石川県金沢市の労働弁護士徳田隆裕のブログです。
未払残業・労災・解雇などの労働事件を中心に,
法律問題を分かりやすく解説します。
労働者の方々に役立つ情報を発信していきますので,
よろしくお願いします。
2000人の崖っぷち経営者を再生させた社長の鬼原則
私が365日ブログを更新するきっかけ
を与えてくれたのが,板坂裕治郎師匠です。
(板坂裕治郎師匠)
私は,板坂師匠のブログセミナーに参加し,
「365日ブログを書いたら,圧倒的な自信がついて,人生変わるでぇ。」という,板坂師匠のメッセージにひかれて,
ブログを毎日更新するようになりました。
その板坂師匠が,これまでの中小零細弱小家業の社長を
再生させてきた経験をもとに,ご自身の思考法や,
具体的な経営のノウハウをふんだんに盛り込んだ本
を初めて出版されました。
その本が,
「2000人の崖っぷち経営者を再生させた社長の鬼原則」です。
板坂師匠は,社長の4大疾病である
「怠慢」,「傲慢」,「自堕落」,「無知」
を克服するために,社長が学ぶべき経営の具体的なノウハウ,
お金との付き合い方などを,この本で分かりやすく解説しています。
なぜ分かりやすいのかといいますと,
板坂師匠の過去のすさまじい失敗体験が赤裸々に語られたうえで,
板坂師匠が過去の失敗体験から学んだ教訓を,
自分自身の言葉で(人情味のある広島弁で)熱く語られているので,
圧倒的に共感できて,自分のこととして納得できるからなのです。
板坂師匠は,過去にヤミ金などから1億円の借金をして,
倒産寸前までに追い込まれたにもかかわらず,
見事復活し,今も借金返済を継続しながら,
多くの中小零細弱小家業の社長の
コンサルタントとしてご活躍されています。
この強烈な失敗体験があるからこそ,
同じ境遇にある中小零細弱小家業の社長の苦難がよく分かり,
ご自身が体得した経営のノウハウを,
圧倒的な自信に裏付けられた自分のメッセージで表現できるので,
相手に共感されて伝わるのです。
さて,この本を読んで,私が得た気づきをアウトプットします。
まずは,人との出会いを増やすことの重要さです。
人生には何回か大きなチャンスが巡ってきますが,
そのチャンスの種は必ず出会った誰かが持ってきてくれます。
チャンスの種はいつも新たに出会った人が運んできます。
そのチャンスの種をつかんで,
次につなげられるかは自分の力量によりますが,
チャンスを与えてくれるのは必ず他の人なのです。
チャンスの種をつかむためには,
多くの人と出会った方が,確率があがります。
そのため,多くの人と出会うことが重要になります。
人は成長するから,付き合う人も,
自分を取り巻く環境も変わっていくのです。
自分のことを振り返ると,私は大学3年生のときに,
インターンシップで法律事務所で職場体験したことが,
弁護士になるきっかけを与えてくれました。
自分からインターンシップに応募して,
インターンシップ先の先生に出会わなければ,
今の自分はなかったのです。
今は,子育て中で時間的な制約がありますが,
タイムマネジメントをしっかりして,新しい出会いを創造していきます。
次に,経営は「想い」と「経済力」の両輪でうまくいくことです。
金儲けだけでは,会社の経営はうまくいきません。
社長が経営者としての自分の熱い想いを
見える化して公表していれば,社員や取引先に共感が生まれて,
経済力のトラブルが生じても協力者が現れて,
社長の覚悟が決まり,社長自身が変化して,苦難を克服できるのです。
板坂師匠は,
熱い想い→見える化→公表→共感→協力者→覚悟→変化
を「人生が変わる7つのステップ」と表現しています。
私は,自分が弁護士になろうと決意したときの熱い想いを,
今一度振り返り,自分の強みを掘り下げて,
見える化して公表していきます。
そして,知識を体験とミックスさせて智恵に変えることです。
知識をインプットして,頭の中で考えているだけでは,
時間だけが過ぎていき,機会を失うことがあります。
知識を借り物ではなく,確固たる自分のものにしていくためには,
自らの言葉としてアウトプットしていかなければなりません。
アウトプットした知識だけが,
自分の耳に帰ってきて頭の中の本棚にきれいに整理されます。
この作業を繰り返すから知識が自分の血となり肉となります。
失敗を恐れずに,行動しながら考えて,失敗から学べばいいのです。
まずは,動くことです。
私は,インプットが多い傾向にありますので,
ブログなどをつうじてアウトプットの比率をあげていきます。
人生をどう生きるかという根本的なところまで考えさせられる名著です。
中小零細弱小家業の社長の必読の一冊として紹介させていただきます。