人材育成の超プロが書いた気づく人気づかぬ人
1 当たり前のことを大切に実践する
アチーブメント株式会社の主席トレーナーである佐藤英郎先生の著書
「人材育成の超プロが書いた気づく人気づかぬ人」を読みました。
人生をよりよい方向にすすめていくための、
ヒントがたくさん記載されている本です。
この本を読んで、私が得た気づきを紹介させていただきます。
まず1点目は、「具体的な気づきと実践の積み重ねこそが、
結果的に大きく自分を変えていく原動力になる」ということです。
気づきがなければ、人は、思考があいまいなままとなり、行動に移せません。
気づきがあれば、思考が明確になり、行動が変わります。
実践、行動、実践、行動を繰り返していくことで、
習慣が形成され、成長できます。
そして、気づきとは、「当たり前のことを当たり前にしっかりとやることです」。
具体的には、仕事を一生懸命にする、掃除をする、
あいさつをする、約束を守る、履物をそろえる、
感謝する、早寝早起きをする、などです。
この中で、履物をそろえるとは、心が整い、
仕事でも家庭でも行うことが整い、着実に成果につながるようです。
「脱ぐときにそろえておくと、履くときに心が乱れない」
履物をそろえる実践をしていきます。
このような当たり前のことであっても、人は弱い生き物ですから、
ついつい怠ってしまい、意外とできないものです。
当たり前のことを徹底的に継続していくことで、真の成果に結びつくのです。
2 家庭を大切にする
次に2点目は、「家庭を犠牲にしたビジネスに成功はない」です。
「家庭とは、自分の人生で価値あるものを生み出し、そして育むところ」
「家庭とは、一度失ったらそれに替わるものがない、真にかけがえのないもの」
家庭が安定していれば、仕事はなんとかなりますが、
家庭が不安定では、当然、仕事もうまくいきません。
自分のことを支えてくれる家族の存在は、当たり前すぎて、
普段意識することはないのですが、改まって考えてみると、
当たり前ではなく、日々、感謝を伝えて、
大切にしなければならない存在なのだと気付かされました。
自分の仕事を支えてくれているのは、
大切な家族の存在であることを再認識して、
日々、家族に対して、感謝を伝えていきます。
3 リーダーシップとは人に対するよい影響力
そして、3点目は、リーダーシップとは、
「人に対するよい影響力」ということです。
リーダーシップという言葉は、抽象的で、
多義的な解釈がいかようにもでき、
私は、この言葉をよく理解できていませんでした。
佐藤英郎先生の、この定義を知り、
ようやくリーダーシップの本質がわかりました。
立場に関係なく、人によい影響力を及ぼせば、
リーダーシップを発揮したことになるのです。
ある人のよい影響力で、別の人の思考や行動がかわれば、
リーダーシップを発揮したことになるわけです。
今後は、人によい影響力を与えられるリーダーシップを発揮できるように、
日々の行動を顧みて、改善していきたいと思います。
当たり前の大切さを再認識させてもらえる名著ですので、
紹介させていただきました。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。