妻のトリセツ~プロの夫業を目指す!~

「女の機嫌の直し方」,「夫婦脳」の著者である

黒川伊保子先生の新刊「妻のトリセツ

が発売されたことが,新聞の広告に掲載されていたので,

黒川先生のファンである私は,早速購入しました。

 

 

しかし,年末で仕事が忙しく,

書斎の本棚に積読状態になっていました。

 

 

すると,いつの間にか妻が「妻のトリセツ」をちら見したらしく,

書斎の机の上に,「早く読むといいよ」

というメッセージと共に本が置いてありました。

 

 

 

 

妻曰く,「女性目線で書かれていて,すごく共感できる。

私がしてほしいことが書いてあるので,早く読んでね。」とのこと。

 

 

前置きが長くなりましたが,年末の休みになり,

ようやく読書の時間が確保できたため,

「妻のトリセツ」を読み,大変有益な情報を入手しましたので,

順次アウトプットしていきます。

 

 

黒川先生は,妻に嫌な思いをさせる発言と行動を

事前に理解しておき,「ネガティブトリガー」を作らない戦略を,

夫はとるべきであると提唱しています。

 

 

女性は,感情に伴う記憶を長期にわたって保存し,

それをみずみずしく取り出すことが得意な脳の持ち主です。

 

 

そのため,女性は,感情が動くと,

過去の関連記憶を瞬時に取り出すことができるため,

夫の不快な言動に対して,過去の関連記憶を総動員して,

夫の過去の過ちを蒸し返して攻撃してくるのです。

 

 

 

 

女性が過去の体験記憶を引き出すきっかけになるのが

「感情の色合い」というトリガー(引き金)です。

 

 

ネガティブトリガー(怖い,辛い,ひどいなどの嫌な思い)と,

ポジティブトリガー(嬉しい,美味しい,かわいいなどのいい思い)

があります。

 

 

女性脳は,自分の身を守らないと子供を無事に育てられないので,

危険を回避するために,ネガティブトリガーの方が

発動されやすいのです。

 

 

特に,妊娠,出産,授乳のとき,

夫の無神経や発言や言動は,

一生残るネガティブトリガーとして,

傷となり,繰り返し持ち出されて,

攻撃されてしまうのです。

 

 

黒川先生は,「男にとって結婚の継続とは,

女性の母性ゆえの攻撃から,いかに身を守るかの戦略に尽きる。

ぼんやりしていたら,生き残れない。」と断言しています。

 

 

現在,私の妻は,2人目の子供を妊娠中で,

理不尽な攻撃が多いと実感していただけに,

家の中ではぼんやりせずに,

いかに妻からの攻撃を減らすように意識して

行動することが重要なのかがよく理解できました。

 

 

そして,黒川先生は,男は「プロの夫業に徹しなさい

と提言しています。

 

 

「夫」という役割をどうこなすかはビジネス戦略であり,

男にとって人生最大のプロジェクトなのです。

 

 

プロの夫になるためには,

ネガティブトリガーを減らして,

ポジティブトリガーを増やせばいいのです。

 

 

 

 

妻の脳の特性を理解し,夫業とは,

それに対処するビジネスだと理解すれば,

妻から理不尽なことを言われても,

感情的にならず,冷静に対処できる気がします。

 

 

おそらく,黒川先生が,ご自身の結婚生活の中で

旦那様に対して感じていた様々な感情や体験が

ベースとなっているからか,非常に説得力があります。

 

 

さらに,脳科学の視点をとりいれて,

既婚者のビジネスマンが論理的に理解できるようになっています。

 

 

結婚している男性なら,必ずぶち当たる妻の理不尽な対応。

 

 

これに上手く対処する方法が論理的にわかりやすく

解説された名著ですので,今後,この本の内容を

少しずつ紹介していきたいと思います。

 

 

本日もお読みいただきありがとうございます。