人は話し方が9割
1 コミュニケーションの3大原則とは
永松茂久先生の大ベストセラー「人は話し方が9割」を読みました。
私は、ボイシーというアプリで、朝倉千恵子先生の放送を毎日聞いているところ、
朝倉先生が、永松先生の「君は誰と生きるか」という書籍をご紹介されており、
読んでみたところ、分かりやすい文章で、人生で大切なことを教えていただける
永松先生のファンになりました。
ちょうど、コミュニケーションの勉強に熱を入れていたタイミングでもあり、
永松先生の代表作である、「人は話し方が9割」を読んでみました。
この本も、とても分かりやすい文章で、
コミュニケーションにおける大切なことが網羅的に記載されており、
即実践できることばかりが挙げられているので、学び多き一冊です。
大ベストセラーになっている理由がよくわかります。
それでは、この本を読んで、私が得た気づきを3つ紹介します。
1つ目は、コミュニケーションの3大原則です。
①人は誰もが自分のことが一番大切であり、
自分に一番興味がある生き物である。
②本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、
自分のことをわかってほしいと熱望している。
③人は自分のことをわかってくれる人を好きになる。
確かに、そのとおりで、人は、
自分のことをわかってほしいと渇望して生きています。
そのため、人に好かれる話し方をするためには、
この3大原則を満たすことを意識すればいいのです。
すなわち、なるべく相手に多く話してもらい、
自分は、相手の話しを気持ちよく聞くのです。
そのための具体的なテクニックとして、「拡張話法」があります。
拡張話法とは、①感嘆→②反復→③共感→④称賛→⑤質問の順番で、
会話を膨らませていく手法です。
①感嘆とは、「へー♪」、「ほー!」、「えー!」、「うわー!」、「わー♡」、
「そーなんですかー」と、感嘆詞に感情をのせて話すことです。
②反復とは、相手が話したことを繰り返すことで、
相手は、次の話しをしやすくなります。
③共感とは、「わかります」、「大変でしたね」、「よかったですね」
などの相手の感情に寄り添う言葉がけをすることです。
④称賛とは、「すごい」、「さすが」といった相手を評価する言葉に、
感情をのせて話すことです。
⑤質問とは、「それで、それで」、「それからどうなったの」と聞くことで、
相手が話しを展開しやすくなります。
このような拡張話法で話すと、相手の話しが広がり、相手中心で会話が進み、
相手はたくさん話せたことに満足し、好意を抱いてくれるのです。
私は、意識して、拡張話法を活用していきます。
2 相手の名前を覚える
2つ目は、相手の名前を覚えるです。
初対面で名刺交換をした際に、相手の肩書に目が行きがちですが、
相手の名前を覚えると、好感度が上がります。
名刺をしまわずに、名刺を見ながら、相手の名前を呼び始めます。
そして、できる限り、相手の名前から会話を始めます。
人は誰もが自分を一番大切に思っているので、
大切な自分の名前を何度も呼ばれると、
相手に親近感を抱きやすいのです。
名前から会話を広げたり、名前を頻繁に呼ぶことで、
相手との距離を縮めることができます。
今後は、意識して、名前を呼んでいきます。
3 相手の役に立つことを考える
3つ目は、相手の役に立ちたいという気持ちで話すことです。
相手の役に立ちたいという気持ちで会話をすると、
相手は、話に耳を傾けてくれます。
相手の役に立ちたいと考えることで、
自分の話ではなく、相手の求めている話をすることができます。
そして、相手の役に立ちたいと考えることの究極は、
相手が「幸せでありますように」と祈りながら話すことです。
「幸せでありますように」と祈りながら話すと、
不思議なことに、相手に好意が伝わります。
「幸せでありますように」という祈りは、
コミュニケーションにおける究極のあり方だと思います。
人と話すときには、相手の役に立っているかを意識して、
「幸せでありますように」と祈ることを習慣にしていきます。
全ての人のコミュニケーションがよくなるノウハウが、
とてもわかりやすくまとまっている名著ですので、
ご紹介させていただきました。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。