「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法

販促コンサルタントの岡本達彦氏の「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法という本を読みました。この本は,SNSのセミナーの際に講師の方から紹介があった本で,興味がわいたので,読んでみました。

 

自分がお客様から本当に喜ばれていることは当たり前になっている事が多く,自分ではなかなか分からず,自分で考えてもその良さに気づかないので,お客様に自分の良さを聞く必要があります。そこで,A4・1枚アンケートを利用します。

 

A4・1枚アンケートには,①「商品を買う前に,どんなことで悩んでいましたか?」(第1段階:欲求発生),②「何で,この商品を知りましたか?」(第2段階:情報収集),③「(商品名)を知ってすぐに購入しましたか?もし購入しなかったとしたら,どんなことが不安になりましたか?」(第3段階:購入不安),④「いろいろな商品がある中で,何が決め手となってこの商品を購入しましたか?」(第4段階:購入実行),⑤「実際に使ってみていかがですか?」(第5段階:購入評価)の5つの質問を行います。

 

この質問の回答から,自分のお客様の購買パターンを把握できるようになります。さらに自社の強みを理解することもできます。

 

この本を読んでから,早速A4・1枚アンケートを実施してみました。すると,クライアントが弁護士へ依頼するまでの思考回路が理解できますし,自分の仕事へのフィードバックを受けれて,大変有意義な情報を得ることができました。弁護士にとっては当たり前のことであっても,一般の方々にとってはかなり特殊なことが多いことに改めて気付かされました。

 

今後もA4・1枚アンケートを実施していきますので,アンケートにご協力いただければ幸いです。

 

ソーシャルメディア文章術

 樺沢紫苑先生の「ソーシャルメディア文章術」を読みました。SNSに文章を書く上で重要な原則,技術等が凝縮された名著です。

 

 

 ソーシャルメディアで求められる文章とは,上手な文章ではなく,「共感」を呼ぶ文章です。「共感」を呼ぶためには,「共通性」が必要になります。自分と読者の多くが興味を持っている「共通話題」に,自分の持っている「専門話題」を組み合わせることで,読者の共感を得られるようになります。

 

 そして,ソーシャルメディアでは,上手な文章よりも「伝わる」文章が重要になります。まずは,タイトルで読者の心を「つかみ」,最初の1行で興味をひくキャッチコピー的な一文や結論を盛り込み,読者を引きつけて読んでもらうようにします。スマホですと,フリックしている間に自分の記事が流されてしまうリスクがあるので,タイトルと最初の一文で読者の興味をひくのは必須となります。

 

 また,ソーシャルメディアでは,短く,シンプルで,わかりやすく,短時間で読めて,内容がしっかりしている文章が好まれます。一文を長くしない,結論から述べることを文章の最初で提示し方向性を示す,冗長な表現や不必要な形容詞ははぶくといったことを意識することで,読者に読んでもらえる文章になります。

 

 私は,ついつい長い文章を作成してしまいがちですし,これまでは結論を最後に書いていました。今後は,結論を最初に持ってきて,一文を短くし,多くの人に読んでもらえる文章を作成するように努力していきます。

 

 ソーシャルメディアにどのような文章を書けば読んでもらえるのかについて,分かりやすく書かれていますので,SNSを利用している方々にお勧めしたい一冊です。