君は誰と生きるか
1 身近な人を大切にする
私は、毎日、Voicyという音声メディアを聞いています。
私が毎日聞いているVoicyのパーソナリティの一人が朝倉千恵子先生です。
朝倉千恵子先生が、Voicyで、
永松茂久先生の最新刊「君は誰と生きるか」という本を絶賛されていましたので、
早速読みました。
永松茂久先生の本を初めて読んだのですが、読み終わった時に、
心が熱くなり、一気に永松茂久先生のファンになりました。
この本は、永松茂久先生が、師匠との対談をしながら、
人生で大切なことに気付いていくプロセスが、
ストーリーとして描かれているので、
とても読みやすく、内容が頭に入りやすいです。
それでは、この本を読んで、私が気付いたことを3つ紹介させていただきます。
1つ目は、自分の身近な人を大切にすることです。
この本では、若き日の永松茂久先生が、
人脈を広げるために、様々な場所に出かけて、
新しい出会いを求めていたのですが、師匠との対談の中で、
人脈は狭いほうがよく、自分の身近な人を大切にすることを学びます。
自分の半径3メートルにいる人を大切にするのです。
永松茂久先生の師匠は、次のように語りかけます。
「まずは今、目の前にいる人がどうやったら喜んでくれるのか、
笑顔になってくれるのか、を地道に積み重ねていくほうが、
結果的にうまくいくための近道になるんだよ」
私も一時期、人脈を広げようとして、
いろいろな異業種交流会に参加していましたが、
結果として、名刺交換をしただけで終わり、
何か仕事につながったことはほとんどありません。
この本を読めば、人脈を無理に広げる必要はなく、
自分の身近な人を大切にすることのほうが、
よほど大事であることが、よくわかります。
家族や会社のメンバーといった身近な人を喜ばせることができずに、
その向こうにいる人達を喜ばせることはできません。
しかし、どういうわけか、人は、身近な場所より遠くのほうに魅力を感じて、
外にばかり出会いを求めてしまいます。
それでも、「人生のチャンスの扉の鍵は、
今、あなたの目の前にいる人が握っている」のです。
自分の身近な人との命の時間を大切にすることは、
成功のために、一見遠回りのように見えて、実は、最も近道なのです。
この本を読み、改めて、家族や職場のメンバーといった身近な人を大切にして、
身近な人を喜ばせる生き方をしていこうと決意しました。
2 目の前のことに対して自力を出す
2つ目は、目の前のことに対して自力を出すです。
すなわち、成功のビジョンに向けて目の前のことに全力を尽くすことです。
私は、時折、今自分がしていることが本当にあっているのか、
不安になることがあります。
自分の選んだことがあっているのか、
別のやり方の方がいいのではないかと、不安になります。
しかし、この本を読み、自分が信じた道を進むことに対する
不安や恐れがなくなりました。
「そんな他人の話しを聞いてうらやましがる前に、自分の道があるんだよ。
だから自分の道を歩きな。自分の道を生きていけば、いつか必ず頂上にたどり着く」
人はみな、生きる道が違うので、他の成功者の話しは、
自分にとって本当に役立つかはわかりません。
「自分の道に誇りを持って、一歩一歩進んでいけばいい。
どんなに高そうに見える山だって一歩一歩進んでいけば、必ず頂上に行き着く。
そしてね、頂上付近っていうのは狭いから、
そこにいる別の分野で自分の道を突き詰めてきた人たちと出会いやすくなるんだよ」
他人を羨む前に、自分のできることをする。
自分を高めて、全力を尽くしていけば、その分野の第一人者になり、
別の分野の第一人者と出会うことができます。
この本を読み、自分がやるべきことをしっかりとして、
自分の道を歩けばいいと分かり、
これまで自分がしてきたことは間違いではなかったと確信でき、
自信がもてました。
やはり、私は、労働弁護士としての道を歩み、
目の前の1つ1つの事件に、誠実に取り組んでいきます。
3 与える人
3つ目は、与える人になることです。
与える人になることが幸せになる一番の近道です。
与える人の具体的な行為は、次の3つです。
1つ目は、笑顔でいること。
2つ目は、相手の話しに興味を持って耳を傾けて聞くこと。
3つ目は、思いやりを持って相手に温かい声をかけること。
これこそが、人間関係の究極の基本なのです。
私は、現在、コミュニケーションの勉強をしているのですが、
まさに、この3つが、コミュニケーションの中核であると実感できています。
笑顔でうなずいて話しを聞きながら、温かい言葉をかける。
これは、意識していないとなかなかできません。
いつどこでも与えられるグレートプレゼンターとして生きていくことの大切さを、
この本を通じて学びました。
人生で本当に大切なことは何かを学べる、素晴らしい本です。
多くの人に読んでもらいたい一冊ですので、紹介させていただきました。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。