精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方
1 遊びの大切さ
私がメンターとして尊敬している樺沢紫苑先生の最新刊、
「精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方」を読みました。
この本のメインテーマは、「遊び」です。
ビジネス書で、「遊び」に特化した本は珍しく、
さらに、仕事よりも遊びを優先させるべきと、
言い切っているという点で、今までにない、発想を与えてくれます。
遊びが大切であることを説く本は他にもありますが、
仕事よりも遊びを優先したほうがいいと、説く本は、前例がなく、
チャレンジングな本であるがゆえに、新しい気付きを与えてくれます。
それでは、この本を読んで、私が得られた気付きをシェアさせていただきます。
2 入浴の効用
1つ目の気付きは、「入浴すると時間を得する」という点です。
私は、日頃から、効率的に情報収集したいと考えている人間でして、
スキマ時間に動画や音声から、情報収集をしています。
この延長線で、入浴しているときにも、
効率よく情報収集できないかと思い、以前は、
キンドルに防水シートをかぶせて、
入浴中に小説や漫画を読んでいました。
しかし、入浴中には、電子機器を風呂場に持ち込まない方がいいのです。
なぜならば、入浴を最も効果的にするには、
入浴中にリラックスすることに集中することにあり、
入浴中に電子機器を使用していると、視覚情報によって、
脳が疲労して、リラックス効果が軽減するからなのです。
入浴中は、徹底してリラックスすることが、
最も効果的な入浴方法なのです。
さらに、入浴してリラックスすることで、
睡眠を深めることができます。
これまでは、入浴する時間がもったいないと考えていたのですが、
入浴することで、睡眠を深めれば、疲労回復するわけで、
入浴の時間は、パフォーマンスを向上させるのに、
コスパがすこぶるよいのです。
入浴することで、仕事のパフォーマンスが向上するので、
入浴時間をおしむことなく、しっかりと、
入浴の時間を確保する必要があると学びました。
日常生活において、入浴時間をしっかりと確保し、
入浴中は、リラックスすることに集中します。
3 ちょい足し
2つ目の気付きは、「ちょい足しを楽しむ」です。
ちょい足しによる楽しみが増えれば、
日常生活に楽しみが増えていき、
幸せを実感しやすくなります。
この本の出版記念講演の動画を視聴した際に、
編集者の方が、納豆に、ももやのきざみしょうがを入れると、
さっぱりして美味しいとコメントしていました。
このコメントに触発されて、早速、スーパーできざみしょうがを買い、
納豆に、きざみしょうがを入れて、混ぜて食べると、味がさっぱりして、
確かに美味しさがアップしました。
このように、普段の食事に、何かの調味料を加えることで、
味が変化し、美味しいをより楽しめることを実感できました。
調味料で味を変えるという、一工夫が、
普段の食事を楽しいものに変えてくれるのです。
しかも、調味料は、安いので、楽しみを増やすのに、
コストはかかりません。
これからは、様々な調味料を試してみたいと思います。
4 目的意識
3つ目の気付きは、「目的意識をもって遊ぶ」です。
ようするに、スキマ時間にスマホをいじっていても、
人生を楽しめないということです。
私は、ついつい、スキマ時間ができると、
スマホを取り出して、SNSの投稿をみて、
暇つぶしをしてしまいます。
しかし、スキマ時間にスマホをみても、
「あぁ、楽しかっか」ですとか、
「充実したスキマ時間の活用ができた」
と思ったことは、ほとんどないです。
無目的にスマホを見ても、まったく楽しくないのです。
ここで問題なのは、「無目的」ということです。
目的があって、スマホをみるのは、時間効率がよく、
自分が欲しい情報にたどりつき、
その情報を得ることで楽しさを実感できます。
他方、無目的にスマホをみても、
ただただ、時間を浪費しているにすぎず、
楽しさも何もえられません。
スキマ時間にスマホをみるときは、
何の目的でスマホを見るのかを自問自答して、
無目的にスマホをみるのを制限してみたいと思います。
遊びにフォーカスすることで、逆に仕事を効率化できるという、
逆転発想をえられる面白い本です。
人生をもっと謳歌したい人にとっておすすめの1冊ですので、
ご紹介させていただきました。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。