たんぱく質と腸の新常識
最近、筋トレを頑張っています。
筋トレをして、筋肉を大きくするには、トレーニングと同じくらい、摂取する栄養のことを考える必要があります。
トレーニングをしても、しっかりと栄養補給をしない限り、筋肉は成長しないからです。
そこで、栄養に関する本を色々と読んでおりましたところ、「たんぱく質と腸の新常識」という本の内容が、わかりやすく、勉強になりましたので、今回は、この本から、私が得た気付きを3つ紹介します。
1 腸漏れを防ぐ
1つ目は、腸漏れを防ぐことです。
腸は、必要な栄養を吸収し、取り込みたくないウイルス、有害物質などをブロックして排泄する働きをしています。
その腸の粘膜に隙間ができて、腸漏れを起こすと、本来ブロックすべきものを取り込んでしまい、肝心の栄養素の吸収が疎かになってしまうのです。
腸漏れによって、栄養不足になってしまうのです。
腸漏れを防ぐために、腸内環境を改善する必要があります。
腸内環境を改善するためには、たんぱく質をはじめとする細胞の材料があれば、腸は生まれ変わることができます。
腸をよくするためにも、たんぱく質は重要です。
さらに、腸内細菌のえさである、乳酸菌や食物繊維を与えれば、腸内の善玉菌が増え、腸内環境がよくなるのです。
腸漏れの原因として、小麦製品と乳製品の摂取が挙げられているので、最近、私は、小麦製品と乳製品を控えるようにしています。
小麦製品も乳製品も大好物だったのですが、少しずつ控える実践をしています。
2 ビタミンD
2つ目は、ビタミンDの効力です。
ビタミンDは、腸粘膜の細胞同士の結合を改善し、腸漏れを防いでくれます。
また、ビタミンDの摂取によって、次の効果が期待されます。
①体にとって不要なものをブロックして、炎症やアレルギーを防ぐ。
②腸内細菌の多様性が高まり、スーパー善玉菌の酪酸菌が増える。
③取り入れた、たんぱく質を体内で合成して、新たな細胞や組織を作るのに役立つ。
食事でビタミンDの摂取が少ない場合には、サプリで補充することが必要になります。
私は、この本を読んでから、ビタミンDのサプリを購入し、飲むようにしています。
3 マイオカイン
3つ目は、マイオカインの効力です。
マイオカインは、筋肉の運動によって分泌されるホルモンの総称であり、体のあらゆるところにはたらきかけをする万能ホルモンと言われています。
マイオカインは、脳神経細胞を活性化させる、大腸のがん細胞の発生を抑制する、血管の柔軟性を高める等の効果があります。
マイオカインを発生させるためには、スクワットなどの下半身の筋肉を大きく動かす運動と、よく噛んで食べて、咀嚼筋を動かすことです。
そして、運動をしてマイオカインを発生させたら、その効果を最大限に活かすために、たんぱく質を摂取する必要があります。
マイオカインは、運動後、長時間にわたり、ゆるゆると出続けることから、運動後の毎回の食事や間食を利用して、たんぱく質の摂取をしていきます。
運動とたんぱく質の摂取の相関関係がわかりましたので、筋トレをした後は、その後24時間は、意識して、たんぱく質を摂取していきます。
このように、腸とたんぱく質をはじめとする栄養について、わかりやすく学べるおすすめの一冊です。