コーチングのこころとかたち1日目
1 コーチングの勉強をしています
今年の1月から、弁護士の中原阿里先生が主催している、
ラッセルコーチングカレッジのウェルビーイングコーチングプログラムを受講しています。
https://coach-b-russel.webnode.jp/
中原先生とは、弁護士同士でコーチングを学ぶ勉強会でお知り合いになりました。
https://coach-possibility.com/?fbclid=IwAR1i7J7i4BNW-DKiMWJdeAuarmcON1cZJLsU0TydUhzZIquuXYp7m74gEe0
中原先生は、日本で最もコミュニケーションスキルの高い弁護士です。
私は、弁護士として、コミュニケーションスキルを向上させる必要があると考え、
コミュニケーションの勉強をしています。
日本で最もコミュニケーションスキルの高い弁護士から、
コミュニケーションを学びたいと思い、
中原先生のコーチングプログラムを受講することにしました。
そもそも、コーチングとは、「思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通じて、
クライアントが公私において、自身の可能性を最大化させるように、
コーチとクライアントのパートナー関係を築くこと」です。
ようするに、コーチが、クライアントに質問することで、
クライアントの思考が整理され、クライアントの中に、気付きが生まれ、
クライアントの行動が変容し、クライアントが成長していくという、
コミュニケーションです。
このコーチングにウェルビーイング
(自分と他者の幸福の循環を体感している主観的な状態)をかけ合わせたのが、
ラッセルコーチングカレッジのプログラムなのです。
さて、今回のコーチングプログラムの講座1の1日目を受講して、
私が得た気付きを3つご紹介します。
2 ポジティブな変化の起点
1つ目は、コーチングは、ポジティブな変化の起点になるということです。
コーチングによって、自分自身を観察しますので、
自分が行っていることの軌道修正をすることができます。
コーチングを受けることで、自分は、こういうことをやってみたい、
こういうことができるはずだという希望が可視化されます。
コーチングを受けることで、自分は、
どのような価値観を重視しているのかが明確になります。
コーチングを受けることで、自分の認知を再度、構築し直すことができます。
このように、コーチングによって、クライアントは、
ポジティブに行動できるように促されるのです。
弁護士が行う法律相談が、クライアントがネガティブな状態から、
希望をもてるポジティブな状態に変化するためのきっかけになれば、
弁護士としての本領を発揮したことになると思います。
法律相談では、クライアントのポジティブな変化の起点になっているかを、
意識して考えていきます。
3 なぜの質問を封印してみる
2つ目は、WHYの質問を封印するです。
WHYの質問には、次の3つの副作用があります。
①WHYの質問をすると、クライアントは、
言い訳を言って、過去を正当化してしまいます。
②WHYの質問には、批難するニュアンスがあり、
クライアントとの信頼関係が崩れやすくなります。
③クライアントが思い込みを強化してしまいます。
そこで、WHYの質問(なぜ、そうしたのですか?)を、
WHAT(その行動で何を得ようとしたのですか?)や
HOW(どのようにすればよかったのでしょうか?)
に置き換えてみるのが効果的です。
弁護士は、ついつい、WHYを多用しているので、
WHATやHOWに置き換えることができないか、
質問をデザインしてみます。
3 楽観的構想
3つ目は、楽観的構想です。
コーチングでは、目標や課題を設定し、現状を把握し、
目標や課題と現状のギャップを埋めていくために、
どのような行動をすべきかを明らかにしていきます。
この目標や課題の設定において、人は、3つの縛りに拘束されて、
効果的な目標や課題の設定ができないことがあります。
①評価の縛り(自分はこの程度だろう)
②結果の縛り(そんなことできない)
③現状の縛り(~がないからできない)
この3つの縛りを取り払うためには、次の3つの思考が効果的です。
①人に天井なし(ありたい姿を描くのに制限不要)
②不可能に対する健全な無視(結果を先に検証することはできない)
③必要なものは現れると楽観する(課題は未来であり、現状と異なって当然)
何かに挑戦しようとする時、上記の3つの縛りによって、
挑戦を躊躇することがありますが、そのような時は、
縛りを取り払う3つの思考によって、
挑戦の一歩を進めることができます。
コーチングを学び、コミュニケーションスキルを向上し、
選ばれる弁護士になります。
本日も最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。