35歳の教科書~今から始める戦略的人生計画~

9月21日,iPhoneの最新機種が発売されました。

 

 

iPhoneのユーザーとして思うことがあります。

 

 

 

 

毎年,新機種が発売されるけど,いったいどこが変わったのだろう?

 

 

カメラの性能がよくなった,

画面がきれいになった,

デザインがかっこよくなったなど,

きっといろいろ変わっているのでしょうが,

何かが劇的に変わったようには思えないのです。

 

 

毎年,新機種が発売されていくと,やはり飽きてきます。

 

 

高度成長期には,テレビ,洗濯機,冷蔵庫といった

モノによって人は幸せになれました。

 

 

便利な家電製品があふれている今の世の中は,

人はモノで幸せになれないのだと思います。

 

 

万人が求めるモノがなくなり,人それぞれ求めるモノが異なっています。

 

 

みんな一緒の正解主義の成長社会から,

それぞれ一人一人の修正主義の成熟社会へ移行しているのです。

 

 

今の成熟社会の生き方について,多くの著書を発表している

藤原和博先生の「35歳の教科書~今から始める戦略的人生計画~

を読みましたので,アウトプットします。

 

 

 

 

私は,現在34歳で,今年の12月20日で35歳になるので,

今を迷う私にピッタリのタイトルでした。

 

 

孔子は論語で次のように語っています。

 

 

 

(孔子)

 

 

子曰く、吾 十有五にして学に志す。

三十にして立つ。

四十にして惑わず。

五十にして天命を知る。

六十にして耳順う。

七十にして心の欲する所に従いて矩を踰えず。

 

 

40代になると惑わなくなるのですが,30代は迷うのです。

 

 

藤原先生は,10代は集中力とバランス力,

20代は1000本ノックで仕事に夢中になる,

30代は五里霧中で迷っていい時期とおっしゃいます。

 

 

20代のがんばりで一定のスキルをみにつけて,

これからどうするかをしっかり考えるのが30代です。

 

 

30代で決めた方向性が40代,50代と続いていきます。

 

 

藤原先生は,30代で大切なことは,

「自分の技術とは何なのか」について自身と向き合って話してみることと,

会社以外に打ち込めることをみつけることだとおっしゃっています。

 

 

会社以外でも役に立つスキルに磨き上がられているのか,

仕事で培ったスキルと自分の趣味や地域活動をかけあわせることで,

新しいことができないかを考えることが重要となります。

 

 

私は,まさに30にして迷うという状況にいます。

 

 

弁護士として一定のスキルを身に着けてきましたが,

今後,どのような方向性へ進んでいこうか,模索している毎日です。

 

 

40代に向けて,30代のうちにこれからどうするかを

しっかり考えていきます。

 

 

また,成熟社会では,演じる力が重要であることに気づきました。

 

 

夫婦は「なる」ものではなく「する」ものという視点です。

 

 

夫婦であっても,それぞれ育ってきた環境が

異なっているので,しょせんは他人です。

 

 

他人であるがゆえに,子育てなどで葛藤が生じます。

 

 

ここでポイントになるのは,

自分の理想的な生き方を追求しながら,

相手の生き方も尊重して,

両者が納得のいくツボを探し続けるという

ベクトル合わせをすることです。

 

 

結婚相手が他人であるという認識があれば,

互いに褒め合うことができるのです。

 

 

結婚相手を他人と認識するために,

夫や父親を演じる演技力が重要になるのです。

 

 

よき夫,よき父親を演じて,自分の枠を広げていきます。

 

 

30代の方々に読んでいただきたい本ですので,

紹介させていただきました。

 

 

本日もお読みいただき,ありがとうございます。