石川県金沢市の労働弁護士徳田隆裕のブログです。
未払残業・労災・解雇などの労働事件を中心に,
法律問題を分かりやすく解説します。
労働者の方々に役立つ情報を発信していきますので,
よろしくお願いします。
40代から手に入れる最高の生き方
1 理屈だけではなく気持ちを汲み取る
私は、今年の12月20日で39歳になりました。
来年は40歳になります。
先輩からは、40歳になると急に体力が衰える等、
色々とネガティブなことを聞いていたので、
何か対策を考えて置くべきだなぁと漠然と考えていました。
すると、鴨頭嘉人先生のボイシーを聞いていると、いれぶんさんの、
「40代から手に入れる最高の生き方」という本の紹介がされており、
私自身40歳になる前でもあり、気になったので読んでみました。
この本には、20代や30代を真剣にがんばってきた人は、
40代はとても楽しいという、明るい未来が描かれていたので、
とても勇気をもらいました。
それでは、私がこの本を読んで得た気付きを3つご紹介します。
1つ目は、理屈だけでなく気持ちを汲み取る、です。
私は、弁護士という職業ですので、
ついつい論理や理屈で人を説得しようとしてしまいます。
しかし、人間は、論理や理屈よりも、感情で動くことが多いです。
論理や理屈でわかっていても、感情面で納得しなければ、
行動変容は生まれません。
この本では、気持ちや感情の方をメインで考えることが勧められています。
ちょうど、私には思い当たる節がありました。
クライアントが今感じているであろう感情、すなわち、
悔しい、許せない、辛いといった感情を汲み取ることで、
クライアントととの間で信頼関係を構築でき、
説得が上手くいったときがありました。
逆に、クライアントに対して、論理や理屈だけを伝えても、
なかなか納得してもらえなかったときがありました。
今振り返ってみると、クライアントの感情のことを
全く考えていなかったと反省しました。
この本を読み、改めて、人と接するときには、理屈だけではなく、
必ず、気持ちを汲み取る必要があると学びました。
2 休みに仕事をしない
2つ目は、休みは仕事しないです。
多くの人にとっては、当たり前かもしれませんが、
私にとっては、とても耳の痛いことでした。
なぜならば、私は、今でも、休みに仕事をしているからです。
言い訳になるかもしれませんが、平日は、電話がしょっちゅう鳴ったり、
法律相談がはいったりで、文書を作成する際に、なかなか集中できません。
休日であれば、電話がならず、法律相談の予定もほとんどないので、
文書を作成するために、集中できます。
そのため、私は、土日が休みなのですが、
土日のどちらかに働き、主に、文書の作成をしています。
しかし、できる弁護士は、土日はしっかりと休んでいます。
この本には、「残業や休日の仕事で埋め合わせれば良いという思考。
これだけは持ってはいけません。あまりに危険です」と記載されています。
本来は、就業時間中にできるように試行錯誤すべきなのです。
就業時間中に仕事が終わるように工夫することで、
労働生産性を向上させることができるのです。
私は、土日のどちらかに働くスタイルが身についてしまっているので、
まずは、平日の就業時間で仕事が終わるように、
仕事を細分化することを検討します。
例えば、文書を休日に一気に仕上げるのではなく、平日の就業時間中に、
まとまった時間を確保して、細分化したパートを作成して、
段階を追って文書を完成させることを実践してみます。
休みに仕事をするのは逃げの姿勢であるという、
いれぶんさんのご指摘を胸に、今一度、
仕事のやり方を工夫していきたいと思います。
3 会いたい人に会いに行く
3つ目は、会いたい人に会いに行くです。
この本では、自分が憧れる人に会いに行くことの大切さが記載されています。
素晴らしい功績を残している人の思考や動作を目の当たりにすることで、
「あ、こういう考え方や行動をすることで、こうなれるんだ」
と肌感覚で理解できて、自分の世界が広がるのです。
そして、今まで会ったことのなかった領域の人から見た自分がわかり、
自覚できていなかった自分の持ち味を知ることができるのです。
私は、憧れの人に会いに行くタイプですが、
そのメリットを上記のように言語化できていなかったので、
この本を読み、会いたい人に会いに行く、真の効用が腑に落ちました。
今の自分は、今まで出会った人の平均値で出来ているので、
自分よりもすごい人と出会った数が多ければ、
出会った人の平均値が高くなって、自分が知らず知らずのうちに、
磨かれている気がします。
臆することなく、自分よりもすごい人に積極的に会いに行くべきと
実感できました。
まさに、出会い運こそ人生運ですね。
私と同じように、アラフォーのビジネスマンに、
ぜひ読んでいただきたい1冊ですので、ご紹介しました。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。