図解でわかる妻の取扱説明書
1 妻の言動がわからなくて悩んでいる夫は多い
結婚した経験のある男性であれば、なぜ、妻はこのような言動をするのか、
という疑問にぶつかることがあるはずです。
この疑問をうやむやなままにしておくと、妻は、不機嫌になり、
夫婦関係が悪化するリスクがあります。
とはいえ、この問に対する答えは、妻からはわかりません。
妻自身が、なぜ、そのような言動をするのかをわかっていないことがありますし、
妻は、察してほしいので、妻から明確な答えが返ってこないことが多いです。
この問に対する答えについて、わかりやすく、
図解で読みやすく解説した本がでましたので、紹介します。
高草木陽光先生の「図解でわかる妻の取扱説明書」というムック本です。
この本の素晴らしいのは、妻の言動の疑問点に対する解説に加えて、
具体的かつ実践的な対処法が記載されているところです。
2 飲み会の嫌味への対処法
例えば、「仕事がらみの飲み会に対して嫌味を言われる」という項目では、
妻は、自分はどこにも行けないのにという不公平感を募らせているので、
一緒に出かけようかという楽しみを提示するという、対処法が記載されています。
私は、弁護士をしているので、多くの方と交流することで、
仕事につながる可能性があるので、飲み会は重要です。
また、仕事上、幹事として、飲み会を企画しなければならないことも多く、
飲み会が仕事となる場合もあります。
私が飲み会に行くと、私の妻は、機嫌が悪くなります。
私の妻は、私の仕事をある程度は理解しているはずなのですが、
飲み会にいくと、「いいわね、自分ばっかり美味しいものを食べて」と
毎回嫌味を言われます。
毎回、嫌味を言われると、妻が自分の仕事を理解していないことに不満をいだき、
夫婦ケンカに発展することが多いのですが、妻が嫌味を言う理由が、
妻には自由がないことへの不満にあることがわかり、
妻の言い分ももっともだと思えるようになりました。
子育てをしている妻が飲み会にいくのは困難であり、
夫が飲み会に行くと、不公平感が募るわけです。
そして、家事や育児をがんばっている自分を認めてほしいという、
妻の承認欲求があるので、家事や育児をがんばってくれてありがとうという、
感謝やねぎらいの言葉をかける必要があります。
妻と一緒に出かける楽しみを提案したり、夫が子供を預かって、
妻に自由な時間を与えれば、妻の不公平感が解消されるのです。
コロナの影響で、飲み会がなくなりましたが、
次に飲み会に行くときに、気をつけてみます。
3 十分な収入があっても不満を言われる場合の対処法
次に、「十分な収入があるのに、不満ばかり言う」という項目では、
妻は、精神的に満たされていないので、
感謝やねぎらいの言葉をかけたり、
妻の話をじっくり聞くという対処法が記載されています。
家族のためにまじめに働き、浮気もしていないのにも関わらず、
妻から離婚を切り出された方に多いのが、このケースのようです。
これは、よき夫が陥りやすい罠です。
夫は、家族のために一生懸命に働くことを優先しがちですが、
それだけでは、妻は精神的に満たされず、不満をためるので、
やはり、感謝やねぎらいの言葉をかけることが重要なのです。
妻に日頃の感謝を伝えて、妻の精神的な満足感を高める必要があるわけです。
4 妻は解決策を求めていない
また、知識としてわかっていても、
なかなか実践できていなかったこととして、
妻との会話のときに、解決策を言うのではなく、
そうだよねと言って相槌を打つことです。
妻は、夫との会話で解決策を求めていないので、
妻の話に共感すればいいので、相槌が重要になります。
妻が悩んでいるときには、「アドバイスしたほうがいい?」と確認してから、
解決策を提示すればいいのです。
妻が夫の解決策を求めているのかを、
妻に確認すればいいわけで、なるほどと思いました。
察してほしい妻に対して、察することのできない夫が、
妻が不機嫌になったときに、
どのように対処すればいいかがわかる素晴らしい本です。
この本に書いてあることを実践できれば、
夫婦関係が改善する糸口がでてきます。
悩める夫を救う一冊なので、紹介させていただきました。
本日もお読みいただき、ありがとうございます。