君に成功を贈る

中村天風先生の「君に成功を贈る」という書籍を読みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この本は、過去に、司法修習時代の同期が勧めてくれたもので、一度読んで、心を積極的にすることを学びました。

 

 

そして、最近、岩本初恵先生のボイシーの中で、天風哲学を聞くようになり、過去に読んだ、この本をもう一度読み返し、中村天風先生のありがたいお言葉を学び直しました。

 

 

それでは、今回は、この本を読んで私が気付いたことを3つ紹介します。

 

 

1 他人に好かれる人間になる

 

 

1つ目は、他人に好かれる人間になる大切さです。

 

 

中村先生は、出世成功する人は、誰からも好かれる人であり、自分で他人に好かれる人間になろうと努力することが重要であるとおっしゃっています。

 

 

他人に好かれる人間になるためには、真心の親切でもって他人に接することです。

 

 

真心の親切とは、自分のことをするときと同じ気持ちで他人のことをしてあげればいいのです。

 

 

また、絶対に他人に迷惑をかけないことです。

 

 

どんな場合でも自分の言葉や行いで、他人に迷惑をかけないようにしなければなりません。

 

 

そして、他人から受けた恩義はもちろん、どんなささいな事でも、他人の好意は常に大きな感謝で受け入れることです。

 

 

当たり前のことと言えば、当たり前ですが、できているかと言われれば、できていないこともあります。

 

 

他人からモテている人は、習慣的に、これらのことを実践されています。

 

 

己の欲することを他人にも施すという黄金律を実践していきます。

 

 

2 積極的な心の態度

 

 

2つ目は、心の態度を積極的にすることです。

 

 

中村先生は、人間の神経系統の動きを堅持するには、積極的な心の態度が必要であるとおっしゃっています。

 

 

いつも積極的な心の状態を保たないと、神経系統は、うまく働かず、肉体が故障してしまいます。

 

 

積極的な心とは、「尊く、強く、正しく、清く」ということです。

 

 

心が積極的になれば、自然良能作用が働き、6つの生きる力が働き出します。

 

 

6つの力は、体力、胆力、判断力、断行力、精力、能力です。

 

 

この6つの力を作るためには、いかなる場合でも、心の力を落としてはならず、終始一貫、積極的な心の態度で人生を生きるのです。

 

 

心を積極的にするために、マイナスの言葉を回避して、自分自身にかける言葉や、他人に伝える言葉をプラスのものにしていきます。

 

 

日々の生活の中で、自分の心が積極的になっているか、定点観測していきます。

 

 

3 マイナスを受ける方法

 

 

3つ目は、マイナスを受ける方法です。

 

 

怒り、恐れ、悲しみ等のマイナスの感情を抱くようなことがあった場合、どのようにして受け止めるのか効果的かといいますと、まずぐっと腹に力を入れます。

 

 

そして、同時に肛門の穴を閉めて、肩を落とします。

 

 

腹、肛門、肩を同時に動かします。

 

 

腹でマイナスを受け止める際に、へそを中心とした腹筋神経から、脊髄の神経系統をもってして、心の乱れを防ぐことができるのです。

 

 

また、肛門を閉めると、人間の生命の強さが違うようです。

 

 

自分にとってマイナスなことがあった場合には、腹に力を入れて、肛門を閉めて、肩を落として、マイナスの影響を極力少なくしていきます。

 

 

この本に書いてあることを、真に理解するには、まだまだ修行が足りていないため、岩本初恵先生のボイシーで学びながら、折に触れて、読み返していく必要があると感じました。

 

 

人生を成功させたい人におすすめの一冊です。

マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント

現在、私は、8歳の長女と6歳の長男の子育てをしています。

 

 

仕事で疲れて帰ると、宿題をしない、早く寝ない等、親が求めていることをしてくれない子供にイライラして、怒鳴ってしまうことがあります。

 

 

子供を怒鳴っても、子供との関係が悪化するだけで、全く効果的でないことは分かっているのですが、怒りの感情が先行して、怒鳴ってしまいます。

 

 

子供を怒鳴ると、子供は悲しみ、私も自己嫌悪に陥り、よくないことばかりです。

 

 

このように、子育てにおけるイライラを改善したいと思い、アンガーマネジメントの勉強を始めました。

 

 

アンガーマネジメントを学ぶに当たって最初に読んだのが、「マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マンガでわかるシリーズは、文字だけではなく、マンガのストーリーでわかりやく理解できるので、最初の勉強のとっかかりとして、私は重宝しています。

 

 

今回は、この本を読んで得た気付きを3つ紹介します。

 

 

1 怒りを理解する

 

 

1つ目は、怒りを理解することです。

 

 

まず、怒りの原因は、自分の中の「べき」という価値観にあります。

 

 

すなわち、相手にこうあってほしい、こうであるはずだといった、自分自身の願望、理想が裏切られた時、そのとおりにならなかった時に、怒りが生まれるのです。

 

 

時間を守るべき、あいさつをするべき、順番を守るべき等、人それぞれ、様々な「べき」を持っています。

 

 

ここで重要なのは、自分にとって大切にしている「べき」は、相手とは違うわけです。

 

 

自分のべきは、自分の真実ですが、全ての人にとっての真実ではありません。

 

 

人は、それぞれの価値観を持って生活しているので、当然、それぞれの中にある「べき」は違います。

 

 

人によって「べき」が異なることを理解すれば、無駄なことで怒ることを回避できます。

 

 

次に、怒りは二次感情であることです。

 

 

怒りの裏側には、本来相手にわかってほしい、悲しい、辛い、寂しい、悔しい、不安、心配、困惑いったマイナスの感情が潜んでいます。

 

 

これらのマイナス感情を一次感情といいます。

 

 

怒りを感じた時、怒りの裏側に、どのようなマイナスの感情が潜んでいて、相手にわかってもらいたい気持ちは何かを考えると、相手に何を伝えるべきかが見えてきます。

 

 

怒りの感情の裏側の感情に目を向けると、怒りにまかせて伝えるのではなく、どのようにして、自分の感情を表現したらいいのかが分かります。

 

 

このように、怒りを理解し、怒りで後悔しないようにするトレーニングをすることがアンガーマネジメントなのです。

 

 

決して怒ってはいけないのではなく、怒る必要のある時に、適切な怒り方ができ、怒らなくていいことには、怒らないですむことを目指すのです。

 

 

2 3つのコントロール

 

 

2つ目は、3つのコントロールです。

 

 

アンガーマネジメントでは、①衝動のコントロール、②思考のコントロール、③行動のコントロールをトレーニングします。

 

 

①衝動のコントロールでは、6秒待つトレーニングをします。

 

 

怒りのピークは6秒と言われています。

 

 

イラッと感じてから、6秒待てば、理性が回復して、冷静な対応ができます。

 

 

この6秒間に、何か言動を行えば、怒りに任せた言動となり、結果は悪い方向にいくことが予想されます。

 

 

6秒待つために、私は、4秒で吸って8秒ではく、呼吸リラクゼーションを実践してみます。

 

 

②思考のコントロールでは、べきの三重丸というトレーニングがあります。

 

 

べきの三重丸とは、①許せるゾーン、②まあ許せるゾーン、③許せないゾーンの三重丸を描き、②と③の境界線を怒る怒らないの境界線とし、①②で受け止められるなら許容し、③であれば、相手に伝える(怒る)を選択します。

 

 

②を広げることができれば、怒る回数が減り、②と③の境界線を一定にしておくことで、相手によって態度を変えず、一貫した対応が可能となり、周囲から信頼されます。

 

 

③行動のコントロールでは、自分でコントロールできるか否か、重要か否かの4つのマトリクスを描き、コントロールできて重要なもの以外は、怒っても仕方がないので、受け入れるか、放っておきます。

 

 

3 上手な叱り方

 

 

3つ目は、上手な叱り方です。

 

 

③行動のコントロールで、コントロールできて重要なものに当たる場合、相手に伝える(怒る)を選択するわけですが、どう伝えるかが重要になります。

 

 

叱り方のポイントは、次のとおりです。

 

 

①何について叱っているのか論点がぶれないようにする

 

 

②どのようにすればいいのか、具体的な表現で伝える

 

 

③なぜという理由、目的を理解できるように伝える

 

 

④相手を信じて向き合う

 

 

私は、子供を叱る時には、「なぜ、なんのために変えてほしいと願うのか」という、叱っている理由、目的を伝えていなかったので、今後は、叱る理由、目的を子供に伝えます。

 

 

子育てをしている親にとって、アンガーマネジメントは必須のスキルだと思いますので、アンガーマネジメントを勉強することをおすすめします。

 

 

今回も最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。