石川県金沢市の労働弁護士徳田隆裕のブログです。
未払残業・労災・解雇などの労働事件を中心に,
法律問題を分かりやすく解説します。
労働者の方々に役立つ情報を発信していきますので,
よろしくお願いします。
いい緊張は能力を2倍にする
精神科医の樺沢紫苑先生の最新刊
「いい緊張は能力を2倍にする」を読みましたので,
気づきをアウトプットします。
この本には,緊張をコントロールし,緊張を味方につけて,
最高のパフォーマンスを発揮できるようになるためのノウハウが
脳科学と心理学に裏付けられた知見をもとに,
分かりやすく説明されています。
私は,仕事柄,人前で話すことに慣れていて,
そんなに緊張する方ではないのですが,
樺沢先生の著書を何冊も読んでいると,
重要な部分を何回も復習することができて,知識が定着します。
また,最近,SBT(スーパーブレイントレーニング)や
NLP(ニューロンランゲージプログラム)
で脳の仕組みを学んだので,
そこで得た知識と樺沢先生の著書
に記載されている内容が合致して,
さらなる学びになりました。
さて,「適正緊張」という,
最も高いパフォーマンスができる状態になるには,
①副交感神経を優位にする,
②セロトニンを活性化する,
③ノルアドレナリンをコントロールする,
という3つことを実践すればいいのです。
これらの中から,私の気づきを
3つ紹介させていただきます。
まずは,深呼吸と笑顔です。
深呼吸をすることで,副交感神経を
優位にすることができます。
ここで重要なのは,正しい深呼吸を
いつでもできるように,普段から正しい
深呼吸の練習をしておくことです。
正しい深呼吸の方法とは,次のとおりです。
1 全て息を吐ききる
2 細く長く吐く
3 腹式呼吸(横隔膜を上下させる)
4 呼気は吸気の2倍以上の時間で
5 10秒以上かけて吐く
この正しい深呼吸を普段の生活で練習して習慣化します。
特に,負荷がかかったり,
ストレスが強い状況で深呼吸の練習をすると,
より実践的な深呼吸を身につけることができるのです。
私は,次に妻とケンカをした際に,
正しい深呼吸をして,怒りの感情をコントロールして,
ストレスを最小限にとどめていきます。
笑顔になれば,副交感神経が優位になり,
またセロトニンが活性化するので,
普段から笑顔になるトレーニングが必要です。
樺沢先生は,ひげ剃りをしているときに
鏡を見ながら笑顔トレーニングをしているようです。
私は,ひげが濃い方で,ひげ剃りをする時間が長いので,
ひげ剃りの時間を利用して,早速,
鏡を見ながら笑顔のトレーニングを始めました。
弁護士は,接客の機会が多いので,
クライアントに笑顔で接すれば,
法律問題で悩んでいるクライアントが
少しでも安心すると考えます。
次に,ポジティブな言葉をつぶやくと,
緊張しすぎを緩和することができます。
ポジティブな言葉を口に出して発することで,
よいことが起こることをアファメーションといいます。
私は,フォトリーディングという読書法を学んだときにはじめて,
アファメーションを知りましたが,
アファメーションを唱えることで,
自然とリラックスできたり,やる気がでたりします。
これを脳科学的に分析すると,
アファメーションによって自分に言い聞かせたことで,
脳の中の脳幹毛様体賦活系(RAS)という部位が活性化し,
目標達成の情報が集まり,
それが過去の知識や体験と結びついて,
実際に発した言葉が実現するのです。
日頃から,ポジティブな言葉を発することを習慣化すれば,
自分の状態や感情を自分でコントロールできるようになれるのです。
「私は,ワクワクしている」
「私は,~までに~という目標を達成している」
というポジティブな言葉をつぶやくことを習慣にしていきます。
最後に,プレゼンをする際には,聴衆に感謝するということです。
聴衆は,貴重な時間を割いて,
自分の話をわざわざ聞きに来ていただいているので,
そのことに感謝すれば,その方々のために,
一生懸命にプレゼンをして,何かを持ち帰ってもらおう
という気持ちになり,我欲が消えて,
謙虚な気持ちでプレゼンを実施できます。
私は,次からプレゼンをする際に,
聞きに来ていただいた方々に対して,
感謝の言葉を伝えてから,プレゼンを実施します。
日々の生活で実践し,習慣化すれば,
圧倒的な自己成長ができるノウハウが満載の本ですので,
一読をおすすめします。