からは、口頭で、辞職を認めると言われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

問題なく辞職できると思っていましたが、その後、当局から、あなたの問題行動の調査が終わるまでは、辞職を認めないと言われました。

 

 

当局が指摘している私の問題行動は、次のとおりです。

 

 

①他の職員の名前を記載して、庁舎へ入退館をしたこと

 

 

②職場のパソコンから、行政文書を個人のメールアドレスへ送信したこと

 

 

③職場のパソコンから、メールで職員の個人情報や不適切な内容を発信したこと

 

 

当局が指摘している私の問題行動に対する、私の言い分は次のとおりです。

 

 

①私は、辞表が受理されて、年次有給休暇を消化している時に、庁舎で引き継ぎの作業をしたかったのですが、年次有給休暇で休んでいる私の名前で庁舎に入るのは不自然だと考えて、上司の名前を使って庁舎に入退館しました。

 

 

②今後の勉強のために、研修の時に入手した資料を自分のメールアドレスに送信しました。データは自宅で保管しており、外部に流出していません。

 

 

③私は、過去に上司からパワハラを受けていて、そのパワハラを告発するために、マスコミ等にメールを送信しました。

 

 

私は、依頼者の言い分を聞き、依頼者が懲戒処分を受けるリスクがあると考えました。

 

 

特に、③については、依頼者の手元には、パワハラを受けたことの証拠がなく、名誉毀損に該当して、懲戒処分を受けるリスクがありました。

 

 

依頼者は、早急に、辞職して、次の仕事に就くことを希望していたことから、私は、依頼者から、懲戒処分への対応と、退職の代行の依頼を受けました。

 

 

ここで、公務員の辞職について解説します。

 

 

公務員は、辞表を提出しただけでは、辞職できず、当局から、辞職の承認をしてもらわないことには、辞職できないのです。

 

 

すなわち、公務員が辞職するためには、当局の承認がなければならないのです。

 

 

そのため、公務員は、懲戒処分されそうになったので、懲戒処分よりも前に辞職しようとしても、当局が辞職を認めない場合、懲戒処分を回避できないことになります。

 

 

他方、民間企業の労働者の場合、退職届を提出してから、2週間が経過すれば、自由に退職できます。

 

 

民間企業の労働者が退職する際に、雇用主である会社の承認は不要です。

 

 

そのため、民間企業の労働者であれば、会社から懲戒処分を受けそうな場合、懲戒処分の前に退職できれば、懲戒処分を回避することができます。

 

 

このように、公務員は、民間企業の労働者と比べて、退職しにくいといえます。

 

 

2 当局の調査への立会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、依頼を受けた私は、当局に対して、依頼者の言い分をまとめた文書を送付しました。

 

 

確かに、依頼者は、問題行動をしたものの、①引き継ぎのためにしたものであること、②研修資料であり、重要な機密情報でないこと、③当局にパワハラの是正を希望したが、当局が動いてくれなかったので、やむなく、マスコミ等に告発したこと、といった言い分を主張しました。

 

 

公務員の懲戒処分については、人事院が「懲戒処分の指針について」という通達を公表しています。

 

 

この通達には、懲戒処分の決定に当たって、考慮する事情として、動機・態様・結果がどのようなものであったか、と記載されています。

 

 

そのため、依頼者の問題行動についての動機・態様・結果について、依頼者に有利になる事情を主張しました。

 

 

また、当局が辞職を認めないことから、依頼者は、当局に出勤しないと、無断欠勤となり、別の懲戒理由が生じることになります。

 

 

そのため、当局に対して、まだ残っている年次有給休暇や特別休暇の申請をして、年次有給休暇や特別休暇が終了するまでに、辞職が認められるように動きました。

 

 

そして、依頼者は、当局とのやりとりの中で、精神的に体調を崩してしまい、適応障害と診断されました。

 

 

依頼者の精神状態では、当局の聞き取り調査に耐えられないと考えた私は、当局に対して、依頼者の聞き取り調査に、弁護士である代理人の私を同席させることを求めました。

 

 

これに対して、当局は、私が発言しないのであれば、同席を許可すると回答しました。

 

 

その結果、依頼者の聞き取り調査に、私が同席することができました。

 

 

聞き取り調査の際には、私が発言することはほとんどありませんでしたが、依頼者が、聞き取り調査の際に、自分の言い分を適切に主張できるように、その場で依頼者にアドバイスができました。

 

 

また、依頼者は、聞き取り調査の時に、私が側にいることで心強く、安心して、自分の言い分を伝えることができたと言っていました。

 

 

3 懲戒処分ではなく訓告になる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聞き取り調査の後、しばらくしてから、当局から文書が届きました。

 

 

その文書には、訓告と記載されていました。

 

 

訓告とは、懲戒処分ではなく、業務違反の際に、口頭又は文書で注意をする処分のことです。

 

 

依頼者の問題行動は、不適切な行為と認定されましたが、懲戒処分に該当する程度には至っていなかったと評価され、懲戒処分を回避できました。

 

 

そして、訓告書の後に、人事異動通知書が届き、辞職を承認すると記載されていました。

 

 

こうして、依頼者は、懲戒処分を回避できて、無事に辞職をすることができたのです。

 

 

懲戒処分を回避して、訓告にとどまったのは、弁護士が代理人として、当局が恣意的に懲戒処分をしないように、監視をしていたからかもしれません。

 

 

このように、懲戒処分をされそうな時に、弁護士に法律相談をすることで、効果的な対処法を見つけることができる場合があります。

 

 

また、退職したいのに、退職できない時に、弁護士に法律相談をすることで、退職できる具体的な方法を教えてもらえることがあります。

 

 

労働問題で困った時には、ぜひ弁護士にご相談ください。

 

 

You Tubeでも、労働問題に関する役立つ動画を投稿しているので、ご参照ください。

 

 

https://www.youtube.com/@user-oe2oi7pt2p

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ロジカルスピーチ講座第2講での気付きを紹介します

1 リフレーミングを活用する

 

 

松尾由紀子先生のロジカルスピーチ講座第2講を受講しました。

 

 

松尾先生は、アナウンサーを指導するプロのアナウンサーですので、私は、松尾先生から、人に分かりやすく伝える技術を教わっています。

 

 

今回は、ロジカルスピーチ講座第2講を受講して、私が得た気付きを3つご紹介します。

 

 

気付きの1点目は、リフレーミングを活用する、2点目は、相手目線で考える、3点目は、相手にとって良いことを言語化する、という順番でご紹介します。

 

 

1点目は、リフレーミングを活用する、です。

 

 

リフレーミングとは、ある枠組みで捉えられている物事を、枠組みを外して違う枠組みで考えることです。

 

 

この説明では、少し分かりにくいので、具体例として、私の短所をリフレーミングしてみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①めんどくさがり→進んで自分からする

 

 

②怒りっぽい→問題点が見える。相手の立場に立っている。

 

 

③冷たい→落ち着いている。常に冷静である。

 

 

④考えがまとまらないと行動できない→大切なことが分かる。別の問題に気付ける。

 

 

このように、リフレーミングをすることで、自分の短所に、別方向から光を当てることで、長所に置き換えることができるのです。

 

 

ちなみに、上記のリフレーミングは、講座の中のペアワークにおいて、ペアの方からいただいたものです。

 

 

自分では気付けなかった、自分の強みを、他人の視点で解釈することで、見つけることができて、嬉しかったです。

 

 

このように、リフレーミングは、相手をポジティブにして、勇気づけることができるのです。

 

 

リフレーミングをやってみて、人の長所と短所は、表裏一体であり、どの部分をどのように解釈するかによって、短所にも長所にもなることがわかりました。

 

 

どうせ解釈するならば、長所になるように物事を捉えたいものです。

 

 

まずは、身近な人のネガティブな一面を、リフレーミングしてみます。

 

 

2 相手目線で考える

 

 

2点目は、相手目線で考える、です。

 

 

そもそも、人は、自分に興味のあることしか聞いてくれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのため、人に話を聞いてもらうためには、相手目線で、相手が何を聞きたいと思っているのかを考える必要があります。

 

 

相手目線になるために、相手の状況を分析するGNP分析が効果的です。

 

 

Goal(相手のなりたいゴール)→望ましい状況

 

 

Now(相手の現状)→ゴールから逆算した現状

 

 

Problem(問題)→そこから生まれる疑問・課題

 

 

この問題(P)に端的に答えるのが、プレゼンの視点になります。

 

 

GNP分析で得られた相手の問題こそが、相手が聞きたいことですので、相手が聞きたいことだけを話し、それ以外のことは捨てればいいのです。

 

 

法律相談の際に、クライアントの悩みをGNPで分析してみます。

 

 

3 相手にとっての良さを考える

 

 

3点目は、相手にとっての良さを考える、です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相手にとって、自分が提供する商品やサービスが良いと理解してもらわないと、相手は、話を聞いてくれません。

 

 

ここでは、相手にとっての良さを言語化する、SFV話法が効果的です。

 

 

Scene 相手が製品を利用しているシーン

 

 

Fact 製品の機能や特徴

 

 

Value 相手が得られる価値

 

 

私の弁護士としてのサービスをSFVにあてはめてみます。

 

 

S 労働問題で困っている人

 

 

F 労働問題に関する豊富な専門知識と解決事例を有している徳田弁護士

 

 

V 3つの安心

 

 

①解決までの道筋が見える安心

解決までにどのようなステップで進んでいくのか全体像が分かります。

 

 

②最短最速で解決できる安心

専門家のアドバイスのもと、効率よく、事件解決に進めるので、時間を節約でき、ストレスも軽減されます。

 

 

③解決事例が多い安心

同じような事例で解決実績が豊富なので、有利に交渉や裁判を進めることができます。

 

 

このVを言語化するのが難しいです。

 

 

このVを言語化するためには、次の質問を自分に投げて、考えて、文字にすることが効果的です。

 

 

①相手のことを考え抜く

 

 

・相手は何に困っているのか?

 

 

・相手の抱えている問題は何か?

 

 

・相手のやりたいことは何か?なぜ行動できないのか?

 

 

・どんな不安があるのか?

 

 

②あなたの解決法で得られる未来は?

 

 

・これをやるとどんなバラ色の未来になるか?

 

 

・これをやるとどのくらい楽ちんになるか?(何をやらずにすむか)

 

 

・楽になったら何ができるか?

 

 

・やらなかったらどんなリスクがあるか?

 

 

③相手は、簡単に、すぐ、結果が欲しい

 

 

・相手にとってめんどくさいことは何?

 

 

・相手のためにめんどくさいことをどれだけやれる?何を引き受ける?

 

 

・相手のどの部分の労力を減らせる?

 

 

・相手は何をすればいいだけ?

 

 

Vについては、自分だけではみつけにくいので、他の誰かに上記の質問をしてもらい、思考を重ねないと、でてこないものです。

 

 

常日頃、顧客は何を求めていて、どうなりたいのかを考え、顧客に聞いてみたいと思います。

 

 

顧客リサーチの大切さを実感できました。

 

 

以上、松尾由紀子先生のロジカルスピーチ講座第2講での気付きを紹介させていただきました。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ロジカルスピーチ講座第1講での気付きを紹介します

1 ロジカルスピーチ講座での気付き

 

 

松尾由紀子先生のロジカルスピーチ講座第1講を受講しました。

 

 

Voicyパーソナリティの朝倉千恵子先生が、男性も受講可能な、スピーチの講座であると、ご紹介されていて、私は、スピーチの技術を向上させることを目的に受講を決意しました。

 

 

ロジカルスピーチという講座の名前のとおり、論理的に分かりやすく話す技術を、ふんだんに教えていただきました。

 

 

今回は、ロジカルスピーチ講座第1講を受講して、私が得た気付きを3つご紹介します。

 

 

1点目は、人に伝わらないのはどうしてか?、2点目は、人に伝えるためにはどうすればいいのか?、3点目は、話の地図の作り方とは?、の順番でご紹介します。

 

 

1 人に伝わらないのはどうしてか?

 

 

1点目は、人に伝わらないのはどうしてか?です。

 

 

 

その理由は、人は話を聞いていないからです。

 

 

人は、自分に興味のある話しか聞けないので、自分に興味がない話と判断されてしまうと、話を聞いてもらえないのです。

 

 

私も、自分に興味がない話を妻からされると、聞いたフリをして、聞いていないことがほとんどです(笑)。

 

 

では、どうすれば、人は話を聞いてくれるのでしょうか。

 

 

まずは、言葉の量をコントロールしましょう。

 

 

私達は、自分が伝えたいことを、相手のことを考えずに、そのまま「わー」と話してしまいます。

 

 

これでは、相手が受け取る情報量が多すぎて、相手は理解できず、話を聞くことをあきらめてしまいます。

 

 

そこで、相手の理解度に応じた情報量を伝えることを意識します。

 

 

「1文1内容6秒」で言い切るのが効果的です。

 

 

ようするに、1文を短くして、相手が受け取りやすい分量で話すとよいのです。

 

 

また、「ここまでの内容は理解できましたか?」と相手に確認するのも効果的です。

 

 

次に、「◯が~です」と2語のズバリ言葉で話すといいです。

 

 

例えば、「しっかりやります」と言った場合、聞き手は、「しっかり」ってどういうこと?と疑問に思います。

 

 

このような、ピントがボケた言葉を使用すると、相手に自分の真意が正しく伝わらないのです。

 

 

「しっかりやります」を、「私が売上目標を達成します」と言い換えれば、意味が明確になり、伝わります。

 

 

そして、話に相手を登場されるのがよいです。

 

 

相手は、自分に興味がある話しか聞いてくれないので、話に相手を登場させて、相手に興味をもってもらうのです。

 

 

例えば、「この講座では、論理的に分かりやすく説明できる技術が身につくので、話がわかりにくいと同僚から言われる~さんにとって、役に立ちますよ」と話せば、ただ講座の中身を説明するだけよりも、相手は、講座のことに興味をもってくれます。

 

 

このように、「機能+バラ色の未来または痛みの軽減」=行動喚起につながるのです。

 

 

2 人に伝えるためにはどうすればいいのか?

 

 

2点目は、人に伝えるためにはどうすればいいのか?です。

 

 

 

人は話を聞いていないのですから、伝わらないことを前提に、相手にどのように伝えるかを考えます。

 

 

すなわち、相手の頭の中はホワイトボードなので、頭の中のホワイトボードにどのように絵を描くかを意識する必要があるのです。

 

 

そのために、効果的なのは、次の4つです。

 

 

①数字で伝える(共通の物差しである数字を使うことで、相手は理解してくれます)

 

 

②思い込みで省略しない(相手が分かっていると思わずに、なるべく言語化して、相手と情報を共有します)

 

 

③伝える順番を考える(大きい話をしてから、小さい話をする、ざっくり伝えてから、細かく伝える)

 

 

④タイトルに動詞を加える

 

 

例えば、「~について」というタイトルでは、内容が広すぎて、相手は、何をすればいいのか分からなくなります。

 

 

「~について報告する」とすれば、「報告する」という動詞がはいることで、相手に伝えたいことが明確になります。

 

 

私は、タイトルに、「~について」と記載することが多かったので、これからは、タイトルに動詞をいれます。

 

 

4 話の地図の作り方とは?

 

 

3点目は、話の地図の作り方とは?です。

 

 

 

話の地図とは、話す前に、頭の中で、話す内容を整理し、どの順番で話すと相手に伝わるかを考えることと、私は、理解しました。

 

 

話の地図の作り方は、次の4つのステップをふみます。

 

 

ステップ1 話を大きく分ける。

 

 

自分が相手に伝えたいことが複数あれば、その複数の伝えたいことを分けます。

 

 

例えば、会議で伝えたいことを、時間や場所が変更になったこと、持ち物、会議終了後に電気を消して欲しいこと、のように3つに分けます。

 

 

ステップ2 ラベルを付ける

 

 

時間や場所が変更になったこと→変更事項、持ち物→依頼事項、会議終了後に電気を消して欲しいこと→注意事項というように、情報のかたまりにラベルをつけます。

 

 

この時に、「~事項」というように、言葉をパッケージにすると、音としても、相手に理解されやすいです。

 

 

ステップ3 数字を伝える

 

 

相手に、これから3つのことを伝えますと話すと、相手の頭に3つの引き出しができます。

 

 

相手は、この頭の中の引き出しに、3つの情報をインプットしてくれます。

 

 

その結果、相手の頭の中が整理されて、相手が理解してくれるのです。

 

 

ステップ4 伝える順番を考える

 

 

①最初に結論を言い、②伝える項目と数を伝え、③項目ごとに話し、④最後に結論を繰り返します。

 

 

例えば、今回のブログも、①結論(ロジカルスピーチ第1講を受講した気付きを伝えます)、②1点目は、人に伝わらないのはどうしてか?、2点目は、人に伝えるためにはどうすればいいのか?、3点目は、話の地図の作り方とは?、③1点目、2点目、3点目の解説、④結論の繰り返し、という構成で作成しました。

 

 

話の地図を作ってから、伝えると、驚くほど、相手に伝わりやすくなるので、おすすめです。

 

 

私は、今後、普段の業務において、話の地図を作って、分かりやすく説明します。

 

 

以上、松尾由紀子先生のロジカルスピーチ講座第1講での気付きを紹介させていただきました。

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。