石川県金沢市の労働弁護士徳田隆裕のブログです。
未払残業・労災・解雇などの労働事件を中心に,
法律問題を分かりやすく解説します。
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ロジカルスピーチ講座第6講での気付きを紹介します
1 話の地図を作って話す
松尾由紀子先生のロジカルスピーチ講座第6講を受講し、無事に、ロジカルスピーチ講座の全日程を修了することができました。
今回は、ロジカルスピーチ講座の全てのプログラムを受講して、私が習得できたことを3つご紹介します。
1つ目は、話の地図を作って話す、2つ目は、自分の感情を素直に伝える、3つ目は、話のボール占有率8対2を守る、という順番でご紹介します。
1つ目は、話の地図を作って話すです。
2023年12月1日金曜日に、私が所属している、青年法律家協会の冬のミーティングが開催されました。
このミーティングにおいて、私は、「若手弁護士のための稼ぐ力と情報発信」というテーマで講演しました。
若手弁護士が稼ぐために、情報発信が効果的であることを、私の体験談をもとに、50分ほど講演しました。
この講演を、話の地図を作って実施したところ、受講した弁護士から、わかりやすかったと好評でした。
話の地図の作り方は、①話を大きく分ける、②情報の塊にラベルを付ける、③数字を伝える、④伝える順番を考える、というステップをふみます。
今回の私の講演では、話す内容を、①稼ぐためのマインドセット、②稼ぐための戦略、③稼ぐための戦術という、3つに分けて、ラベルを付けて、抽象から具体へ移行する順番で話しました。
このように、講演内容を、いくつかの塊に分けることによって、聴衆の頭の中が整理されて、頭に入りやすくなるのだと思います。
そして、講演では、「情報発信のメリットは3つあります」というように、これから話す内容を数字で伝えた後に、本題を話しました。
すると、聞き手の頭の中に、3つの引き出しができて、その引き出しに情報をいれることができるので、頭の中で、情報を整理しやすくなるのだと思います。
話すことにうるさい弁護士から、わかりやすかったと好評をいただき、話の地図の威力を実感できました。
2 自分の感情を素直に伝える
2つ目は、自分の感情を素直に伝える、です。
私は、論理的に話をするのは得意ですが、自分の感情を伝えるのは得意ではありませんでした。
人を説得するためには、論理と感情の2つが必要になります。
そのため、私は、自分の感情を伝えることに課題を感じていました。
とはいえ、そこまで親しくない人に対して、自分の感情をそのまま伝えるのは抵抗がありました。
そこで、この講座を受講中、まずは身近な存在である妻に対して、自分の感情を伝える実践をしました。
仕事でうまくいかないことがあった時に、私は、妻に対して、「今精神的にしんどいから、優しくして」と自分の感情をそのまま伝えました。
すると、妻は、私の感情を受け止めてくれたのか、私に対して、優しく接してくれました。
身近な人に、少しずつ、自分の感情を伝えると、受け入れてもらえることがわかりました。
今後も、自分の感情を伝えることに、挑戦していきます。
3 話のボール占有率8対2を守る
3つ目は、話のボール占有率8対2を守る、です。
人と会話をする際に、相手に8割話してもらい、自分が話すのは2割にすると、相手は、話を聞いてもらえたと実感できて、信頼してくれるのです。
私は、法律相談の際に、この8対2を意識しています。
すなわち、相談者が8割話し、私が2割アドバイスする。
自分の感情を一旦横に置いて、相手の話を丸ごと受け止めてみます。
先日、離婚の法律相談の時に、この話のボール占有率8対2を意識して、相談者のお話をよく聞きました。
すると、相談者は、別の弁護士に法律相談した時には、理解してもらえなかったのに、私の法律相談では、とてもすっきりしましたと言ってくれました。
このように、話のボール占有率8対2を意識して、相手の話を聞くことで、相手の信頼を勝ち取ることができることを実感しました。
以上、ロジカルスピーチ講座の全てのプログラムを受講して、私が習得できたことを紹介させていただきました。
人にわかりやく話せるようになりたい方には、とてもおすすめの講座です。
これからも、ロジカルスピーチ講座で学んだことの実践を継続していきます。