超訳ベンジャミン・フランクリン
1 ベンジャミン・フランクリンとは
青木仁志先生の著書、「超訳ベンジャミン・フランクリン」
という本を読みました。
ベンジャミン・フランクリンは、
12歳で印刷工見習いとして、社会に出て、
印刷業で成功を収め、政治家となり、
アメリカ独立宣言の起草委員のひとりとして、
アメリカ建国の父と言われる偉人です。
ベンジャミン・フランクリンは、
その生涯に様々な名言を残しており、
デール・カーネギーやイーロン・マスク
といった偉大な人物に多大な影響を与えています。
この本に出会うまで、私は、ベンジャミン・フランクリンのことを、
よく知らなかったのですが、第二の天性といわれる習慣の力を活用して、
自分の弱さを克服して、成功した、
素晴らしい人物であることを知り、すっかりファンになりました。
この本は、ベンジャミン・フランクリンが残した数々の名言について、
青木先生が、その名言に残されている深い意味を、
わかりやすく解説してくれていますので、とても勉強になります。
ここからは、私の心に残った名言を3つ、紹介させていただきます。
2 学びに投資する
まず1つ目は、「知識への投資が最高の利子を生む」です。
よく、自分への投資が、最高の投資と言われます。
自分に知識がなければ、何も成し遂げることはできませんし、
むしろ、損失を被ることがあります。
例えば、人間関係において、相手のことを知れば、
よき関係を築けますが、知らなければ、
トラブルに巻き込まれて損をすることがあります。
人間関係をよくする知識を身につければ、
困ることは減り、楽しく生きられるのです。
「無知はコスト」
今後とも、学び続けていくことの大切さを、教えてくれた名言でした。
3 相手を許す
2つ目は、「結婚の前に目をよく開けておき、結婚後に半分目を閉じなさい」です。
私が注目したのは、後段の「半分目を閉じる」です。
この意味は、「互いに許し合え」という意味です。
夫婦関係に限らず、あらゆる人間関係において、
自分の正しさを押し付けて、相手を許すことができずに、
関係が悪化することがあります。
自分の正しさは、相手にとって正しいとは限りません。
なぜならば、人は、それぞれに異なる価値観を持っているので、
人によって正しさも異なるからです。
そのため、正しさを人に押し付けるのではなく、
相手を許すことを優先すべきと学びました。
私は、未熟なので、すぐに人を許すことができませんが、
少し冷静になれば、人を許すことができるようになってきました。
人を許せる人間になりたいものです。
4 お金で時間を買う
3つ目は、「時間の浪費は頭と財産を貧困にする」です。
言い換えれば、お金で時間を作り出す、ということです。
お金とは、時間を買うための道具なのです。
自分が得たお金を人に与えて、自分の余剰時間を生み出し、
人よりも多くの時間を稼ぐのです。
自分の時間を多く確保するために、お金を喜んで、人に与える。
信頼できる人にお金を与えて、自分は、自由な時間を手に入れるのです。
お金と時間の使い方を見直すきっかけを与えてくれた名言です。
多くの人に、気づきを与える名言と、
そのわかりやすい解説が記載されている名著ですので、
おすすめの一冊です。
本日もお読みいただき、ありがとうございます。