石川県金沢市の労働弁護士徳田隆裕のブログです。
未払残業・労災・解雇などの労働事件を中心に,
法律問題を分かりやすく解説します。
労働者の方々に役立つ情報を発信していきますので,
よろしくお願いします。
一流の人は小さなご縁を大切にしている
1 ご縁を大切に
初対面で出会った人と仲良くなるにはどうすればいいのか。
素敵な人との出会いを今後も続けていくためには、どうすればいいのか。
このようなことで悩んだことはありませんか?
出会い運こそ、人生運というように、人との出会いやご縁は、行きていく上で、とても大切です。
そのような、人とのご縁をどのように作り、維持継続していくのかについて、
分かりやすく解説されているのが、弁護士高井伸夫先生の著書、
「一流の人は小さなご縁を大切にしている」という本です。
高井先生は、使用者側の労働事件のスペシャリストですので、
多くの顧問先を開拓し、維持してきた経験から、ご縁の大切さを、
この本を通じて、分かりやすく解説してくれています。
今回は、この本を読んで、私が気付いたことを3つご紹介させていただきます。
2 相手の話を真剣に聞く
1つ目は、まず相手の話を真剣に聞くことです。
私は、コミュニケーションの勉強を深めているところでして、
コミュニケーションの勉強をしていると、
話すことよりも、聞くことの方が重要視されています。
高井先生も、自己ピーアルよりも、相手がどんな話に興味を持っているかを知るために、
まずは相手の話を真剣に聞くべきであると、おっしゃっています。
人は自分に関心のあることしか聞けませんので、まず、
相手がどのようなことに関心を持っているのかを知るために、
相手の話を聞くことからはじめる必要があるのです。
この人の話を聞く際に、高井先生は、相手が自分には興味がない話題を話してきた際、
だからこそ知りたいという気持ちで聞くことが大切であると、おっしゃっています。
すなわち、自分には興味がない話であっても、好奇心を拡大させて、
どんな面白いことがあるのかと思いながら聞くと、
相手との関係がよくなり、自分の知識も増えて、一石二鳥です。
好奇心を拡張させることを意識したいです。
3 相手の美点を探す
2つ目は、相手の美点を探す習慣をつけることです。
ようするに、相手を観察し、良い点を褒めることです。
そのためには、相手のことを事前にある程度知っておく必要があります。
最近では、SNSが発達しているので、事前に、
相手のことや自分との共通項を調べておけば、
相手を褒めるポイントや相手が興味ありそうな話題を見つけて、会話が弾みます。
また、人を褒める時には、言葉が具体的であれば、相手も喜んでもらえます。
服装、笑顔、体格、持ち物、趣味など、
目についたものや話題になったことを、具体的に素晴らしいと伝えると、
相手との心の距離がぐっと縮まります。
これは、普段から意識していないとできないことです。
1日1回は、誰かを褒めることを心がけていきます。
4 信頼を獲得するには
3つ目は、人が信頼を失う三大要因です。
①嘘をつく
②時間を守らない
③言行不一致
確かに、嘘を平気でつく人は、信頼できません。
時間を守らない人は、相手の大切な時間を奪っていることに気づいていないので、
一緒にいたいとは思わなくなります。
言っていることと、やっていることが一貫していない人は、
この人の言っていることは当てにならないと、思われてしまいます。
どんな仕事でも、この人に任せておけば大丈夫という信頼がないと、
大きな仕事は任せてもらえないものです。
そのため、信頼を得るためには、
①嘘をつかない、②時間を守る、③言っていることと行っていることを一致させることが大切です。
弁護士は、信頼が命の仕事なので、この3つを大切にします。
人とのご縁について、深く分析され、
ご縁の大切さがよく分かる一冊なので、紹介させていただきました。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。